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Yamareco

記録ID: 5217898
全員に公開
ハイキング
伊豆・愛鷹

大仁・葛城山周回

2023年02月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:45
距離
22.4km
登り
985m
下り
981m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:46
休憩
1:58
合計
7:44
距離 22.4km 登り 985m 下り 992m
8:50
9
8:59
9:07
80
10:27
10:51
58
11:49
12:05
26
12:31
12:34
23
12:57
19
13:16
13:36
9
13:45
11
13:56
13:58
11
14:09
14:10
27
14:37
14:42
3
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14:49
1
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15:01
6
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15:35
28
16:03
16:04
30
16:34
0
16:34
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
駿豆線はICカード未対応。JR東〜東海間もsuica/toicaエリアは跨ぎ越せないので、初めから連絡切符を用意したほうが早いし楽ちん。
いちおう伊豆三山を目指す心積もりながら、大仁ひとつ手前の田京駅で下車。狩野川土手までの道のり、ヒカンザクラや背の高いヤシの木を横目に南国ムードを味わいながら進む。
2023年02月26日 08:57撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 8:57
いちおう伊豆三山を目指す心積もりながら、大仁ひとつ手前の田京駅で下車。狩野川土手までの道のり、ヒカンザクラや背の高いヤシの木を横目に南国ムードを味わいながら進む。
食糧調達のため立ち寄った道の駅では、お待ちかねのカワヅザクラに負けずと咲き誇るミモザのコントラストが目にも鮮やか。
2023年02月26日 09:00撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
4
2/26 9:00
食糧調達のため立ち寄った道の駅では、お待ちかねのカワヅザクラに負けずと咲き誇るミモザのコントラストが目にも鮮やか。
早春の川風に吹かれながら、堤防沿いの桜並木を進む。朝日を浴びる満開の花の下から見上げると、城山の峨々たる山稜が青空に浮かんでいた。
2023年02月26日 09:30撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 9:30
早春の川風に吹かれながら、堤防沿いの桜並木を進む。朝日を浴びる満開の花の下から見上げると、城山の峨々たる山稜が青空に浮かんでいた。
さすがに本家の河津と比べると小規模だが、人出もそこそこで落ち着いて見られるとも言える。ただ歩行者用道路というわけではないので、車が直接乗り入れてくるのが玉に瑕かな。
2023年02月26日 09:32撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 9:32
さすがに本家の河津と比べると小規模だが、人出もそこそこで落ち着いて見られるとも言える。ただ歩行者用道路というわけではないので、車が直接乗り入れてくるのが玉に瑕かな。
桜の後は梅、花見のハシゴと洒落込もう。こちらも修善寺ほど有名ではないが大仁にも梅林があるとのことで、足を運んだ山王宮も期待通りのいい塩梅。
2023年02月26日 10:03撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
4
2/26 10:03
桜の後は梅、花見のハシゴと洒落込もう。こちらも修善寺ほど有名ではないが大仁にも梅林があるとのことで、足を運んだ山王宮も期待通りのいい塩梅。
淡い紅白のトンネルを潜って摺り鉢状に整えられた境内を進んでゆくと、なんだか花道を進む力士の土俵入りのような気分になってきた。
2023年02月26日 10:19撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 10:19
淡い紅白のトンネルを潜って摺り鉢状に整えられた境内を進んでゆくと、なんだか花道を進む力士の土俵入りのような気分になってきた。
続いては5分で登れるお手軽ピーク・水晶山からの眺望。先程見上げた城山も富士山の神々しい輝きを横に置くと、さらに非現実感が高まって見える。
2023年02月26日 10:33撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 10:33
続いては5分で登れるお手軽ピーク・水晶山からの眺望。先程見上げた城山も富士山の神々しい輝きを横に置くと、さらに非現実感が高まって見える。
大仁橋からコンパクトな水晶山の全容を振り返る。傍には古の水害で破壊された旧橋台やトラスの一部が残されている。しかし足元の狩野川は、そんな歴史を感じさせることもなく泰然と流れていた。
2023年02月26日 10:51撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 10:51
大仁橋からコンパクトな水晶山の全容を振り返る。傍には古の水害で破壊された旧橋台やトラスの一部が残されている。しかし足元の狩野川は、そんな歴史を感じさせることもなく泰然と流れていた。
水晶の次は金山跡をプチ探検。あまり深入りするつもりはなかったが、対岸から眺めている内にどうしても間近で見てみたくなってしまった。坑道の入口は固く閉ざされ、落葉に埋もれるままとなっているようだ。
2023年02月26日 11:06撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 11:06
水晶の次は金山跡をプチ探検。あまり深入りするつもりはなかったが、対岸から眺めている内にどうしても間近で見てみたくなってしまった。坑道の入口は固く閉ざされ、落葉に埋もれるままとなっているようだ。
今は枯れ草の生す廃墟と化した選鉱場には、一本の河津桜が儚げに佇んでいた。今の姿に辿り着くまで、何度季節が巡ったのだろうと思いを馳せる。
2023年02月26日 11:26撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 11:26
今は枯れ草の生す廃墟と化した選鉱場には、一本の河津桜が儚げに佇んでいた。今の姿に辿り着くまで、何度季節が巡ったのだろうと思いを馳せる。
これがさっきの大仁の旧橋を突き崩した、狩野川台風の浸水碑。この熊坂集落の辺りが最も被害が大きかったらしく、見上げるほどの高さに目を見張るばかり。
2023年02月26日 11:41撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 11:41
これがさっきの大仁の旧橋を突き崩した、狩野川台風の浸水碑。この熊坂集落の辺りが最も被害が大きかったらしく、見上げるほどの高さに目を見張るばかり。
小室橋を渡ると正面に棒石山、名前通り柱状の岩壁が荒々しくそそり立っている。採石施設の中にあって、近付くことが出来なさそうなのはちと残念。
2023年02月26日 12:17撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 12:17
小室橋を渡ると正面に棒石山、名前通り柱状の岩壁が荒々しくそそり立っている。採石施設の中にあって、近付くことが出来なさそうなのはちと残念。
さすがに寄り道が過ぎたようで、予定時刻を大幅に超過して登山道に取り付いた。クライミングコース分岐から目の前に立ち塞がる一枚岩を見上げれば、三山縦走はもはや諦めムードとなるのも致し方なし。
2023年02月26日 12:44撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 12:44
さすがに寄り道が過ぎたようで、予定時刻を大幅に超過して登山道に取り付いた。クライミングコース分岐から目の前に立ち塞がる一枚岩を見上げれば、三山縦走はもはや諦めムードとなるのも致し方なし。
と思ったら何やら裏口入学のように後ろめたくなるくらい、あっさりと城山山頂に到着してしまった。眼下では出発点の田京の町並みが、狩野川の広い河原と勢力圏をせめぎ合っている。立ち並ぶ鉄塔の先は玄岳か。
2023年02月26日 13:19撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 13:19
と思ったら何やら裏口入学のように後ろめたくなるくらい、あっさりと城山山頂に到着してしまった。眼下では出発点の田京の町並みが、狩野川の広い河原と勢力圏をせめぎ合っている。立ち並ぶ鉄塔の先は玄岳か。
ここまで幾組かのハイカーと行き合ってきたが、タイミングの妙で山頂では暫くの間独占状態を満喫出来た。麓から装備してきた伝説ののっぽパンを腹に収めて再始動。
2023年02月26日 13:21撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 13:21
ここまで幾組かのハイカーと行き合ってきたが、タイミングの妙で山頂では暫くの間独占状態を満喫出来た。麓から装備してきた伝説ののっぽパンを腹に収めて再始動。
まだ縦走への色気が残っているので、葛城山へのルートは時間短縮を目論み背面登山道を選択。なかなかの悪路で時々トレースを見失いつつ、板状節理の露岩帯を巻いて急登を這い上がってゆく。
2023年02月26日 14:22撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 14:22
まだ縦走への色気が残っているので、葛城山へのルートは時間短縮を目論み背面登山道を選択。なかなかの悪路で時々トレースを見失いつつ、板状節理の露岩帯を巻いて急登を這い上がってゆく。
飛び出るように視界が開けたら、そこがパラグライダー離陸場。日当たりのいい斜面の向こうにはついさっきまでいた城山や狩野川の段丘面が待ち受け、思わずそのままランディングしたくなる。
2023年02月26日 14:31撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 14:31
飛び出るように視界が開けたら、そこがパラグライダー離陸場。日当たりのいい斜面の向こうにはついさっきまでいた城山や狩野川の段丘面が待ち受け、思わずそのままランディングしたくなる。
少し進むとさえずりの丘、またの名を恋人たちの聖地というらしい。カップルが鳴らす鐘の祝福を浴びる富士山に憚るように背を向けて、天城の山々と互いの無聊を慰め合う。
2023年02月26日 14:33撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 14:33
少し進むとさえずりの丘、またの名を恋人たちの聖地というらしい。カップルが鳴らす鐘の祝福を浴びる富士山に憚るように背を向けて、天城の山々と互いの無聊を慰め合う。
葛城山頂付近は、駅もお店も映えスポットも行列を成す大賑わい。時計を見るとまだ15時前、三津の最終バスに充分間に合う時刻ではあったが、肝心の富士山に雲がかかってしまったな・・・。
2023年02月26日 14:48撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 14:48
葛城山頂付近は、駅もお店も映えスポットも行列を成す大賑わい。時計を見るとまだ15時前、三津の最終バスに充分間に合う時刻ではあったが、肝心の富士山に雲がかかってしまったな・・・。
この眺めを見れば混雑も納得。手前に発端丈山から沼津アルプスへ続く波打つ緑の山々、彼方には富士山と南アルプスを繋ぐ冠雪のスカイライン。弧を描く海岸線の切れ目には、隣りにいたはずの狩野川の河口が覗く。
2023年02月26日 14:50撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 14:50
この眺めを見れば混雑も納得。手前に発端丈山から沼津アルプスへ続く波打つ緑の山々、彼方には富士山と南アルプスを繋ぐ冠雪のスカイライン。弧を描く海岸線の切れ目には、隣りにいたはずの狩野川の河口が覗く。
結局帰りは田京への周回路を取ることに決めて、咲き残った路傍のスイセンを愛でながら降りてゆく。風に靡く花頭に合わせて、頭上をロープウェイのゴンドラがゆらゆらと通り過ぎていった。
2023年02月26日 15:39撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 15:39
結局帰りは田京への周回路を取ることに決めて、咲き残った路傍のスイセンを愛でながら降りてゆく。風に靡く花頭に合わせて、頭上をロープウェイのゴンドラがゆらゆらと通り過ぎていった。
西日の差し込む頃合いに田京駅に戻ってきた。ホームから見えた富士山は雲の帽子を傾けて、またおいでと言っているような気がした。お疲れさまでした。
2023年02月26日 16:40撮影 by  ASUS_I002D, ASUS
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2/26 16:40
西日の差し込む頃合いに田京駅に戻ってきた。ホームから見えた富士山は雲の帽子を傾けて、またおいでと言っているような気がした。お疲れさまでした。
撮影機器:

感想

当初の計画段階では、三津方面に抜ける伊豆三山の縦走を意図していました。しかし調べてみると出発点の大仁は今まさに花の見頃に当たり、また周辺には気になるジオサイトも多く素通りするには惜しいところのようです。もともと気楽さと身軽さが信条のソロハイクなので、寄り道込みで臨機応変にいけばいいやと考えてとりあえず現地に向かうことにしました。
結果頂上に立てたのは二山に留まったわけですが、その分思い余すことなく大仁の風土を堪能することが出来たので後悔はありません(むしろ最初の計画に固執しなかった自分を誉めたいくらい)。三津や淡島の方にも見どころは多いですし、発端丈山は富士山がベストコンディションの時のお楽しみに取っておくことにしましょう。それにしても山行の間が開いてしまうと自分のペースを掴むのに戸惑ったりするのですが、周囲の状況も勘案しながら次の行く手を決めるのは気ままで楽しいものだと再認識しました。

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