【あおもり110山】清水股岳(積雪期限定南西から)
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- GPS
- 06:05
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 565m
- 下り
- 558m
コースタイム
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 6:05
天候 | 雪 時に 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
田んぼが切れるところの道に除雪で押してできたスペースがあったのでその部分に停めさせていただきました この奥は水源地施設のため立入禁止だそうです |
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース状況】 すべては雪の下です というより、もともと登山道はありません 一般的な雪山の危険が伴います(雪崩、滑落、低体温などなど) 【危険個所等】 細尾根になっている部分があります。尾根上には幼木・笹が生えており、スキーでの突破は大変です。 帰りはワカンで下りました。 |
その他周辺情報 | 【下山後の温泉】蓬田の よもっと温泉 を利用しました シャンプー・コンディショナーなどなし。 ドライヤーはあります(無料) |
写真
装備
MYアイテム | |
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個人装備 |
スキー
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
毛帽子
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
針金
常備薬
携帯
時計
サングラス
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
スキー板
シール
食料
ガスバーナー一式
コッヘル類一式
お菓子
スキーアイゼン
ゴーグル
尻革
スクレーバー
|
感想
登山を始めた頃から気になっている清水股岳。
登ろうと思っているだけで月日が流れ、
ある日、登山口への林道が崩落し、カナリ遠のいてしまった山。
ず〜っとテクテク歩けばなんとかなるけど、登山道もスッカリ籔に覆われたようです。
こうなってからは、登るなら冬だろうと思っていたけど、取り付きがやっぱり長い。
そんな感じだったので、頭から抜けかけていた山です。
ところが、最近気になっている「あおもり110山」を登っているうちに、
清水股岳もリストに入っているので、最近しげしげと地形図を見てみた。
そして今回のルートを思いつき、実際にチャレンジして見ることにしました。
う〜ん、ずいぶんとここに来るまで長かった山です。
地形図を見た感じでは、それほど問題になるような場所はありませんが、
里山は、そうは簡単にいかないはず!
何箇所か細尾根があると思っていたが、やっぱり有りました。
(P242から地形図に高石股沢と表示がある間の、今回の軌跡が尾根からずれている間は、ず〜っと細尾根がボツボツ出没します)
地形図は基本的に航空写真などをもとに作っているそうで、夏に上空から見えるのは木で、ほとんど地面は見えませんよね。
そんな枝葉の影に隠れ潜んでいるのが細尾根。
登りではスキーでも何とかなりましたが、下りではストップが効かないので無理。
今回はスキーを脱ぎ、ワカンで乗り切りました。
スキー山行の時は必ず持っている装備ですが、こんな時は活躍するワカンです。
細尾根の急斜面を、スキーを背負って一歩一歩ワカンで登っていると、
「う〜ん、ガッツリ登山してる!」という感じがし、
今更ながら、自分でもクスクス笑ってしまいました。
ルートはチョット変かもしれませんが、こんな感じで自分でルートを見極め、
地形図片手にコンパスを使い、ウロウロ山を歩くのが好きなので、
今日は十分楽しむ事ができて良かったです。
さて、明日はどうなるのでしょう?
体は動くのかな?
ひとまず、おつかれさまでした。
津軽半島の丸屋形に行こうと思ったときに、地形図見ながらここまで縦走したら、、と夢想したお山、清水股。
地形図とコンパスだけでここから駅まで迷うことなく尾根だけで到達するのは、展望がよいとき以外は難易度がとても高い。
もう一泊必要になるし、下山後の車回収は現在休業中の(廃線になってしまいそうな)蟹田線で本数がとてもとても少ないので却下となった。
前なら林道がちゃんと通れて普通に登山できていたのだが、今は徒歩でテクテクと行くしかないという、山は逃げないが登山としては逃げるパターン。
青森110山が気になり始めて、さてどうしよう。
夏に林道延々歩く?それとも積雪期か?
ということで積雪期に登るリストの一つとなりました。
問題はどこから?
夏の林道はもちろん却下。せっかくの積雪期、自由に歩きたい。
二人の意見はほぼ合致。この尾根が最弱点。
果たして車をいいところに置けるのか?だがちょうど除雪が入ったばかりで途中の田んぼの部分まで(上流部は立ち入り禁止地域になるが)入れた。
昔はここから登った人がいたのか、山菜採りで入る人がいるのか気を引き締めるようにとの注意看板があった。
すぐの尾根に登って、あとはとにかく北へ尾根をたどる。
途中までは作業道があった気配がありゆるく登る。本格的な登りになると道は消えて尾根に幼木と笹が進出して邪魔をする。
スキーなので、注意しながら進む。沈み込みが少ないのがありがたい。
今はどこなのか考えながら進むのだが、やはりずれがある。
細尾根に突き当たり、結構な下りが見えてようやくP242と気づく。
修行が足りないが、この迷い感もまた楽しみにしている。
尾根は北東から東につながり再度北東に向かい、西からの尾根を合流してピークを作る。
この地点が下山時の難点になりそうだが、今日はそこまで天気も悪くないので見通せるのがありがたい。
この地点から南東に尾根を登って緩やかな山頂へ。
随所に見られた立派なブナが、ここにもある。
山頂になっていきなり展望が開ける。
周囲の山々を一望する。さすがに雪が風に舞っている。
一休み入れてから一度シールを外して束の間の滑り。
今年初。軽い雪がスキーの上を撫でていく。
先ほどの西尾根合流地点まで滑ってここで再度シールを付けて尾根を戻る。
細尾根付近はさすがに下山でスキーは危険なのでワカンを使うが、沈み込みがやはりある。踏み抜きで膝程度なのだが、これに笹が絡むと厄介。
何とか登り返しまで済んだところで楽々のスキーへ。
機動力が全く次元が違う。この地ではやはりスキーが王様か。
一気に下ってスタート地点へ。
今日もほかに誰もいない静かなお山でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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林道が崩壊と書かれておりましたが、津軽半島の山の現状がそうなのですね。
そもそも私も津軽半島の山が遠くなった理由は林道の崩落だったりしますから。
とてもいい参考になりました。
110の山に終着はあるのだろうか…?ですね。
あおもり110山は、あちこち林道が使えなくなって積雪期ありきのリストになりましたね
ただ、最難関は「雁森岳」ですね
正式に登るなら、知事を口説き落とすか、何かの理由を付けた学術調査の申請が必要ですから…
白神山地かー
団塊の世代の方々が沢山、山に入られていて、昔の白神山地はもっと近い存在だったと思うのです。
山も深いですが、色んな意味で深い白神山地ですね。
このままだと受け継がれてきた杣道もなくなってしまうのでしょうね
ますます遠く、深くなっていきます
秋田県の方で、完全入山禁止にしている事に異議が出ていましたが、これが実際の動きに繋がって行くのかどうか注視しています
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