斜里岳(根北峠-北海道遠征2日目)
- GPS
- 05:53
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,098m
- 下り
- 1,083m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 5:54
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車帯があり10台くらいは駐車可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆根北峠-770m下降点 ・広くて緩い森の台地を悠々と歩く。 ・くるぶしラッセルくらいで159のポンで丁度良かった。 ◆770m下降点〜沢床 ・若干木がうるさいので無理のトラバースせずに沢に下りてしまった方が楽。 ・この日は雪崩リスクを感じなかったので沢に下りたがコンディション次第で尾根を行った方がいいかもしれない。 ◆沢床〜1376コル ・ひたすら沢を登る。くるぶし〜ブーツラッセル。 ・1200mからは雪が飛ばされてアイスバーンになるのでクトー装着。 ◆1376コル〜斜里岳 ・この区間が一番厄介。風のせいでカチカチ急斜面のトラバースが面倒。 ・慣れている人はクトーで、慣れていない人はツボ足アイゼンの方が無難かも。 ・斜里岳手前のポコを二つ巻いて山頂へ。 ・山頂直下だけ斜度がきついのでツボ足アイゼンに換装した。 ・痩せ尾根、雪庇、カチカチ急斜面のオンパレードなので視界がない日は登らない方が良い。 ◆スキー滑走 ・山頂から東斜里岳の南面をトラバース気味に尾根をなぞるように滑走。 ・山頂直下〜東斜里岳トラバース斜面〜台地までは基本的にカチカチ斜面が続くので楽しく滑りたい人は沢床に下りた方が良い。(ただし台地への乗り上げが少し面倒だと思う) ・台地はあまり斜度がないが登りトレースをなぞればそれほど苦にはならない。 |
その他周辺情報 | 斜里温泉湯元館。400円の天然風呂。 シャンプー、ボディソープはあるがリンスはない。 |
写真
感想
北海道遠征2日目は百名山98座目となる斜里岳を目指す。
札幌から400km走って斜里まで約6時間。長かった。
気温高めとはいえ暗くなると道路はカチカチになって運転にも気を使った。
天気予報は微妙。サイトによって答えが違う…難しい気圧配置なのだろう。
夏は比較的簡単な百名山として知られる斜里岳だが厳冬期は別。夏道のない根北峠から登ったとして距離と標高差はそれほどでもないが特に山頂部が難しそう。
気温、痩せ尾根、雪庇、複雑な地形、アイスバーン、雪崩…色んなことに気を使わなければならないので初見でホワイトアウトだとまず無理。晴れなくても良いが少なくとも視界は欲しいと思っていた。
週間予報を眺めてみても今日は比較的良い。ならば行ってみようということで朝5時に根北峠をスタートした。
古いトレースがうっすら残る大地を淡々と歩く。いい雰囲気の森で白山の東面台地を彷彿させる。
770mあたりでルート選択。尾根を行くか谷へ降りるか。
前日少し雪が降ったが最近まとまった雪は降っていない。
温かい日が続いて一旦融けた雪が凍って斜面はカチカチ。そして稜線は風が強くて寒い。
雪崩リスクはないと踏んで少しでも暖かい谷へ降りることにした。
厳冬期の谷は雪が深くてラッセルが厳しいイメージがあるがパクいわく道東はそれほど雪が多くないようなので大丈夫だろう。
そんな読みが当たった。ポンツーン159でもくるぶし〜深いところでブーツラッセル。いい感じだ。
カチカチの稜線をクトーで登るより全然楽だし暖かい。鼻歌まじりで谷を詰めていく。
稜線に近づくとさすがに風が出てきて斜面も硬くなってきた。それでもクトーがよく効くので問題ない。むしろ登りやすい。
ダウン以外の地獄装備に身を固めて1376コルに出る。初めて見る斜里が近くて遠い。二つほどピークを巻いていなければならないがカチカチ斜面のトラバースが嫌らしい。クトーをガシガシ効かせて斜里岳の直下まで頑張ったが最後の急斜面のひと登りだけは板だと辛かったのでツボ足アイゼンに換装した。
スタートから4時間半でゴール!百名山98座目ゲット。
周囲には雲海、冬の斜里に登れて感無量。夏に阿寒とセットで1日で登ろうなどと考えなくてよかった笑
したが行動時間以上に気疲れした。今日は視界があったので良かったがやはりこの山はホワイトアウトでは絶対来たくない。
さあ下山。
帰りはスキーなので楽ちんだ。カチカチ斜面で滑落にだけ気をつければ大丈夫。
普通は登りは稜線で滑りは谷筋っていうのが定番だが今回は逆をいく。
谷を滑ると最後台地で登り返しになる。尾根は硬いが滑れないことはない。今回は登頂が目的なので効率的に下山することを優先した。
東斜里岳の巻きはカチカチシュカブラで予想通り難易度高めだったが無難にこなして樹林帯まで帰還。途中6人くらいの後続PTが登ってきていたのでビックリした。
最後は森の台地を散策しながら滑って終了。良いタイミングで最高の斜里岳を登ることができた。
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