秋の気配の両神山 日向大谷口〜八丁峠〜坂本
- GPS
- 09:09
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,764m
- 下り
- 1,879m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
道の駅 両神温泉薬師の湯へ駐車 ▼日向大谷口登山口まで往路 小鹿野町営バス 06:10 薬師の湯 → 06:45 日向大谷口 200円 ▼坂本登山口から復路 西武観光バス 16:30 坂本 → 17:00 小鹿野役場 520円 小鹿野町営バス 17:30 小鹿野町役場 → 17:44 薬師の湯 200円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼東岳〜八丁峠 クサリ場の連続。アップダウン多し。 ▼八丁峠〜坂本 各登山口に案内の通り、坂本ルートは一部登山道が崩壊していて不明瞭。 |
その他周辺情報 | ▼下山後の温泉 道の駅 両神温泉薬師の湯 大人600円 |
写真
感想
ハードなクサリ場があるという両神山。ずっと「晴れたら行きたい」と思っていた。紅葉には早いけれど、涼しくなってきたのでいよいよ決行です。
行くとすれば表参道でもある、見所の多い日向大谷口から登りたいが、八丁尾根の東岳〜西岳間を歩かずには両神山を制覇したとは言えない(気がする)。日向大谷口から西岳までのピストンも考えたが、それでは芸が無い。そこで…まず起点を道の駅にする。両神温泉薬師の湯には小鹿野町営バスと西武観光バスが乗り入れていてどこからでも戻れそうだ。始発の日向大谷口行きは6:10発だから7時までには登山開始できる。ではどこへ下りてどう戻るかだが…1つは八丁峠から上落合橋へ下山し出合まで歩くルート。これは八丁峠からバス停まで2時間半掛かるうえ行程の4/5が車道歩きになる。薬師の湯へ戻って来るのが18:40くらい。秋の祝日の日帰りとしては現実的ではない。もう1つは八丁峠から坂本へ下山するルート。CT1時間50分となっているが、登山道は一部崩落していて不明瞭なところがあるらしい。…帰って来れるのか?
「どっちがいい?」ってnzchchさんに訪ねたら、坂本へ下山ですって。不明瞭ルートへ、さあチャレンジです!
関越道はムダに蛇行しているので、中央道を利用。八王子ICで下車してあとは一般道。高速道路を利用するのと大差なく道の駅両神温泉薬師の湯へ到着。始発バスが来るまで車中泊。朝5時起床。のんびり準備していたらバスが来るギリギリまでかかってしまった。始発に乗ったのは我々2人だけ。道の駅には車が10台くらい停まっていたのにな、みんな別の用事があるのかしら?
愛想の無い運転手だったが、200円で登山口まで行けるのだから有り難い。町営バス最高!
7:45日向大谷口到着。バス停の並びの駐車場はあと2台で満車だ。登山口の階段を上がって両神山荘へ出ると犬がいた。
私が「ポチか?ポンか?」「ポチか?ポンか?」と犬に向かって連呼していると
「ポンですよ」との声。たぶん山荘の主。「下の駐車場へ置いた?」と聞かれたので
「始発のバスで来ました。乗っていたのは私たち2人だけ」と答えておく。
…きっと駐車場代を取り損ねないように見てるんだな。
日向大谷口ルートは古くからの参詣道らしく、ちゃんと踏み固められた道は歩きやすい。丁目石や仏像もあって飽きないしクサリ場も難しくない。あまり急でもないのでついつい早く歩いてしまいそうだが、今日は坂本へ下山後16:30のバスに乗る。早く着いてもやることが無いので“ CTよりゆっくり歩く ”ことが命題だ。…これは…結構辛いw。時間があるので途中、白藤の滝へ下りてみました。踏み跡が薄く、滝壺を見て戻って来るときに、踏み跡を見失って少し迷いました。
山頂に到着すると意外なことに紅葉がもう始まっていた。山頂は狭く、10人もいればいっぱいだ。いよいよここから八丁尾根へ。両神山頂からはいきなり急なクサリ場を下る。破線ルートの天武将尾根が前東岳あたりで合流するらしいが全く気付かず。気がつけば東岳。ここは狭いながらも休憩用テーブルもある。ピークの端で私たちも昼休憩した。西岳へは“ これでもか ”というくらいクサリ場の連続。ホールドはしっかりあるのでクサリに頼らなくても通過できるが、ひとつひとつが長いので、往来待ちが長くなる。ヤセ尾根もあり、なかなかゾクゾクするルートだ。龍頭神社の奥宮まで来ると西岳は目前。さらに長いクサリを下りて最低コルへ。風の通り道になっていて涼しい。今度は一気にクサリを登ってしばらく行くとやっと西岳。
いやあもう結構。クサリ場、お腹いっぱいです。
しかしクサリ場は終わらない。だんだん飽きてきた。冗談を言いながら、なんとか集中力を切らさずに八丁峠へ。もうしばらくクサリはいいです。
最後の難関、八丁峠からは道が不明瞭な坂本方面へ下山。しょっぱなから踏み跡が薄いですが、途中から崩落・倒木のオンパレード。ピンクテープがなかなか見当たらなかったり、ピンクテープの木自体が倒れて全くルートじゃないところにあったり、ルートなんだけど完全に崩落したザレ場とか。
ようやく八丁尾根を越えてきたのに、まだこんな苦労をしなきゃいけないのか!
ピンクテープ切り株につけてあっても、遠くからじゃ見つけられないです(涙)
まあそれでも坂本BSへ到着。バス待ち30分。完全に予定通り。
…畑仕事してるおばちゃんに頼んだら、家のビール分けてくれないかなー。
なんてことを妄想してしまう。
…ここに自販機あったら絶対買うよー。コーラ売れるよー。
シュワシュワな飲み物を今すぐ飲みたい。それぐらい疲れた。「いやぁ〜楽しかったねぇ〜」と何度もnzchchさんに同意を求めるも「今年はもう登山終了でいい」って言わせるくらい追い込んだ山行になってしまいました。
あとは西武観光バスに乗って終点の小鹿野役場まで(役場より手前のBSで降りたら酒屋さんがあったんだよね…)。乗り換えて小鹿野町営バスで薬師の湯まで。復路の町営バスは運転手さんも気さくな方で「ワイン樽が見えている」なんて話していたら「あれは秩父ワイン。入賞もしている美味しいワインですよ」と教えてくれた。う〜ん、時間があったら買って帰れたね!
薬師の湯で汗を流したら、日もとっぷり暮れていました。
ハードな山行だっただけに、夕食はガッツリ食べたくて…ステーキのどんw
ビールは家に帰るまでお預けだったけど、肉はきっちり補充いたしました。
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
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