記録ID: 5177196
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山滑走
妙高・戸隠・雨飾
鉢山のコルまで新雪求めて
2023年02月12日(日) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:09
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,215m
- 下り
- 1,202m
コースタイム
天候 | 晴れ後きくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
焼山温泉からツボで歩いて早川沿いの入口からシール歩行(標高365m)。 ピーカンの天気で雪はすでにカチカチ。 スキー場跡を抜け雪上車のトレースを歩いていく。 今日は標高差で1000m近く上げるが距離が長いのと複雑な地形が特徴。 鉾ヶ岳、阿弥陀山、烏帽子岳の山並みに朝日が当たり出す。 広大な平原から杉林に入る。標高590mで林道を離れトレースを追う。 アケビ平へ(標高600〜650m)。雪は相変わらずカチカチ。 やがて勾配が増しひと登りで昼闇谷に到着(標高750m)。 東側の斜面をトラバース気味に谷底に下りて対岸へ登り返し。 カチカチなので皆慎重でした。 広い平原を詰めると二回目の谷のトラバース。 休憩後、クトーを付けてトラバース。ここは少し長かったが安心して通過。 谷間は一部底が見えていたが、雪が多くほぼ大き目のブリッジで通過。 その後は雪で覆われた谷筋を登っていく。なかなな富山では見かけないコースだ。 谷の西側の尾根に乗り上げブナの疎林の中を進む(吉尾平)。 なかなか標高が上がらない。雪はモナカになってきた。 やがてモナカ雪ラッセルとなる。 地図に無い溝が幾つも出てきて突破しやすいところを探しながら乗り越える。 正面には隠れていた鉢山が見えだす。 左手にコルが見えてくるとラッセルとなってきた。 それでもまだ標高900m台、なかなか大変である。 なるべく段差を付けないように進み、鉢山側から雪崩が起きていたのでやや左手のP1408側をラッセル登坂。 ようやく標高1000mを超え、雪はいつのまにか新雪に変わる。 標高1200mまでピッチを上げれば先が見えてくる。 鉢山の稜線が見えだすと鋭利になり驚かされた。 皆でラッセル交替しながら標高を稼ぐ。 谷間みたいな地形を抜けるとやがてコルに到る。 そこは鉢山と昼闇山の間にある鞍部で南方の景色が絶品。 鉢山、昼闇山、焼山、金山、雨飾山、鋸岳、鬼ヶ面山など見事である。 風が無く日差しを浴びながら昼食を取る。 滑走は、標高1000mの鉢山直下までは新雪で皆思い思いのライン取りが出来た。 その下のブナの吉尾平まではモナカ雪で悪戦苦闘。 ポンツーンで何とか切り抜けることができたが、なるべくターンしないで斜滑降を交えて雪が緩むのを待った。 西尾野川の谷筋に滑り込むころには重い雪に変わり難儀。 クトーを付けた谷間はカニ足で標高を上げて通過、最初の昼闇谷通過もカニ足で標高を稼いで巻いてトラバース、シールなしでスルー。 その後、林間滑走を楽しんで、残りはモナカと固い雪の凹凸林道ボブスレーで終了。 なかなか大変な下りで修行の連続でした。 |
写真
撮影機器:
感想
先週末の三ヶ辻山スキー山行の解散時に週末予定をどうするか?という話題で出た結論が「鉢山のコル」。頚城の山域は独特の雰囲気があり面白そうだ。
さて、当日は山岳会のメンバーも加わり八名での快晴山スキー登山となった。
カチカチ雪で始まり、序盤の幾つかの谷のトラバースをこなし、モナカ雪から新雪ラッセル、狙い通りで鉢山のコルに到達、鉢山や南側の山々の絶景は見る価値ありでした。
滑走の方は、標高1000mまでは新雪を味わい快適でしたがモナカ雪に変わったとことで皆さん大苦戦。下は下で重い雪になって今季初のブレーキを体験。
谷間の通過はシールを使わないようにカニ足と巻きトラバース二連発で助かりました。
その後の林道ボブスレーが最もきつかったのは、パウダーシーズンが終わりに近づいているメッセージなのかもしれない。
これから雪が締まる春山シーズンのポイントを思い出させてくれました。
ご一緒頂いた皆さんに感謝です。
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