極彩色の八海山(八ッ峰で重大事故発生)

2014年09月27日(土) [日帰り]

• GPS: 08:07
• 距離: 20.5km
• 登り: 1,867m
• 下り: 1,871m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:33
• 休憩: 0:33
• 合計: 8:06

距離 20.5km 登り 1,871m 下り 1,874m

8:50 大倉口登山口
10:30 10:31 大倉口分岐
10:42 10:43 漕池
11:23 11:24 八海山（薬師岳）
11:26 11:27 千本檜小屋
12:28 12:31 八海山（大日岳）
12:51 12:54 八海山
13:10 13:16 八海山（大日岳）
13:17 13:18 千本檜小屋、新道、五竜岳分岐
13:40 13:54 千本檜小屋
13:57 13:58 八海山（薬師岳）
14:27 漕池
14:37 大倉口分岐
14:49 14:50 八海山ロープウェイ山頂駅
15:42 八海山大崎登山口
16:56 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

全体を通して荒れた個所は無し。

ただ、後述しますが千本檜小屋を越えた後は八ッ峰はもちろん、
迂回路も極めて危険です。

体力や経験を考慮して進んでください。

写真

9/27 8:49

大倉口(八海山坂本神社)からスタート
長く危険な工程なのでしっかりお参り

9/27 8:54

急登ですが危険はないです
静かな森歩き

9/27 9:12

夜間山行中に見たら超ビビるな…

9/27 9:13

水無川

9/27 9:24

中々キツイ…

9/27 9:32

しばらく登ると展望が開けてグシガハナと駒ケ岳

9/27 9:45

9/27 9:48

風穴

9/27 10:10

1000m付近
ちょい色付き

9/27 10:31

1200m位でしょうか
ロープウェイからの道と合流

9/27 10:31

左がロープウェイ方面からの道
右の森は何もないように見えますが大倉口からの合流地点

9/27 10:55

一気に飛んで女人堂
学校登山やロープウェイを利用したハイキングで凄い人出

9/27 10:55

目指す先
山頂部は思いのほか紅葉が進んでそう

9/27 11:00

秋らしい、いい感じになって来た

9/27 11:02

祓川
結構な水量でにごりも無い
この時期でも十分使える水場

9/27 11:04

祓川の少し上
草紅葉が美しい

9/27 11:07

画像だと分かりませんが海まで見えます

9/27 11:07

9/27 11:08

いいねぇ

9/27 11:09

チョイチョイ渋滞
あわてずに

9/27 11:20

ロープウェイ駅から千本檜小屋までの区間だとここが核心部
そこそこ長い鎖場

9/27 11:23

抜けるとすっかり秋模様
紅葉に囲まれたお地蔵さん(見づらいです)

9/27 11:24

八ッ峰と千本檜小屋
思いの外いい紅葉具合

9/27 11:27

小屋のメニュー

9/27 11:27

駒

9/27 11:28

上から小屋

9/27 11:29

グシガハナ方面
草原が美しい

9/27 11:29

この先から核心部八ッ峰取り付き

9/27 11:43

八ッ峰に向かう方
これは本当に守ってください
行った事のある方ならわかると思いますが、
ミスすれば死亡する可能性の方が高いです。

9/27 11:31

屏風方面
こっちも良さそうです

9/27 11:35

9/27 11:40

9/27 11:40

檜廊下
駒ケ岳と中ノ岳の縦走路

9/27 11:41

地蔵

9/27 11:42

不動

9/27 11:46

美しいけど恐ろしい

9/27 11:48

高度感タップリ

9/27 11:49

紅！

9/27 11:53

五大

9/27 11:55

ずっとこんな感じです

9/27 11:56

足元

9/27 11:59

足元その2
滑れば数百メートルは落ちます

9/27 12:04

ここは読めません

9/27 12:11

白川

9/27 12:12

なんか超ぼやけてる…

9/27 12:14

横ばいから足元その3

9/27 12:17

摩利支天

9/27 12:19

八ッ峰においては特別でなく普通の鎖場十分に注意を

9/27 12:27

大日

9/27 12:28

丸ヶ岳方面

9/27 12:28

巻機方面

9/27 12:30

はい
核心部です
大日岳下りの鎖場

9/27 12:33

降りてから写真を撮るとこんな感じ

9/27 12:34

実際降りると見た目よりきついです

9/27 12:38

丸ヶ岳への縦走路

9/27 12:40

痩せ尾根に注意が必要ですが、
ここまでこれた方なら問題無いはず。

9/27 12:42

9/27 12:52

丸ヶ岳(入道岳)

9/27 12:52

駒ケ岳と中ノ岳

9/27 12:53

三山縦走の難所
オカメノゾキ
いわゆるキレット

9/27 12:53

巻機、谷川方面

9/27 12:53

苗場山方面

9/27 12:55

丸ヶ岳から八ッ峰

帰りは迂回路で

9/27 13:10

迂回路と言っても

9/27 13:13

八海山は甘くない
長い梯子

9/27 13:14

下から見た八ッ峰

9/27 13:14

9/27 13:16

これでも登山道
迂回路とはなんだったのか

9/27 13:18

9/27 13:18

9/27 13:24

9/27 13:25

迂回路…

9/27 13:26

9/27 13:30

…

9/27 13:33

景色は良いんですがね

9/27 13:33

9/27 13:33

9/27 14:45

後述しますが、救助活動中
白く見える物がヘリで、周囲を探索しているようでした

9/27 15:17

霊泉
最高の水場

9/27 15:42

大崎から下りると八海山神社に出ます

9/27 15:54

ここからコシヒカリの収穫を眺めつつロードをとぼとぼ

9/27 16:56

到着
何とか日没前に付きました

撮影機器：

SC-02E SAMSUNG

感想

aknote

今日は三山縦走の下見を兼ねて、八海山を周回してきました。

紅葉も進んでこいつはいいやと歩いていたのですが、帰りの八ッ峰迂回路を通過中、
不動岳付近で叫び声が、最初は落石かなーと思いましたが、
しばらくすると上からこちらに「滑落した！」と、
登った方は分かると思いますが、八ッ峰で滑落と言う時点で一瞬でコイツはマズイと分かりました。

とにかく救助要請をしないといけないので、小屋に近くて、装備の軽い私が小屋までダッシュ。
不幸中の幸いと言うのか、ちょうど小屋に学校登山の引率で来ていた、
県警の山岳救助隊の方と地元の山岳会の方がいたのでパニックになりながらも人が落ちたと通達。

滑落したのが水無川方面の崖でどうも降りて近づける状況でなく、ヘリで探索しなければならない状況の様。

経過が気になりましたが、非常に危険な場所で私が協力できることは無さそうでしたし、
あまりゆっくりして下山が遅れると、帰りの森歩きが非常に危険なので、救助のプロに後を任せ下山しました。

帰り道に色々考えながら歩いていましたが、
まず遭難時の連絡の難しさ。

今回は又聞きの上、私も目撃された方もパニックになっていたので、
円滑に連絡できたとは言えませんでした。

幸い小屋が近く、さらに救助のプロがすぐに現場に駆けつけられる状況でしたのでよかったですが、
遭難者の性別、パーティーの有無、どこからどの方角に滑落したのか、
当然伝えるべき情報を持たず、とりあえず小屋に駆け込んでしまった。

冷静になると当たり前の事ですが、アクシデント中は本当に気が回りません。

後は本人、またはそのパーティー以外の登山者が救助が必要になった時の行動。
基本、単独行が多い私は自分が遭難したらと言うのはある程度頭に置いて行動しています。

しかし今回他のパーティー、それも緊急性の高い場面に立ってどう動くか、というのは正直あまり考えていませんでした。
打撲や捻挫程度に出くわすことは、想定していますし、実際有りましたが、
生死にかかわる状況でどう動くか、改めて考える必要があると感じました。

今回の山行はアップするかどうか迷いましたが、自分がこの時の事を忘れないためと、
いろんな方が緊急時の行動について考える機会になればと思いアップしました。

尚、下山時に救助隊の方の無線に、
容体は不明だが救助者を発見という一報が入っていました。
御嶽山でも非常に大変な状況になっているようですが、合わせてご無事を願うばかりです。

コメント

ゲスト

大変でしたね
こんにちは
aknoteさん

大変でしたね
ニュースで見ましたが亡くなられたようですね
御嶽山もそうですが、、、色々考えさせられますね

お互い気をつけて

aknote

Re: 大変でしたね
こんにちは。

私はまだ報道を見ていませんが、残念です･･･
普段は中々怖さを実感することがないですが、やっぱり自然は危険も孕んでいるなぁとつくづく思いました。

お互い気を付けましょう。

santa454

お礼
当日、千本檜小屋にて救助依頼を受けて対応した一人です。
あの時点でできる限りのことをしたのですが残念の結果となってしまいました。
当日、”滑落した”と言いながら走られて来たのを鮮明に覚えています。
一言お礼が言いたくてコメント書かせていただきました。
また、当日は学校登山の関係で渋滞やらご迷惑をお掛けしたことと思いますが、地域の子供たちの教育の一環として行っておりますのでご理解下さい。

aknote

Re: お礼
こんばんは。
半年が経ちますが、私もあの日の事は思い出すと今でも目に浮かびます。

突き抜ける青空、燃える紅葉、みんなの笑顔、そしてあの事故。
山の素晴らしさも怖さもあの日の八海山で改めて体験しました。

結果は残念でしたがsanta454さんはじめ、救助に当たられた方の対応と機転に改めて敬意と感謝の念を送らせて頂きます。

学校登山についても良く覚えています。
気持ちの良い笑顔で挨拶をする子供たちと引率の山岳会？の方々

迷惑どころか、とても爽やかな気分になったものです。
なかなか大変な活動だと思いますが、陰ながら応援させて頂きます!

それではまたどこかの山でsanta454さんや子供たちと会える日を楽しみにしております!