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ハイキング
伊豆・愛鷹
大仁・葛城山周回
2023年02月26日(日) [日帰り]
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体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 07:45
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 985m
- 下り
- 981m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 7:44
距離 22.4km
登り 985m
下り 992m
16:34
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
大仁橋からコンパクトな水晶山の全容を振り返る。傍には古の水害で破壊された旧橋台やトラスの一部が残されている。しかし足元の狩野川は、そんな歴史を感じさせることもなく泰然と流れていた。
水晶の次は金山跡をプチ探検。あまり深入りするつもりはなかったが、対岸から眺めている内にどうしても間近で見てみたくなってしまった。坑道の入口は固く閉ざされ、落葉に埋もれるままとなっているようだ。
さすがに寄り道が過ぎたようで、予定時刻を大幅に超過して登山道に取り付いた。クライミングコース分岐から目の前に立ち塞がる一枚岩を見上げれば、三山縦走はもはや諦めムードとなるのも致し方なし。
と思ったら何やら裏口入学のように後ろめたくなるくらい、あっさりと城山山頂に到着してしまった。眼下では出発点の田京の町並みが、狩野川の広い河原と勢力圏をせめぎ合っている。立ち並ぶ鉄塔の先は玄岳か。
まだ縦走への色気が残っているので、葛城山へのルートは時間短縮を目論み背面登山道を選択。なかなかの悪路で時々トレースを見失いつつ、板状節理の露岩帯を巻いて急登を這い上がってゆく。
飛び出るように視界が開けたら、そこがパラグライダー離陸場。日当たりのいい斜面の向こうにはついさっきまでいた城山や狩野川の段丘面が待ち受け、思わずそのままランディングしたくなる。
葛城山頂付近は、駅もお店も映えスポットも行列を成す大賑わい。時計を見るとまだ15時前、三津の最終バスに充分間に合う時刻ではあったが、肝心の富士山に雲がかかってしまったな・・・。
この眺めを見れば混雑も納得。手前に発端丈山から沼津アルプスへ続く波打つ緑の山々、彼方には富士山と南アルプスを繋ぐ冠雪のスカイライン。弧を描く海岸線の切れ目には、隣りにいたはずの狩野川の河口が覗く。
結局帰りは田京への周回路を取ることに決めて、咲き残った路傍のスイセンを愛でながら降りてゆく。風に靡く花頭に合わせて、頭上をロープウェイのゴンドラがゆらゆらと通り過ぎていった。
撮影機器:
感想
当初の計画段階では、三津方面に抜ける伊豆三山の縦走を意図していました。しかし調べてみると出発点の大仁は今まさに花の見頃に当たり、また周辺には気になるジオサイトも多く素通りするには惜しいところのようです。もともと気楽さと身軽さが信条のソロハイクなので、寄り道込みで臨機応変にいけばいいやと考えてとりあえず現地に向かうことにしました。
結果頂上に立てたのは二山に留まったわけですが、その分思い余すことなく大仁の風土を堪能することが出来たので後悔はありません(むしろ最初の計画に固執しなかった自分を誉めたいくらい)。三津や淡島の方にも見どころは多いですし、発端丈山は富士山がベストコンディションの時のお楽しみに取っておくことにしましょう。それにしても山行の間が開いてしまうと自分のペースを掴むのに戸惑ったりするのですが、周囲の状況も勘案しながら次の行く手を決めるのは気ままで楽しいものだと再認識しました。
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