お天気読み外れて、途中敗退 西吾妻山。(西大巓)
- GPS
- 05:58
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 874m
- 下り
- 1,078m
コースタイム
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 6:00
昔からの【夏道知って地形がアタマに有る】が一番頼れる事が大切と再認識した。
天候 | 早朝山麓から中腹迄見渡せる曇り。 山頂にかけては山形方面からの流れる強そうな風が見える状態。 グランデコゲレンデトップで氷点下8℃位。 西大巓トップで氷点下15℃位に加え時折場合により深いホワイトアウト。 安直に考えれば避難小屋直行だが、この時はその前にルートロストの可能性あり。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪の状態はモフモフで悪くはない。トレースは良い程度で踏み固まり外さなければツボ足でも歩行可能な程。 西大巓の直下のやや急登な斜面からトレース複数あり、登りは斜面に対して視野がせめぎるので見やすいが、下りはロストに注意⚠。 西大巓トップでお昼位の時間。視界が確保出来ていればやれるだろうが、あろうことが状況判断をナメててゴーグルの機能不全で視界確保が困難に。 視野が確保できない【10メートル前が見えない】と、ゴーグル不良で数メートル前が見えない。とこうも精神的に削がれるのには驚き。 |
その他周辺情報 | グランデコスキーリゾートのフードコート若しくは東急リゾートホテルのラウンジ【コッチの方が設えがグッド】或いは麓まで降りれば、立ち寄り処多数有り。 |
写真
装備
個人装備 |
お湯各自最低500以上
着替【予備レイヤー】
お昼ごはん
非常食
スノーシュー・ワカン
ダブルストック山容から【ピッケルにはしてない】
アルミエマンジーシート
スマホ。
|
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共同装備 |
バーナー一式
厳冬期用ガス缶250・110各1
カメラ
|
感想
・この山行で、思い知ったのは、序盤のレイヤー一枚多くて中盤でダウンを濡らしてしまった事。
ゴアのアウターも洗濯しすぎて目が詰まると役立たず。と再認識。
・訪れる山域をナメててキチンとしたゴーグルでなく【家を出る直前に手元にあったチャラいゴーグル】で挑んだ事。⇒これが一番山頂付近で障害になった。
・視界を奪われると【一番酷い時は足元見えないので場合よっては滑落??(山容からして有り得ないと知りながらも)と、自身で思える程】精神的に追い込まれた事。
・幸いにして風が有るとは言っても素顔でもムーブしていればモロ凍傷にならない程度だったので、引き返しから先はゴーグル外して周りの木々の状態や、足元の踏み込まれの感覚を頼って直下の樹林帯の巻き迄戻れた【約20分位】晴れてればなんて事ない歩行距離だが、此時は裸眼でも視界が確保できてない為に、間違った方向に下ると取り返しのつかない状況だった。
不本意かも知れなかったが、この様な状況で勇敢に西吾妻山本山へ立ち向かった有志さん達のお役立ちに、タダ広い山頂からの【下り取付点】と、バーン状の【原から左に直角に曲がる樹林帯への入るポイント】には、マーカーテープを残置してきた。
視界不良で眺望なく、オマケにホワイトアウトの時は、夏道の経験した地形が、アタマに無いと少々困難な状況に追い込まれる典型的なバターンになると思い知った。
こういう時はこそ簡単にスマホGPSと、思いがちだろうが、書くまでもなくコールドアウトでシャットダウンが連続し、満充電で持ち込んだスマホは残り電池9%になって全く使い物にならなかった事を書き加えておく。
樹林帯に入ってからは、トレースもしっかりついて何のこともない普通のスノーハイクを満喫しゲレンデトップに戻ってこれた。
方向性の無いぼんやりした広い山頂でホワイトアウトのなった時の対処方法は結構【精神的に見えなくて、体力的にも逃げ場がなくて】しんどい。が今回の感想でまとめておきたい。
シーズン初の雪山山行は「雪の丹沢山」と決めていました。
しかし…
困ったことに肝心の雪が降ってくれません。ならばこちらから雪のある山に行けばよいと「モンスターを見に西吾妻山」に行くことにしました🤭
降りすぎでしょーーー💦
風も強すぎでしょーーーーーー💦💦💦
車で5時間かけて行ったのに、山頂の手前でホワイトアウトになり行動不能になってしまいました😭
どう見ても山頂は諦めて下山しかない状況。
無理して行っても楽しくないよね。
ゴンドラの最終に間に合うように下山したいよね。
山は逃げないけれど、私の体力は逃げるんだよ…と心の声がつぶやいても、3人で話し合った結果、登頂は諦めて下山することに決定しました。
改めて見ると暴風のせいで樹林帯までのトレースがすっかりと無くなっていました。『ロストするんじゃないか』『遭難するんじゃないか』と不安でいっぱいの私😅
あの場面ではスマホはすぐに役に立たなくなるし、寒さでグローブを外すのも命がけでした。
無事に下山ルートを探せたのは、リーダーが的確に判断してくれたおかげです。
スマホに頼った山行は晴れて視界のある時しか使えないなと大反省しました。
樹林帯まで降るとトレースはしっかりと付いていたので気持ちにも余裕がでて、しっかりとモンスターを見ることができました😁
嬉しいことに、さっきまでの吹雪が嘘のように太陽が登山道を照らしてくれました。まるで『引き返した判断は間違ってなかったよ。』と言ってもらえた様でした。
またリベンジします〜💪💪💪
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