北高尾山域 太鼓曲輪尾根(上ノ山砦)
- GPS
- 04:22
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 285m
- 下り
- 297m
コースタイム
- 山行
- 3:59
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 4:22
プロフィールに書いた理由で会員資格をプレミアムからレギュラーに変更したため、写真は容量の上限をオーバーしてアップロードできなくなったので「ファイル」の項にアップロードした。
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路:高尾駅乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく踏まれ、リボン、道しるべ等十分にあったが、人によっては見落とすかもしれないのはいずこも同じ |
写真
装備
個人装備 |
通常のハイキング装備
その他:非常用にスリング
カラビナ
エイト環
4mmザイル20m(非常用はいずれも不使用)
|
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感想
太鼓曲輪尾根は道幅も広くよく踏まれており、問題なく歩けた。日曜日のせいか4パーティーとすれ違ったので、レアではないポピュラーコースになりつつあるようだ。小仏城山の北東尾根ほどではないけれど。
城郭を守る曲輪としての尾根を分断する切通し遺構(堀切と呼ばれているらしい)の実物に触れ、戦国時代に思いを馳せた。
尾根にこれだけ深く切りこみを入れ、上から攻めれば敵の突破は確実に阻止できよう。動きにくい武具をつけた相手ならなおのこと。それにしてもあの岩塊の尾根をここまで切り落とすのは大変な労力を要しただろう。この尾根は八王子城の南東側を守るには効果的な擁壁だったと思われる。往時をしのばせる遺構を目の当たりにし、深く感動した。
しかし、関東一ともいわれる広大な山城・八王子城は豊臣・前田・上杉らの軍勢に攻められ落城したという。
高尾駅が見える坂道の中途まで来ると、「甘里(とどり)古戦場」の立て札があり、武田が北条を攻めた経緯などが記され、この一帯が戦場であったことを知り、きょう歩いてきた尾根のものものしい遺構にこもる気迫がまざまざとよみがえった。
きょう尾根で昼飯どきに櫓台で出会った若者は、道なき尾根を下るところだった。彼のいでたちは山歩きではなく町中の散歩スタイルであり、首から小型の双眼鏡をぶら下げているだけだったが、この辺の尾根は大体どこも下ることが可能だと言っていた。歩いていると戦国時代に鉄砲の弾を溶かした窯跡が残っていることもあるという。この辺は開発が進んでいるけれど、恩方のほうへ行くと、もっと昔のまま見つかるそうだ。そんな話が終わると彼は軽そうな靴で急傾斜の道なき尾根を南東方向にすたすたと下って行った。
尾根を歩いているとところどころ脇へはいるふみ跡があり、興味が誘られた。初めての尾根だが歴史の香りが強くただよい、幾度か尋ねてみたくなった。歩きたい場所は近場にまだまだあるようだ。
コメント
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道でない所は、マダニに注意。
ちなみに、17日のミッションで、曲輪尾根の頭から下り途中の見晴らしスポットを復活させました。
ビフォー・アフターは後日上げるレコにて。
今までに会ったことがないタイプの不思議な若者でした。マニアックなことをしているのに外見では全くわからない。昼飯を食べているところで足音もなく急に背後から現れて話しかけられたのでビックリでした。いでたちは登山者風ではないので目立つと思います。
マダニですが、2023.06.17の山行の帰宅後にズボンのすその外側に咬みついている大型のタカサゴキララマダニを見つけました。胴体はほぼ円形で幅5mm長さ6mmでした。これに出会ったのは2度目です。
17日は曲輪尾根を下る選択肢もありましたが、最短ルートの材木沢を選びました。レコ楽しみです。
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