横岳〜赤岳
- GPS
- 08:30
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,411m
- 下り
- 1,395m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好。 |
その他周辺情報 | 下山後、甲斐大泉のカフェレストラン煙の木で食事し、パノラマの湯(830円)を利用。 |
写真
感想
日帰りでがっつり雪山を楽しみたいと考え、谷川岳の西黒尾根を初め企画したのですが、天候の回復が遅くなりそうな予報のもと諦め、杣添尾根から赤岳を目指すルートに変更しました。
前日まで仕事が忙しく、約1時間の仮眠ののち行動を開始しました。樹林帯を抜けたところで日の出を迎えたいと思い、逆算して、4時のスタートでした。10台ほどしか停められない登山口の駐車場は、出発の段階で満車でした。
暗い中、歩みを進めていきます。トレースはしっかりとあり、歩きやすい道でした。が、下りや平坦な場所のない登りが延々と続きます。6時頃樹林帯を抜け、振り返ると、焼け始めた群青の空と雲海が広がり、絶景でした。南側には富士山も見えます。その後、みるみる明るくなっていって、モルゲンロートで紅く染まった赤岳を撮影したり、日の出を撮ったり忙しかったです。写真好きにはたまらない、贅沢な時間でした。
これまで、赤岳に登る際には美濃戸口からの登山道しか利用したことがありませんでした。今回初めて、杣添尾根を登りましたが、非常によかったです。東側に伸びる尾根なので、美濃戸側とは違って日の出時の美しい光景が堪能できます。横岳・赤岳へのアクセスも短く、日帰りが十分可能なので、これからも利用したい登山道でした。とは言え、横岳にダイレクトにつながる尾根なので、なかなかの急登なのは間違いなく、冬靴とアイゼンを履いた重たい足にはかなりの負担でした。
横岳直下まで来ると、それまであったトレースがなくなっていました。両側に雪庇も見られましたので、慎重に進んでいきます。ラッセルというほどではないですが、ところどころ膝くらいまでの深雪を踏みながら、横岳への急登を上がっていきます。
横岳から赤岳までは、しばらく狭い岩稜帯を歩くことになるので、ここは注意が必要です。でも、稜線上からは360度見渡せて気持ちがよかったです。赤岳や阿弥陀岳の迫力ある姿はもちろん、北アルプス、御嶽山、中央アルプス、南アルプス、奥秩父、浅間山、北八ヶ岳などなど、見える山を挙げたらきりがありません。
杣添尾根を登ってきただけでも脚への負担が相当だったのに、赤岳への登りもまた難儀でした。時々絶景に癒しを求めながら、がんばって登っていきます。日曜だったので登山客は多く、山頂もにぎわっていました。とにかく快晴で風もそこまで強くなく、気持ちよく過ごすことができました。
下山は、地蔵ノ頭まではあっと言う間に下ることができ、登りのつらさが嘘のようでした。しかし、また横岳への登り返しがきつく、こんなに下ってきたっけと思うほどでした。杣添尾根への分岐まで戻ってきたときには、相当な疲労がたまってしまいました。しかし、まだ長い下りが残っています。朝と違って、トレースがしっかりできていたので、もうあとはひたすら下るだけ。景色がなくなった樹林帯が長くつまらなく感じてしまいますが、ご飯と温泉を楽しみにどんどん下っていきます。
下山後、急いで支度して車に乗り込み、甲斐大泉の鰻屋さんへ向かいました。関西風の鰻が食べられるとのことで楽しみにしていたのですが、着いたらまさかの冬期休業中。これを楽しみに下山をがんばったので、とても残念でした。しかたなく隣のカフェレストランで遅い昼ご飯をいただきました。親戚のおばさんの家に来たような、非常にアットホームな雰囲気、そして家庭的な料理でした。その後、甲斐大泉温泉パノラマの湯(830円)につかったのち、帰京しました。
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