鳥甲山
- GPS
- 08:14
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,431m
- 下り
- 1,430m
コースタイム
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 8:15
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
前日の夕方まで別山域への山行を考えていたが、最深の予報を見ると悪化傾向。あらためて各地の予報を見ると奥志賀や谷川方面が良さげ。先週に苗場山の雪を確認しており、その後の気象情報もチェックしていたこともあり、鳥甲山にいいタイミングではないかと計画。過去2回はいずれも途中までで山頂まで行けていない。今回はなんとかなるだろうか。
林道を歩き始めるも雪はあまり多くない。かと言って少なくもない。時期が早いためか、以前は沢からのデブリが林道を埋めていた箇所もまだデブリなしですんなり進める。黒木尾根への取り付きは雪が少ないこともあり悩ましい。適当なところを見定めて急斜面に取り付く。尾根に乗ってからは暗闇の中をすねラッセルで黙々と進む。シールがよく効いて快適な登高。
鳥甲山の醍醐味はやはり朝日に染まる雪襞の撮影。ある程度標高をあげないとヤブに阻まれて白側の良い撮影ポイントがない。高度を上げるべく闇夜のラッセルに精が出る。先週苗場山に行ったときには咳が止まらずゲハゲハむせ返りながらの山行だったが、その後医者にかかると軽い肺炎との診断。だいぶ良くはなったが、こんなことしててもいいのだろうかと軽い疑問がよぎる。
やはて空が白みはじめ、白瑤両緝瑤ら日差しが当たり始める。多分そうだろうとは思っていたが、今年の雪の降りでは雪襞の発達もいまいちで厳しさや迫力を感じられない。とは言え美しいことに変わりはなく、写真を撮り続ける。
ある程度日が昇って光が柔らかくなってきたところで登高再開。雪が硬くなることもなく快適なすねラッセルのまま稜線まで。以前はこの先の山頂までの細尾根の急登でクラックやらなんやらで引き返していたが、今回は雪付きは良さそう。細い箇所の急登も無理やりシールのまま。山頂から眺める苗場山はなんとも言えないシルエット。赤側への斜面も美しい。
過去2回は黒木尾根ピストンで下ったが、今回は最近の気象情報と登高しながらの雪の状態の感触から、沢に入ってみることに。山頂から赤沢に入るとスラフが流れるも、やり過ごしてから凸状の地形に滑り込む。標高1700m弱で傾斜が強まり沢幅も狭まる。恐る恐る滑ってみるが、1500mあたりまで下った合流点のあたりでさらに傾斜が増して細くなる。日差しを浴び続けている対岸からは時折スラフが落ちている。悩んだが登り返し決定。急いで支度をしてからこの日一番の渾身のラッセルで50mほどを登り返してからトラバースして尾根へ復帰。あとは不安もなくなり快適下山。
とりあえず鳥甲山も満足な気もするが、まだまだ雪襞のいい写真が撮れそうな期待もあり、白側の斜面に入ってみたいという誘惑もあり、また足を向けることになるかもしれない。
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