少年自然の家から兜明神岳
- GPS
- 02:15
- 距離
- 4.0km
- 登り
- 258m
- 下り
- 248m
コースタイム
天候 | 晴れ 一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
姫神山下山後、盛岡西部広域農道から県道36号経由で国道106号に入り登山口のある区界高原へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎兜明神嶽登山口駐車場 兜明神嶽へは盛岡市と宮古市の境界にある区界高原が登山口となる。 区界高原へは東北道盛岡ICから約31キロ、約40分 区界高原から兜明神嶽に登るには三つの登山口がある 今回は区界高原少年自然の家事務所前を利用させていただいた。 ゞ莖高原少年自然の家 国道104号のトンネルを抜けた直後、道の駅の手前を左折すると少年自然の家を示す標識がある。 少年自然の家事務所前に数台駐車可能。 駐車する際には事務所に一声かけよう。 兜明神から岩神山への詳細なルートマップがもらえるほか、熊鈴なども貸与してもらえる。 トイレは事務所手前にあり水洗、水道、ペーパーあり 区界高原ウォーキングセンター 道の駅区界高原の先に『区界高原ふるさと自然の道』の看板があり、これに従って左折するとウォーキングセンター前に駐車場がある 舗装、区画あり58台 トイレはウォーキングセンター内及び駐車場横にありそれぞれ水洗、水道、ペーパーあり。 ウォーキングセンターにはコインシャワーもあり 3神社 道の駅から宮古方面に1キロ強先に兜明神岳の標識があり国道沿いの鳥居横と180m入った兜神社前に駐車スペースがある。 国道沿いの空き地は砂地、区画なしで約40台、兜神社前に土、区画なしで5台駐車スペースがある。 トイレは神社前にあり水洗水道あり、ペーパーなし ◎〜兜明神岳 野外活動のために整備されており登山道に危険個所はない。 ただ、野外活動のため多くのコースが整備され錯綜しており、国土地理院地形図だけでは判別しがたい。 少年の家やウォーキングセンターで詳細なガイドマップが用意されているので、利用したほうがわかりやすい。 ◎兜明神岳山頂 兜明神岳の山頂は蛇紋岩の岩盤が露出した岩峰である。 岩場取りつきから山頂まで標高差10メートルほどの垂直に近い岩場となっている。 とはいえ岩場に手掛かり足がかりは多く、実際に取りつけば意外に簡単にてっぺんまで登れてしまう。もちろん油断は禁物。 山頂は独立した岩峰であり、高度感たっぷり。 北に岩神山、南東に早池峰山を望み、その他和賀、岩手山、姫神山など360度のパノラマが広がる。 |
写真
感想
姫神山から下山してもまだ12時前。宿に戻るには早すぎる。
もちろん、姫神山からは昼前に下りることは想定済みで、アケボノソウが満開情報の七時雨山と盛岡と宮古の境界にある異形の兜明神岳の二つを『もう一個』の候補としてピックアップしていた。
午後からにわか雨の予報、腰痛がぶり返し気味で翌日はハードな岩手山ということも考慮に入れて、標高差の少ない兜明神に向かうことに。
盛岡と宮古を結ぶ国道106号線は何度も走っており、境界の区界高原から北に見える兜明神山にはいつも興味をひかれていた。
なだらかな高原の先に見えるちょっと大きめの『でべそ』
それが兜明神岳だ。
一本杉園地から盛岡西部広域農道、県道36号を経て国道106号に入り1時間弱で区界高原へ。
詳しい登山口など確認もせず、『区界高原少年自然の家』の表示に従って同施設へ。
ここは盛岡市立の児童生徒向けの野外活動センターでキャンプ場などが整備されている。
事務所で話を伺うと、ここに車を止めて登山してもいいとのことで、詳しいコースマップをいただきさっそく登山開始。
野外活動でも使われる登山道はきれいに整備され非常に歩きよい。
たださまざまなコースが錯綜していて、国土地理院の地形図だけだと徘徊したかも??いただいたコースマップがありがたい。
歩き始めて15分ほど出発時は晴天だったのがあっという間に雲が広がり雨が降り出した。
『引き返そうか??』と嫁に尋ねるが『私は晴れ女だから!!』。
幸い照葉樹林の中なので、濡れることもなく様子を見ることに。
と10分もたたないうちに雨はやんだ。
『私は晴れ女だから』
『ごもっとも!!』
見晴山からはその名の通り兜明神の『でべそ』と早池峰山が望める。
牧場跡と思われるスロープを登ると『かぶと広場』
『かぶと岩』への表示に従い樹林を一登りすると、『でべそ』の付け根に飛び出す。
でべそをよく見ると蛇のような文様。これは蛇紋岩ではないか??
でべその正体は早池峰山と同じ蛇紋岩の岩盤が露出したモノだった。
目の前に垂直に近く聳える岩の衝立。登れるんかな??
でも取りつけば手掛かり足がかりは十分で、いとも簡単に祠のあるてっぺんまで登ることができた。
頂上からの眺めはサイコーである。
北から東は岩神山など高原状の山が続きちょっと富良野や美瑛っぽい眺め。
南には早池峰山がそびえ、西には和賀から岩手山、姫神山を見ることができる。
当初は遠くで『ごろごろ』という音が鳴っていたが、時間とともに青空が広がってきた。
しつこく聞かされる『私は晴れ女!!』
30分ほどでべその上で過ごした後、のんびりと帰還。
と、登山口のすぐ手前で雨に濡れた地面で滑ってしりもちをついてしまった。
油断大敵。
少年自然の家スタッフの方の話では、10月半ば紅葉の季節に登れば足もとに広がる錦の絨毯の眺めは特筆ものだという。
あと、早池峰山に雪が残る早春もいいということだった。
今回は「ついで」で登った感じだけど、岩神山までしっかり歩きたい山だ。
宮古のおいしい魚とセットで旅するのもいいかもしれない。
下山後は盛岡のルートインに戻り、翌日の岩手山に備えた。
コメント
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今回は、四連チャンでしたか。
連日、青空が見え『晴れ女』 の奥様がご一緒で羨ましいです。
坐骨神経痛の方はお大事に。私の山仲間にも坐骨神経痛持ちの方がいますよ。
岩手山のレコも楽しみにしております。
hikeさん、晴れ間を求めて右往左往です。
腰痛はいかんともしがたいですが、ケンカしないように付き合ってゆきたいと思います。
岩手山、写真撮りすぎて整理が大変です。
match1128さん
参考までに最終レコで今回の山行の全行程( )を簡単にまとめて頂けませんか?
それぞれのレコで見ればわかるのですが、 勘が無い私にはイマイチ全体像が掴めません。
4連続東北 ツアーの凄さもmatch1128さんファンに伝わりますよ
hamburg
渋描き隊長、了解しました。
岩手山の巻末にて簡単にまとめてみます。
区界高原は聞いたことがあります。私は2年くらい前の5月に岩手遠征しましたが、岩手山、早池峰山、八幡平などを登り、大船渡で涙し、平泉で何だこんなもんかと思いそそくさと東京に戻りました。次回岩手方面に行った時のために、match1128さんのレコを読みながら、引き出しの中身を増やしていきます。
標高のわりに展望の良い山ですね。
確かに、でべそですね。安達太良の乳首にも似てると思いました。
岩手山はどこから登られたのか楽しみです。馬返かな?
追記:
ガーン!今見たら馬返ってなってました。後出しじゃんけんみたいですけで、後出しではないんです。単に私が馬返から登ったのでそう思っただけです。
mtkenさん、こんにちは。
区界高原を通る国道106号宮古街道はドライブや観光などで何度も通り、そのたびに見える兠明神が心に残っていました。
関東に住む身としては、当然岩手山や早池峰山など百名山を中心いメジャーな山をたどるのが効率がいいんでしょうが、私はヤマケイの分県ガイドや日本の山1000などで、全国的にはマイナーだけど地元では名山的な山も登ってみようと思っています。
兜明神岳とは全く存ぜぬ山でした。
標高は大したことがないのに、確りした岩場があったり、急坂だったり・・・標高だけでは語れぬ山は多数ありますね。
北ア・南ア周辺ならいざ知らず、東北では2000mを超えるだけでも大変なものですから
追記:
ガーン!今見たら、kenさんも乳首山って・・・
隊長
隊長こんにちは。
関東では知名度が低いんでしょうが、東北100名山や日本の山1000に選ばれているように岩手では非常に有名な山です。
確かに安達太良の乳首に似ていますが、生成の経緯は全くことなります。
乳首は焼岳のドームと同じで溶岩ドームが冷えて固まったものです。
でも兠明神は隆起した準平原で、回りの土が流出して硬い岩盤だけが取り残されてできたものです。
matchさん こんにちは。
大岳山とは違うデベソですね
区界駅から歩ける山ですが、盛岡からバスで行った方がアクセスが良いとは
ローカル線ならではですね。
紅葉時は混むでしょうから残雪期に訪れたいですね
niiniiさん、こんばんは。
大岳山は「キューピー山」ですから。
区界に止まる山田線は上下それぞれ3本、合わせてわずか6本
一方盛岡宮古間の岩手県北バスは1日17往復
これじゃあ勝負になりません。
でも山田線は全国屈指の秘境駅が並ぶてっちゃんにとっては垂涎の路線でもあります。
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