阿蘇/高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳(宮地駅2km地点~草千里BS)

2023年02月20日(月) [日帰り]

• GPS: 09:01
• 距離: 21.2km
• 登り: 1,644m
• 下り: 1,069m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:31
• 休憩: 0:26
• 合計: 8:57

距離 21.2km 登り 1,656m 下り 1,072m

6:16 スタート地点
7:33 7:33 阿蘇山東駅
7:37 7:37 仙酔峡登山口
9:46 9:46 仙酔尾根分岐
9:54 9:54 阿蘇山
10:18 10:24 中岳
10:47 10:49 南岳
12:21 12:23 阿蘇山上広場
12:49 12:49 杵島岳登山口
12:57 12:59 阿蘇火山博物館
13:29 13:29 古坊中・草千里分岐
13:47 13:53 烏帽子岳
14:12 14:12 地獄垂玉分岐
14:18 14:18 草千里ヶ浜
14:24 14:24 杵島岳登山口
14:47 14:54 杵島岳
15:16 15:16 杵島岳登山口
15:18 ゴール地点

天候

曇り/晴れ　風強め

アクセス

利用交通機関：

バス

[行]宮地駅から2km地点の宿から3~40分ほど徒歩

[帰]草千里阿蘇火山博物館前 15:50-16:18 阿蘇駅 \570 産交バス阿蘇火口線
阿蘇駅前 17:16-17:30 阿蘇商工会議所前 \300 産交バス杖立行き

コース状況／危険箇所等

1000mくらい~高岳分岐まで　岩場(八ヶ赤岳レベル)
高岳~古坊駐車場　らくルートのコースタイムが異様に早いので注意
南峰~行儀松分岐　ガレ場でかなり歩きにくい

※風向きによって噴煙が飛んでくる場所は相当硫黄臭が強く身の危険を感じる
　今回は午前中南向きの風が強いため南峰~行儀松分岐がほぼ火山ガスに巻かれて正直怖かった

その他周辺情報

草千里グリーンパークに阿蘇五岳(高岳中岳烏帽子岳杵島岳+根子岳)、草千里ヶ浜のバッジが各440円
火山博物館の売店にはyamasankaのASOSANと書かれたバッジ550円
道の駅阿蘇(阿蘇駅)にメモリアルバッジ(高岳の標高)440円
道の駅に弁当やパンなどアリ

写真

2/20 6:37

どういうことなの…

2/20 6:45

うーん予報通りモクモク。そのカツラを外せえい！

2/20 7:19

おはようございます阿蘇市のみなさま！　ここはいい道ですね！

2/20 7:20

怪しげな塔(仏教寺院)とガスが取れそうな頂上。

2/20 7:40

前の画像の仏塔が随分後ろに見えますがたった20分後の画像です。高岳へは駐車場直進でなく横川の橋を渡りましょう。

2/20 7:41

沢を挟んで楢尾岳方面に向かう道とロープウェイ。売店のおばちゃんの話によると熊本地震で駄目になって廃止になったそう。

2/20 7:53

ガスが再び広がってきました。ここらへん岩盤帯に偽ピークがいくつかあるんですが、頂上に設置物あるからと誘導するのやめてほしい。岩を下るのが少し怖い…。

2/20 8:21

完全に森林限界を越え岩盤帯になってからというものの、なかなかに激しい傾斜です。

2/20 8:30

うーん…ギリギリくじゅうが見えているような、いないような。

2/20 8:32

情報が錯綜している！

2/20 8:58

1300m、そろそろガスの中です。風も強くなり寒いです。気温は氷点下2℃、その上ガスも強風で更に寒いです。

2/20 8:58

そろそろ下界ともおわかれ。

2/20 9:06

つららゾーンと急登。登るのが辛いわけではないのが幸い。あと寒い。

2/20 9:37

そろそろあちこちに氷雪が張り付いてきました。腕にもいつの間にか欠片がついてました。

2/20 9:49

見るからに寒々しい稜線。

2/20 9:54

なんにもみえなーい。ただ不思議と後悔はありません。

2/20 10:10

中岳までと、遠い…。

2/20 10:10

えっあれはなんなんですか？　まさかあそこまで行かなきゃいけないのでは(南峰です。)

2/20 10:12

なんかちょっと見えるようになってきた？

2/20 10:18

いよいよ噴煙が近づいてきました。寒いので休む気にはなれません。標柱の向こうは杵島岳と往生岳。

2/20 10:21

高岳のガスが嘘のように晴れ渡ってきました。なお高岳は未だにガスってます。

2/20 10:21

南峰へと向かう稜線。こっちはまだ曇ってますね。

2/20 10:26

火山ってスゴイ。新燃岳見たあとなのに改めて思いました。それはそうと噴煙が風で相当南に飛ばされてるんですが…。

2/20 10:31

いよいよ高岳もヴェールを脱いだようです。時既に遅し。

2/20 10:39

さすが警戒レベル2だけあって迫力がすごい。たまにドン！　って音も聞こえます。

2/20 10:43

南峰。わかりにくいのと、ちょこっと岩登りする必要があります。

2/20 10:44

南阿蘇と阿蘇五岳のひとつ、根子岳。最初は変な形の山だなぁとしか思ってなかったのに。

2/20 10:50

南峰降りてすぐ。自然の造形ってスゴイ。

2/20 11:03

ここからどんどん高度を落としていく…はずなのですが、ガレガレでとても歩きにくくてイライラ。

2/20 11:14

ガス(霧)からガス(火山性)へ。えちょっとこれここ通るの？　通って大丈夫なんですかってほど硫黄のにおいがつよい。

2/20 11:26

砂千里。立ち入り禁止と言われなくても死のガスが怖いので入りませんってば。

2/20 11:33

行儀松分岐まで来るとようやくガスも少なくなりました。…生きててよかった…

2/20 11:34

さっきまでの道。もはや中岳~南峰が見えないほどの噴煙。

2/20 11:45

ようやく火口ビジターセンターが見えてきました。昔行ったんですよね…。

2/20 11:45

それでも駐車場まで遠い…草千里までは更に遠い…！

2/20 12:00

常にバリバリいってたのは防災ヘリかと思ったら遊覧ヘリでした。なーんだ…

2/20 12:08

山道が川になっていること自体はたまにありますが、地質が珍しいですね。

2/20 12:20

あらまあこんなに寂れちゃって。震災以来かな？

2/20 12:28

一枚のもちかと思ったら宇土もちだったよ！！　イメージでいうとあんころもちです。

2/20 12:51

なつかし…ウェルカムの圧が強い。ちなみに五岳のバッジ売っているのはここの売店です。

2/20 13:08

さすがに観光客がいっぱい、というかほぼほぼ外国人。でも山頂までは一人会っただけです。十年前は私もあっち側だったのかぁとしんみり。

2/20 13:11

お、おい！　平和的になりやがって！

2/20 13:21

分岐点から牛耕ロードのようなぬかるみ道…に入ってすぐまた分岐を折れて登山道に入らないとこのように周回してしまいます。ちょっとわかりにくい。

2/20 13:35

上の方は霧氷かな？　光に反射して煌めいてますね。

2/20 13:43

おおお〜くじゅうがはっきり見える！　さっきまで必死こいて寒い中探してたのはなんだったんだ…。

2/20 13:44

草千里は本当に広いなぁ。

2/20 13:47

お、今回初えびのしっぽ！　まさかこんな低山で見ることになるとは！　そういえば売店のおばちゃんが昨日は吹雪で凄かったと言ってました。

2/20 13:48

そんなわけで4座目、烏帽子岳。

2/20 13:49

噴煙は相変わらず勢い強く。南阿蘇から登る道路、昔使ったような。

2/20 13:49

うーーん意外と杵島岳も行けそうな気がしてきた！

2/20 13:51

向こうが行儀松ルートなのかな。らくルートだと破線ですらないのは何故だろう。

2/20 13:55

草千里との高度差は約200m！　左ルートの方が高度感ありぬかるみありでちょっと怖いですね。

2/20 14:13

だだっぴろーい草原と杵島岳。

2/20 14:15

そしてこれは牛のうんち！w　一周しても生物の影すらありませんでした。歯科の鳴き声ぽいのは聞こえましたが…鹿？

2/20 14:28

てなわけでごーごー！　結構遠いな…。

2/20 14:42

うおおーこっちは全部石階段！　めちゃくちゃ上がりにくい！

2/20 14:49

というわけてとうちゃこ。より噴火口が近いビジュアル、こちらも道中会ったのは二組だけ。

2/20 14:48

杵島岳の周回ルート高低差えっぐ…

2/20 14:49

往生岳…は、ムリだな！　待ってろよくじゅう！

2/20 14:56

さーて戻りますか。見た目より近くて一時間もかからないっていう…。

2/20 15:02

さっきから見えそうで見えなさそうだった雲仙が割と見えるようになりました。左に煌めく海が見えたおかげで場所もわかりやすく。

2/20 15:03

しっかしすごい大地だなぁ、あんなところにも人が住んでるんだよな…。

2/20 17:01

またお前か！！！

2/20 18:41

内牧からは五岳仲良く見えました。中岳ちゃん見えてない気がするけど気のせい。

2/20 18:46

内牧スーパーにいた謎生物で〆。このスーパー色々と面白いです。ほんとなんだコイツ……。

撮影機器：

SC-51B samsung

感想

Barklay

気温 1.2℃(朝)~-3.6℃(高岳山頂)~8℃(駐車場・昼)~3℃(草千里付近山頂)~12℃(駐車場・夕)
湿度 75％~50％
風 山頂強風(体感温度-5℃以上)
消費水量 700ml

　山旅後半戦、いきなり強敵の阿蘇。13年前観光で阿蘇火口と草千里まで来たことはありますが、今回は縦走です。まず登山口を決めてからの宿取りに迷いました。結局ペンショングリーンカルデラに決定、なんと青少年交流の家を除けば最寄り、そして素泊まり2980円(プラス4000円であか牛や馬刺しからし蓮根など豪華な夕食がつくらしい)。キレイで広いので大変お得感ありました。目の前のホテルに温泉…といいたいところですが加温循環濾過で塩素臭凄いのでぶっちゃけ内風呂でよし。壁の間にはたぶんネズミが住んでるのはご愛嬌ってことで。そんなこんなでらくルートのスタート地点、通行止め地点(実際には通行止めなどなく仙酔峡まで車で行ける)まで約2.2km、宮地駅から1.7kmの場所に宿を取りまして、なかなかよかったです。まぁ防音性気にするならホテルの方がいいかな…。
　ちなみにスタートから通行止めのあたりまでやたら歩くの早いおばあちゃんがいて結局折り返すまで追いつけなかったのですが、あの道を朝のハイキングコースにするのは気持ちいいだろうなぁと思いました。とはいえ本番はそこから、高岳まで約700mを2時間…コースタイムなにかおかしい気がしましたが、なんとか完登。なかなかハードな急登でした。が、問題はその後。4 km近い中岳~古坊駐車場をらくルートx0.9だと1時間で縦走という数字に。高岳までは5分早く着いたのに、駐車場には30分遅く到着するはめに。おまけに風向きの問題で南峰から先一帯を噴煙が巻いていて硫黄臭がすごい。気休め程度ですが、バラクラバの下にマスクをして蒸れ蒸れ状態にして通過しました(火山性ガスは水溶性)。足場も悪いし時間もかかるしで気が気じゃありませんでした。
　そうしてだいぶ遅れてしまったので、杵島岳と烏帽子岳どちらにしようか、火山博物館(兼ビジターセンター)の方に高岳とのコースタイム比を聞こうとしたところまったく知識がなく、おまけに話がいまいち通じない…。えびのエコミュージアムの人が特別だっただけなのかな。しかもバッジは(売店にも)売ってないと答えられましたが、実際には売ってます。山のビジターセンターというより、ただの観光地のビジターセンターですね。ということでお隣草千里グリーンパークにバッジ見るついでにおばちゃんに訪ねたら「杵島ならすぐ行って帰ってこれるよ」「烏帽子岳も1時間半あればいいと思うからどっちかならいいんじゃない」「私は行ったことないけどねアハハハハ」。これでいいんですよ正直…。まぁ結果的にはどちらも行けたし、遅れたおかげで杵島岳のえぐい急登を進むことにならずに済んだので終わりよければなんとやら、ですね。

　今回は怖いところもありましたしイライラもしましたが、大満足でした。阿蘇五岳の根子岳だけハブいてしまったので、今度行きたいな…と思ったら大分離れてる…しかもおばちゃんも位置把握してなかったな！