ウネ山 〜古墳の山をハイキング〜
- GPS
- 04:11
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 313m
- 下り
- 319m
コースタイム
- 山行
- 3:59
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 4:11
天候 | 曇/晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
出発点から月の輪古墳までは尾根に沿った林道を進むことができますが、私はなるべく尾根を進むようにしました。尾根には道はありませんが、ヤブコギをしなくても歩くことはできます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
サポーティングタイツ
ジャンパー
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(キャップ)
登山靴
サブザック(19L)
昼食(スムージー+グラノーラ)
行動食(飴)
予備食(シリアルバー他)
飲料(お茶500mL)
地図(行程図・地形図)
スマートホン(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS+ログ)
ドローン(MavicMini)
サブバッテリー
カメラ
腕時計
ラジオ
ヘッドライト
手拭い
ティシューペーパー
|
---|---|
備考 | ドローンは飛ばしませんでした。 |
感想
山に雪が積もり、晴れる日の少ない冬場は家に籠りがちで体重は増えるし体力は衰える。時々、中国山地を越えて「晴れの」国岡山県へ行き、あまり標高の高くない山を歩いてみている。この日も適当な山が無いか、前日の夜にヤマレコのマップを見ながら探してみた。あまり無理をせずに、でもそこそこ歩きたい。行き帰りに時間をかけるのもくたびれるので、津山市の近くがいいなと思っていた。津山の少し南の美作町に「ウネ山」という、岡山県百名山に選ばれている山があった。周回コースをとると、半分は車道ではあるが、距離が10km、標高差も300m程度と、無理せずに歩けそうな山だった。その一部は「中国自然歩道」になっているようなので、そこそこ整備もされているだろう。
王子集落を発着点とした。「王子コミュニティセンター」前がバス停で広い転車場になっているので、その端に邪魔にならないように車を停めた。
最初は林道、その後は尾根を歩いた。下草の薮はほとんど無く尾根の傾斜もきついところはわずかだ。植林されたヒノキの林に広葉樹が時々混ざる。
尾根を辿っていくと樹の無いこんもりと丸い丘に出会った。上へ上がってみると陶器が並べられ札が立てられている。古墳らしい。丘を下りると「月の輪古墳」と記された石柱と説明版が設置されていた。5世紀頃の円墳、直径は60mあるそうだ。広場と東屋もあった。
古墳から少し北へ進んだところがウネ山山頂だった。三等三角点の石標とベンチが設置されていた。ただ、松とヒノキの林の中で展望は全く無い。木の枝で空が塞がっていたし、時折強い風が吹き上がってきていたので、リュックにドローンを入れて来ていたが、ドローン飛行は断念した。
山道から林道へ下りた辺りで道から山の斜面に駆け上がる生き物が目に入った。鹿ほど大きくない、イタチのように細長くはない、黄色い尻尾がその存在を主張している、キツネだった。野生のキツネだけあってやや痩せこけていて体毛の色は少し煤けている。けれども尻尾はまさにキツネ色に輝いていた。山歩きをしていてキツネに出会ったのはこれが初めてだった。昔から人里の近くに暮らしていたケモノだが、今ではなかなか目にすることもできない存在になってしまっている。そんな彼らに出会えて何だか嬉しくなった。
後半は車道歩きになる。途中に月の輪古墳に出土品を始めとするこの地の考古学的資料が保存展示されている「月の輪郷土館」といいうのもあった。ただ、普段は施錠されていて、見学希望の方は近くの民家で鍵を管理しているので電話してくださいというスタイルだった。わざわざ私一人のために電話してご近所さんを呼び出すのも気が引けたので、今回は見学はパスした。そのうち家族でドライブに来た時にでも寄らせてもらおう。
運動不足のこの時期に、無理なく歩けて史跡を訪ねることもできる良いハイキングコースだった。岡山県にはこんな所が沢山あるので、冬時期にはいろいろ探して歩いてみたい。
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