【赤岳は赤かった! 八ヶ岳南部周回】 舟山十字路から権現岳〜赤岳〜阿弥陀岳

- GPS
- 32:09
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,210m
- 下り
- 2,206m
コースタイム
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 7:41
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 7:52
| 天候 | 二日間とも快晴。二日目は終日,薄手長袖シャツのみで行動。 二日目朝5時頃のテント内での気温は摂氏2度。それほど寒くありませんでした。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・ 自宅を午前1時に出発。この日は時間に余裕があったので,笠間西ICまでは国道50号経由で行きました。笠間西ICには01:45着。ここから北関東道〜上信越道を197卅行し,佐久小諸JCTから建設中の中部横断道に分岐。04:10頃佐久南ICから国道142号へ。浅科温泉の先のセブンイレブンで食料調達&朝食休憩。その後,大門街道を走行し,舟山十字路には,06:10頃到着。 ◆復路 ・ 舟山十字路を14:50頃に出発。往路では通らなかった,新しい道「八ヶ岳エコーライン」を走行して大門街道へ。このエコーラインは,八ヶ岳の眺めが素晴らしいうえに,走りやすくて快適ですね。また,白樺湖の先でビーナスラインに乗り換え,佐久南ICへ。このルートは往路よりも10勸幣綏佻が短縮されるので,オススメです。佐久南ICには16:10頃着。上信越道〜北関東道を走行し,水戸南ICには18:40頃到着。その後買い物をして,自宅には19:10頃に戻りました。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
特に気になった点など。 ● 舟山十字路について ・ 丸山別荘地から舟山十字路へ至る林道は,舗装工事中のため,現在,通行止めです。迂回表示板に従って迂回し,ダートの林道を進むと,途中で元の林道に合流し,そこからは簡易舗装の走りやすい路面となります。 ・ 舟山十字路には,10台+α程度の駐車スペースがありますが,私が駐車したときは,自分の車を含めて3台でした。下山時も7台とスペースに余裕がありました。 ● 西岳への登山道について ・ 西岳への登山道入口は,表示が無く,わかりにくいです。舟山十字路から林道を東に進み,水場を過ぎてから南東にしばらく歩くと沢を2回渡渉するところがあります。その先にクサリで進入禁止となったゲートがありますので,これを越えれば広河原です。ここのゲートの先,すぐ右手に踏み跡があります。ここが入口です。標識はありません。なお,「旭小屋」の指導標がありますが,これに従って進んではいけません。 ・ 第五配水池からの登山道と合流するまでのトラバースルートは,足元が切れ落ちていて,転倒すると危険な場所があります。要注意。ここを過ぎれば,西岳まで危険なところはありません。カラマツ林の中の,気持ちの良い登山道です。初心者にも安心。 ● 水場について ・ キレット小屋の水場は涸れていて採水できませんでした。キレット小屋では,テン泊者にも,「要煮沸」の水を一人2リットル無料で分けていますが,小屋が閉まってしまえば,このサービスもありません。そのため,青年小屋手前の「乙女の水」で採水していくことをおすすめします。私も念のため,ここで2リットル水を汲んでキレット小屋に向かいました。 ● ギボシへの登りルートについて ・ 特に難しくはありませんが,後半はクサリ場が続きます。ノロシ場を過ぎると,傾斜もきつくなるので,焦らず,のんびり歩きましょう。晴れていれば,展望が素晴らしい。 ● 権現岳からキレット小屋まで ・ 最初の「源治梯子」の下りは,高度感があるので注意が必要ですが,梯子自体はしっかりしています。その先の旭岳〜ツルネの稜線も,最初のクサリ場さえ通過してしまえば,心配するようなところはありません。常に赤岳や阿弥陀岳を正面に見ながらの,胸のすくような縦走ルートです。 ・ ただし,稜線からキレット小屋へと下るところは,斜面が崩れていて転落に注意が必要です。クサリが付いているので,バランスを確保しながら慎重に。 ・ キレット小屋のテン場は狭いです。フラットな場所は7張り程度でしょうか。今回は4張りだったので,皆さん快適なサイトに設営できましたが,連休など混雑する時期には,早めに到着するように心がけないと,悲惨なことになります。 ・ 小屋のテン場から望む赤岳は大迫力です。今回は,この眺めを楽しむためにテン泊しましたが,夕照に赤く染まる赤岳を見ることができて,大満足でした。 ● キレット小屋から赤岳山頂まで ・ 今回のルートの核心部分です。標高差395辰竜渕侈未魄豕い謀个蠅泙后4箴譴療个蠅覆里如ね鄒个僕彙躇奸ヘルメットを付けている方も多かったです。 ・ ただ,手がかり・足がかりはたくさん有り,歩いてみれば,それほど難しい登りではありません。下りのほうがいやらしいと思います。 ● 赤岳山頂から阿弥陀岳まで ・ 阿弥陀岳へは,上ってきたルートを3分ほど戻り,分岐標識から西に岩場を下ります。クサリの連続ですが,慎重に下れば,それほど難しくはありません。 ・ 問題は,斜度が緩んできてからの,小さな岩が堆積する文三郎尾根分岐までの下りです。慎重に下っているつもりでも,3度ほど転倒しそうになりました。ここは,雪で固まっていた方が歩きやすいのではないでしょうか。 ・ 中岳への登りはわずかなので,それほどきつくありませんが,中岳ノコルから阿弥陀岳への登り返しはかなりの急登。きついです。テント装備だったので,コースタイム25分では登れませんでした。 ● 阿弥陀岳から舟山十字路まで ・ 山頂から不動清水までの前半部がかなりの急な下りで,体力を消耗します。クサリやロープが有り難かったです。これが無ければ,さらに苦しい下りとなったでしょう。不動清水まで標高差525辰任垢,私の場合,1時間半もかかりました。重装備では,バランスを保持するのに体力が要りますね。 ・ 不動清水から先は,これまでと打って変わって歩きやすい登山道となります。はじめはシラビソとカラマツの混成林の中のフラットな道。美濃戸分岐を過ぎると,カラマツ林の中の足に優しい傾斜の緩やかな登山道となり,最後は林道歩きです。 |
写真
感想
赤岳山頂の動画です。
・ 8月は週末ごとに天候不順となり,毎年欠かさなかった中部山岳のテント山行ができないまま終了してしまったので,欲求不満を解消するため,天気の良さそうなこの飛び石連休に,以前からいつでも実行できるようにプランを立てておいた,八ヶ岳南部周回ルートを歩いてきました。
・ 幸い天候は,二日間とも快晴&微風の絶好の登山日和。赤岳山頂で一緒になった方も,「このシーズンで最高の天候だ」と仰っておられました。
・ 西岳から望む迫力あるギボシの姿や,権現岳山頂の素晴らしい展望,キレット小屋へと向かう尾根から望む赤岳や阿弥陀岳の惚れ惚れするような眺めなど,とても満足度の高い山行ができました。
・ 特に,キレット小屋のテン場から望む,夕照に染まった赤岳の姿は忘れられないものとなりました。このテン場から望むダイナミックな赤岳の雄姿は,ここ以外では味わうことのできないものです。テントの中からでも,赤岳の姿を望むことができます。
・ もちろん,赤岳山頂や,阿弥陀岳山頂からの展望もナイスです。1泊2日のミニ山行ですが,南八ヶ岳の魅力が満喫できる,素晴らしいルートでした。このルートを日帰りで周回する方も多いようですが,是非,テント泊で味わって欲しい味わいのある縦走ルートでした。テン泊装備で一日6〜7時間の縦走なので,私のようにスピードもスタミナも無いオヤジでも無理なく歩けます。
・ なお,写真はスライドショーでご覧頂くと,ひととおり雰囲気がわかるように整理してみました。超広角レンズや中望遠レンズなどを使い分けて表現してみましたので,よろしければ,スライドショーでご覧下さい。
りきまる















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