谷川岳(マチガ沢本谷)
- GPS
- 05:13
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,398m
- 下り
- 1,386m
コースタイム
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 5:41
天候 | 快晴、稜線風やや強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
50センチのまとまった降雪から丸2日。その後も少し降雪あり。晴れ予報だが、午後から昇温。さらに、マチガ沢本谷は日射の影響を受けやすい南から東面。ということでロープウェイを使わずタダで登る。前日はロープウェイが火曜の定休日。くるぶしほどのラッセル。暗闇の中、ヘッデンで田尻沢コース末端を照らすと、スプリットのトレース。どこを滑るのか気になるが、ありがたくなぞる。斜度が上がるとコース整備が入っておりラッセルなし。整備中の天神平スキー場を通過。ここから、またラッセル結構深い。尾根上も思ったより雪が付いており、風の影響はそこまで大きくなさそう。クトーも結局、使わなかった。日の出を浴びながら順調にトレースを追う。モルゲンロートの俎堯N農に出て標高を上げていくと風が強まる。天狗の溜まり場で先行のボーダーに追いつく。2日前にもマチガ沢を見に来たという。その時は本谷のライン上にクラックが入っていたらしい。ここから申し訳程度にラッセルを変わる。四ノ沢エントリーから対岸の本谷を望む。四ノ沢と同じく、上部にはたっぷり雪が付いている。核心のノドは見えない。トマの耳からも見下ろす。ノドは見えない。見える範囲の雪が硬いということはなさそうだ。薄く雪をかぶったクラックもサイドから余裕を持ってかわせそう。ボーダーは四ノ沢を選択。自分は当初の予定通り本谷に。トマの耳からボーダーが勢いよく縦に板を落とす様子を拝見。アイゼン、シートラでオキの耳へ。稜線直下で雪を掘ってみる。降雪+風雪で1メートルくらいは新雪。少しスラフが出そうな結合だが破断はしない。スタートは見た目通りバフバフ。南向きから一気に90度角度を変えて核心のノドへ。その瞬間、結構なスラフが出たので沢芯を外してやり過ごす。かなり狭く、ところどころ硬そうな場所も目に入ってしまったので、一気に通過はできず。ノドを過ぎると、面ツル。とはいかなく、非常に複雑な雪の造形。沢芯はスラフが溜まってバフバフだが、すこし外すと氷化しているところも多い。ヒダのようになっていて、かなり神経を使う。斜度は四ノ沢よりきつく、三ノ沢と同じくらい。ただまっすぐ落ちる三ノ沢より地形と雪の状態が込み入っている。中間部より下は埋まりきらない大量のデブリ。1月中旬の昇温が影響しているのだろうか。うまく滑れたとはとても言えないが、やはりアルパイン滑走の達成感は何ものにも代え難い。
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