⛺️−17℃のテン泊＊稲子湯〜黒百合平

2023年01月28日(土) ~ 2023年01月29日(日)

• GPS: 09:40
• 距離: 12.5km
• 登り: 971m
• 下り: 952m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:21
• 休憩: 0:28
• 合計: 4:49

9:45 ミドリ池入口
11:07 11:09 こまどり沢水場
11:19 11:24 こまどり沢看板
12:04 12:05 しらびそ小屋
12:09 12:10 ミドリ池
12:15 12:15 中山峠・本沢温泉分岐
13:30 13:38 中山峠・みどり池まで40分道標
14:18 14:29 中山峠
14:34 黒百合ヒュッテ

2日目

• 山行: 3:39
• 休憩: 1:15
• 合計: 4:54

7:38 黒百合ヒュッテ
7:46 7:49 中山峠
7:52 7:54 見晴らし台
8:02 8:02 中山分岐
8:22 8:22 中山
8:24 8:32 中山展望台
8:35 8:35 中山
8:49 8:53 中山分岐
8:58 8:58 見晴らし台
9:18 9:34 中山峠
9:54 9:54 中山峠・みどり池まで40分道標
10:28 10:30 中山峠・本沢温泉分岐
10:34 10:45 ミドリ池
10:42 11:09 しらびそ小屋
11:26 11:27 こまどり沢看板
11:34 11:35 こまどり沢水場
12:29 ミドリ池入口

天候

晴れ時々曇り
夜に降雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

🚙稲子湯上の駐車場に駐車:
キャパは10台ほど。9:30に到着して最後の一台でした。トイレなし。
141号から小海リエックスを経由する林道を利用しました。
28日は前日の降雪で路面に雪。29日は融雪していましたが、スタッドレスは必須です。

コース状況／危険箇所等

遅い出発のため、トレースは終始しっかりでした。
中山峠直下はかなりの急坂のため、ピッケル使用が安全。ピッケル不携帯だった為、やむなくストックと登りはチェーンスパイク、下りはアイゼンで歩きましたが、準備不足は反省点。
[黒百合平⛺️]テントひと張り500円。利用料1人1000円

写真

晴れだけど、気温と風が半端ない天狗岳の天気予報

1/28 8:35

前日の降雪で、麓の道路はこんな

1/28 9:47

唐沢橋を渡ってスタート

1/28 11:18

時間が時間なので、トレースバッチリ

1/28 12:01

雪山は青空でなくっちゃ

1/28 12:04

ミドリ池に到着。ここまでのルートを楽しまれるトレッカーさんも多数

1/28 12:03

可愛いしらびそ小屋

稲子岳と青空の絶景に感動

1/28 12:16

本沢温泉との分岐を中山峠方向へ

1/28 12:34

トレースはこんな感じ。先行者はピストンの方が6人ほどいらっしゃいました

1/28 13:04

2200m辺りから本気モードの登りに

1/28 13:29

稲子岳の登り口。積雪期にも登ってみたい

1/28 14:00

中山峠が見えてきた辺りから、激急斜面😨

1/28 14:02

緊張しながら登っています。鎖が半出のところもあり、今回の核心部でした

1/28 14:19

中山峠に登り上げましたが、ホッとする間も無く、強風が待ち受けており

1/28 14:19

中山でテン泊予定でしたが、寒さと強風と重い荷物に中山まで進む気力をそがれ、黒百合平でのテン泊に変更

1/28 14:29

中山峠を後にして

1/28 14:32

黒百合平に向かう。この時を思い起こすと、寒くてこの時、せっかくの青空を楽しめなかったな

1/28 14:41

間もなく黒百合平に到着したが、寒さから逃れられるわけではなく

1/28 15:17

各自テントを張って、ほっと出来る場所の確保と、防寒着とカイロで武装

1/28 15:18

15時で気温は-12℃

テント内を整えたりモタモタしている間に、気付けば外は八ヶ岳ブルー✨

1/28 16:23

1/28 16:23

Gちゃん曰く、黒百合のテン場もさすがに空いてるねー

1/28 16:23

1/28 16:24

16:30の気温は−5℃
さがる〜よさが〜る、気温はさがあ〜る♬

1/28 16:27

温まるにはこれが1番😋

1/28 19:48

鍋を終えてソロテンにもどったら、コレでした

1/28 20:06

おやすみの頃20:00には−16.5℃。この後−17℃がマックスでした

1/29 5:38

おはようございます。
ラーメンに入れようと思って持ってきた生卵が凍結😢。シュラフにいれて寝る勇気は無かったから仕方ない

1/29 6:52

綺麗🥰

1/29 6:53

頑張った甲斐があったと思うひととき

1/29 6:59

イェーイ、下山出発

1/29 7:42

中山はどんな状態か立ち寄ってみます

1/29 7:54

天狗岳山頂は雲にのまれています

1/29 7:54

風も強い

1/29 7:57

断崖の向こうに稲子岳

1/29 8:08

林中は風も無くいいかんじ

1/29 8:14

ここを登ると

1/29 8:40

晴れていれば奥秩父が見渡せる素敵なトコロ

1/29 8:36

中山山頂は樹林内にひっそりと

1/29 8:25

西側に抜けると中山展望台
例によって風がひどい

1/29 8:30

幸い、雲が切れて中アルプスだけがご登場‼️。写真を撮る間にも、鼻がもげそうになるし

1/29 8:31

他は真っ白で眺望なしなので

証拠写真を撮ったら、早々に撤退

1/29 9:00

復路でも、天狗岳の姿はこれが限界

1/29 9:22

中山峠直下の核心を慎重に下りる

1/29 9:30

いつもながら、大変な斜面を大変に撮るのは難しい

1/29 9:30

でも一晩悩んだほどではなく

1/29 9:32

難所は通過して

1/29 9:34

稜線から少し下れば

1/29 9:34

状況はとても穏やかで

1/29 10:06

雪山を楽しく感じながら歩きました

1/29 10:37

ミドリ池に戻っての

1/29 10:45

10:30でも−13℃はそんなに寒くなかったな

1/29 12:12

無事下山。お疲れさまでした

1/29 18:26

低温を実感した品々:下山後に食べようと車に置いて出かけたバナナとみかんはカッチカチ。凍結生卵は帰宅しても未解凍だったので殻をむいてみた。パンも硬くで食べる気になれず、お持ち帰り

撮影機器：

PowerShot SX620 HS CANON

装備

備考

ザック重量14.5kg。
ワカン、アイゼン、チェーンスパイク、水1.5ℓ、お湯500mℓ、
基本装備＋(ネックウォーマー、200デニールウール長袖、シートゥーサミットエアマット)、カイロ8枚でギリギリの温かさ

🚙その他6000円

感想

taromii

初めての雪山テン泊をしたいMさんと登る、というのが今回の目的。寒気が入り甲信広範囲に久々に降雪。晴れてモフモフも期待できる八ヶ岳に行き先は決定。しかし天狗岳山頂の天気予報が予報するのは「強風」と「最低気温−20℃」。2年前に西駒ヶ岳の石室で-16℃は経験してるけれど、テン泊だったらどんなだろう、と未知の世界に身構えながら出発しました。

駐車場からキレイな雪がお出迎え。ミドリ池ではそびえる真っ白な稲子岳と青空のコラボの絶景にアゲアゲ😊。中山峠までの登りもトレースバッチリで順調に進んだけれど、峠直下の足元悪い激急斜面が結構難しく、疲れと寒さもあってか、到着した峠の強風にメンタルやられました。

ここで中山樹林内でのテン泊、の当初の計画を断念。強風を懸念して、黒百合平での⛺️に変更となりました。

黒百合平での気温は最低−17℃まで下がり、小屋泊の登山者がちょっと羨ましかった。それでもカイロ8枚に助けられてテント⛺️で一夜を過ごすことができました⛄️。

正直言って、1月の八ヶ岳を甘く見ていました。厳冬期の稜線の厳しさが身にしみました。
体力メンタル面で発見、学ぶことが続出でした。寒さや装備の不備で弱気虫に支配された自分。。メンバーの存在に助けられました。ちなみにMさんは寒さをものともせず、で凄かった。
季節に合った計画でなかった、ピッケルを持たないなどの装備の不備は反省点となりました。

だけどサラサラモフモフの雪、青空と霧氷は最高でした✨。雪山はホント美しい。

メンタルは負けてたけど、達成した事実は自分への自信になりそうです。
山中では、もうこんな寒いのは無理〜😰と思っていたけれど、今はまた挑戦してみたい気持ちに、なってイマス😊。

コメント

yamanekopipi

taromiiさんこんにちは

さすが八ヶ岳、強烈でしたねー！
よくぞご無事で！
殻をむかれた凍結生玉のその後が気になってしゃぁないです（笑）

taromii

yamanekopipiさん
コメントありがとうございます。

いえいえ、昨冬のpipiさんの遠見尾根に比べたら、今回のテン泊は赤ちゃんみたいなものですよ。。

殻をむかれた凍結生卵は、ゆで卵のような顔をしていましたが、垂れない生卵を手にするのは不思議体験でした。そのまますき焼きに投入したら、味たまごみたいな仕上がりでしたよ。