静岡・ 山梨県境 十枚山
- GPS
- 06:25
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,125m
- 下り
- 1,118m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年11月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
静岡市内の県道29号梅ケ島温泉昭和線を、梅ケ島方面に進み、途中の平野地区で、地元のお母さんたちが自慢の一品を販売している「真富士の里」で、トイレ休憩をしました。「真富士の里」から6kmほど進み、上渡地区の案内板を通り過ぎ白澤橋を渡り、有東木(うとぎ)方面へ右折しました。有東木地区内を通り抜けて、舗装整備された林道を標高1125mの真先峠まで入りました。 有東木地区入口から約9km、車で約35分ほど進むと登山口手前で未舗装になり、自家用車なら10 台ほどの駐車スペースがありここに駐車しました。 標高1414mの地蔵峠への登山口を登り始めると、直ぐに登山安全と石に彫ってある小さな地蔵さんが目にはいりました。 広葉樹林の中の登山道を少し登って行くと桧の人工林の中に入り、ジグザグに登って行き小さな尾根に出ました。さらに桧林を巻くように緩やかに登って行くと、間もなく地蔵峠に着きました。反対側に下がると山梨県南部町へ続いています。 地蔵峠は広場になっていて、梢の間からは山頂付近が白くなった南アルプスの山々が見えました。広場の山梨県側には地蔵尊が祭ってあり、そこからは日本平と駿河湾の海が見えました。尾根の稜線を南に向かえば、細島峠から青笹山へ続いています。 今日は北方向の十枚山方面に向かました。 尾根道は笹がきれいに刈払らわれていて、展望も良く澄んだ初冬の空の下には、南アルプスの雪化粧をした聖岳や赤石岳が見えました。また近くには山伏や大谷嶺などが見え、麓の集落がマッチ箱のように小さく見えました。富士山も五合目付近まで雪を抱いているのが見えました。 尾根道に岩が目立ち始めると平な所に岩岳の表示と標高が記してある標高1682mの岩岳山頂に着きました。 小休止した後に下十枚山方向へ下がって行くと、山梨県側に青笹が一面に生い茂った「月夜の段」の傾斜地が梢の間から見えました。さらに下がってロープがはってある岩場を過ぎると、下十枚山 への登りになりました。 標高1732.4mの下十枚山の山頂には二等三角点と山名の表示があり、もう一つの山名でしょうか天津山の表示もあり、富士山方向のみ展望があり雄大な富士山が正面に見えました。 山頂から十枚峠へと少し下がると、笹原になり展望が開けました。南アルプス方向は遮るものがなく 、大展望を楽しみました。これから向かう十枚山山頂には、数人の登山者の姿も確認できました。十枚峠への下りは日陰になっていて、うっすらと霜が残っていました。 十枚峠には静岡県側の中の段からの沢コースと、山梨県側成島からの 登山道の分岐点になっていました。 ひと登りで標高1719mの十枚山山頂に着くと、山頂には十数名の登山者グループが昼食を採っていました。山頂からは静岡県側への直登下山コースがありました。又尾根伝いに進む刈安峠から大光山を通り安倍峠への登山道もありました。のんびりと昼食を採ってから、来た道を戻り地蔵峠を下がり真先峠到着しました。 |
写真
感想
2005年11月13日に関の沢から林道を登り中の段から、人工林の中を通り抜けて十枚峠を経て十枚山に登頂しました。その時は十枚山山頂は生憎の曇り空でガスで展望はききませんでした。ただ登っただけで、あまり良い印象のある山ではありませんでした。
先日、青笹山に登頂した時に山頂で出会った地元の登山者から、今日歩いたルートを教えていただきさっそく歩いてみることにしました。
真先峠からは短時間で稜線尾根の地蔵峠に登る事ができ、尾根道歩きは南アルプスなどの眺めが良く快適でした。
岩岳から下十枚山の間には、シロヤシオの木があちこちに見えましたので白い花を付ける5月中旬頃に再度訪れてみたいものです。秋の紅葉や雪の季節も良いと思います。
十枚山付近の登山道脇の木には、熊と思われる木の皮を剥いだ跡と鋭い爪の痕跡がありました。静岡県側は南向き斜面になっていて、下がれば沢があり水も確保できますので熊が生息できるのかと思います。山梨県側の斜面は急斜面になっており、岩などもあり天敵である人間の侵入を防ぐ事ができます。冬場に熊が冬眠する時は、山梨県側の寒くて低い温度が保てる所で春を待つのではないかと推測しました。
下山後に立ち寄った、有東木白髭神社(しらひげじんじゃ)の大杉は見る価値があり、地区内の対岸に渡って行くと神社脇に駐車場がありました。神社境内には天を突くように伸びた太い幹の十本程のすじょうの良い杉の大木がありました。これには圧倒されました。その他、境内には津島神社(御神徳:疫病・厄難除け・医療・殖産興業と授福)、 春埜(はるな)社が合祀されていました。
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