【大御影山】ノロ尾の雪稜を越えてノートレースのブナ回廊を下山
- GPS
- 06:15
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 882m
- 下り
- 736m
コースタイム
天候 | 曇りのち時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※能登俣林道は倒木があって除去しながら、白谷登山口の下方200mに駐車、以降は残雪あるので通行不可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・松屋大権現岳までツボ足、以後は大御影山までワカンorアイゼン。雪はよく締まっている。 ・白谷コースはワカンで快適下山、ca.570mで雪切れ |
その他周辺情報 | 松屋大権現岳登山口の山奥におしゃれカフェ「ミロク」あり |
写真
感想
大御影山へは何度か登っているけど、積雪期に登った記憶がない。山頂北側の平原を自由に歩いてみたいと思っていた。山頂付近の積雪はまだたっぷりあって望みどおり歩けて満足した。下山ルートは激下りだがnoajiさんが踏破済みなので安心して着いていった。心配した沢も難なく渡れて無事下山完了。駐車地まで200mほどだった。
かねてから積雪期の大御影山を歩いてみたいと思っていた。松屋の登山口を起点とした大日尾根への周回が考えられる。今回、ふらっとさんが考えられたコースは大御影から白谷コースを下るルートとなっている。このコースなら無雪期に歩いたことがあるし、ほぼ尾根道で不安は払拭されそうだ。喜んで同行させてもらうことにした。
能登俣谷林道は二人で倒木を引っ張りながら無理矢理進んだ。やがて残雪で進めなくなる。白谷登山口の数百m手前に車をデポする。
松屋大権現登山口で準備をしていると滋賀ナンバーの3人パーティが到着される。ほぼ同時にスタートして松屋大権現に登り上げると一面は雪の台地となっている。ここで各々がワカンやアイゼンを装着する。
ノロ尾の急登を息を切らしながら詰めて行く。最初は杉の植林混じりだが、高度を上げるにつれブナやミズナラの自然林となる。P812まで上がると緩やかになってリョウブの疎林の広大な雪稜が広がる。ノロ尾のビクトリーロードの始まりだ。
振り返ると琵琶湖や大谷山〜三国山の高島トレイルの山々が飛び込んで来る。曇り空だが充分過ぎる絶景だ。最高点のノロ尾の高には高木のブナの森がある。積雪のせいか少し低く見える。
今回の山行のハイライト、無雪期は大規模な風衝草原となっているところに広大な雪原が広がっている。雪は締まりどこでも歩けるので嬉々とする。雪原の向こうには琵琶湖が見え大谷山から三国山の稜線が続いている。雪稜の奥の丘が大御影の山頂だ。
山頂からは三重嶽の大きな山塊が白く輝いている。風を避けてランチをしていると急速に青空が広がってきた。もう一度、青空の下で広大な雪原を踏みしめる。
下山は白谷コースの北東尾根へ、ブナの疎林のノートレースの尾根をゆっくり下って行く。気持ち良すぎる。雪は緩くなってきたがワカンで快適に下ることができた。ブナを愛でながら尾根を半分下りた所で雪切れする。激下りなのでチェーンスパイクに履き替え難なく下りる。
最後の渡渉が心配だったが浅瀬のポイントを選んで渡る。下山の白谷コースは大正解だ。ふらっとさんに感謝申し上げます。
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