雨飾山（秋麗・霧を纏う岩稜）

2014年10月08日(水) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 8.0km
• 登り: 973m
• 下り: 991m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:10
• 休憩: 1:50
• 合計: 11:00

4:30 新潟市出発
6:20 6:30 上越市中継点出発
8:00 雨飾高原キャンプ場
9:30 9:40 荒菅沢渡渉点
10:50 11:50 雨飾山・山頂
13:50 14:20 荒菅沢渡渉点
15:30 ゴール地点

天候

晴れ・山頂部は霧雲

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

良く整備された登山道。4／11→5／11合目付近の平坦な登山道は泥でぬかるんでいました。

写真

10/8 8:14

今日は3人組の登山。大海川の瀬音を聴きながら優しい登山道を往く。

10/8 8:17

登山道脇を流れる水辺も、朝の光を水面に受けて輝いていました。

10/8 8:17

雨飾山の麓では、まだ広葉樹の紅葉は三分程度かな…。

10/8 8:20

木々の樹冠を見仰いでばかりいると…二人はずいぶんと先に。

10/8 8:32

ブナの樹林帯の登りが始まります。まだ涼やかな空気が鼻孔を抜けていきます。

10/8 8:37

10年振り位に会う友と、今日初めて一緒する友の時間が雨飾山に結ばれたことに感謝します。

10/8 9:02

登山道を包むブナの大樹。幹が太く樹冠に包容力がある個体が多いように感じました。

10/8 9:13

山頂まではこんな距離標識が進度を教えてくれます。肝心の11／11を捉え忘れました！

10/8 9:13

森の中の「若芽」のつもりで寄り添う木を見上げる。紅葉の使者を見付けました。

10/8 9:25

小谷村ルートの核心、布団菱を中心とした岩稜が見えてきました。荒菅沢の渡渉地点を見下ろすと、一点を見詰める沢山の登山者の姿が見えました。

10/8 9:34

少し言葉を忘れて見詰め続けてしまいました。天の指導標。

10/8 9:37

皆、それぞれの頂上を胸に秘めながら…今日は一緒の頂上を目指します。

10/8 10:20

荒菅沢の渡渉を終えると、笹平に至る9／11の稜線迄、登り一辺倒。背後に見えるのは妙高連山の金山。時折、雲の向こうに新潟焼山。

10/8 10:25

左肩に布団菱の岩稜を抱えながら登ります。既に登頂して、道を折り返してくる登山者も。

10/8 10:35

笹平から分岐して金山に至る縦走路「シゲクラ尾根」はCT4時間30分。さて購入して5年？程のデジカメにワイド画角を発見。

10/8 10:36

稜線の直下は結構な急登。

10/8 10:47

笹平の向こうに雨飾山の山頂が見えてきました。しかし霧雲に覆われている。

10/8 10:54

下界から隔絶された様な霧の演出。夢の中で登山している感覚。

10/8 10:59

笹平を歩き初めて一瞬、日本海が望めました。雨飾山荘から山頂に至る新潟県ルートは、次回の雨飾山登山で挑んでみようと思います。

10/8 11:04

流れを止めない深い霧は、太陽の光を飲み込んで鈍く輝いている様子でした。

10/8 11:12

険しい岩稜の岩肌。ここに自生する草木の紅葉は既に終焉を迎えていました。

10/8 11:16

今日も微かに微かに、しかし着実に磨かれ削られる荒菅沢のスラブ。

10/8 11:17

もう少しで山頂。一刻の青空が我らに活力を与え、頬も緩む。

10/8 11:22

荒々しい岩稜の上に、笹平の様な平原を見渡して不思議な気持ちになります。人為的な施設が視界に入らないのも、この山の美点かも知れません。

10/8 11:27

笹平の噂の女性を呼び止める…けれど振り向いてもらえません。

10/8 11:27

そしてさらに霧に隠れようとする。

10/8 11:31

時には岩に、山の機嫌を訪ねたりする。

10/8 11:38

遂に、雨飾山を登頂。頬笑む大勢の登山者に仲間入り。白馬岳の方角が見える一角に腰を据えましたが…天蓋は霧。

10/8 12:04

歩を止めて佇んでいると、体が冷えます。ここで同行の友が珈琲を淹れてくれました。心も温まります。

10/8 12:05

北アルプスの方角は終始、雲に覆われて気配すら感じられませんでした。

10/8 12:05

霧の晴れた山頂部。雨飾山の神様は、自分だけを見詰めさせようとする嫉妬深い神様か？

10/8 12:28

山頂部に据えられていた鉄球。これも何かの碑物なのか。

10/8 12:29

さて、折り返しの道を歩き出そう。

Amakazari Mountain…雨飾山。名前も素敵ですが、名前の音の響きも、好きです。

10/8 12:35

荒菅沢に吸込まれそうな下山路は、鞍部で留まり笹平に戻ります。

10/8 12:41

風の骨格を、草の中に見る。

10/8 13:04

雲が頭上の近い処を流れていきます。

10/8 13:06

雨飾山の名前の由来を私は知りませんが、やはり雲が生まれ易いところなのでしょうか？

10/8 13:16

目まぐるしく変化する岩稜の風景を見ながらの下山。

10/8 13:31

霧に包まれる静寂に中に、沢音の響きが聴こえる様になります。

10/8 13:57

再び、荒菅沢の渡渉点。ここでマグで水を汲んで喉を潤しました。

10/8 14:13

標高以上に達成感を覚える雨飾山の登山でした。

10/8 14:13

この岩稜を堪能できる別ルート、開拓されないかな〜。

10/8 14:14

肩を組んでいる様な、名付けて「友情の樹」。

10/8 14:14

雨飾山は噂通り、美しい山でした。

10/8 14:36

下山の樹林帯の役者達に触れて回る。

10/8 14:37

今度はハンモックを持参して登ろうかな…。

10/8 14:57

登山道に揺れる斜陽の木漏れ日。後の温泉と帰路の月食と、思いで深い登山の一日となりました。

撮影機器：

DMC-FX100 Panasonic

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール

感想

yama-jun

台風通過後の晴間に恵まれ、今秋2度目の再会登山を行うことが出来ました。
当日は水曜日でしたが、雨飾高原キャンプ場（登山口前）の駐車場50台は満杯。
引き返して余裕の有る路肩に駐車しました。登山前から人気の片鱗を感じましたが、登頂してみて雨飾山の味わいを実感しました。良く整備された登山道の道程の中に、樹林帯や沢渡渉、岩稜風景や草原風景も有り、多様な魅力の「密度」が濃い様に思えました。次回、雨飾山を訪ねる機会が巡り来たら、雨飾山荘を起点に、日本海を望みながらの登山も体験してみたいと思います。

コメント

DSA

お疲れ様でした！
雨飾山の自然と友情で、とても素敵な山行になりましたね。

yama-junさんの山行記録は、写真のコメントが秀逸です。
その場のイメージが沸いてきて、まるで同行させてもらったかのように、感動を共有させていただいたような気がしました。

yama-jun

DSA様
私には勿体ないお言葉を…有難うございました。登山中の心の呟きに、レコを通じて共感していただけるとは嬉しい限り。今後の励みにもなります！
ＤＳＡ様の日記を拝読しました。お怪我が早く癒えるといいですね！より大きな世界に辿り着く前の小さな通過儀礼に収まることを願います。

sin2014

お疲れ様
こないだは、素敵な登山の提案をありがとう
写真とコメント見てたらこないだの楽しい記憶が蘇ってきたよ。
また、誘ってちょ！

yama-jun

Re: お疲れ様
sin2014様との再会登山、本当に楽しい登山となりました。同時に同行した数々の冒険も想い出しました。また向かいましょう。新しい冒険を求めて！