西穂高岳

2023年03月05日(日) [日帰り]

• GPS: 05:32
• 距離: 8.5km
• 登り: 1,013m
• 下り: 1,018m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:38
• 休憩: 0:54
• 合計: 5:32

距離 8.5km 登り 1,018m 下り 1,018m

9:35 西穂高口
9:48 9:49 旧ボッカ道分岐
10:19 10:20 西穂山荘
10:33 10:34 西穂丸山
11:17 11:30 西穂独標
11:49 11:52 ピラミッドピーク
12:04 12:07 チャンピオンピーク４峰
12:39 12:55 西穂高岳
13:20 チャンピオンピーク４峰
13:32 13:35 ピラミッドピーク
13:51 13:53 西穂独標
14:16 西穂丸山
14:24 14:34 西穂山荘
14:49 14:50 旧ボッカ道分岐
15:06 西穂高口
15:07 ゴール地点

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

・道の駅 奥飛騨温泉郷上宝にて車中泊。
・7時前にロープウェイ乗り場に到着。
・近くの無料駐車場は8割方埋まっていた。有料駐車場はガラガラ。

・ロープウェイ乗り場建物前には8時前から人が並び始め、チケット発売開始の8時半には長蛇の列。
・2階のチケット売り場では券売機と窓口、どちらでもチケットが買える。
・往復3300円。荷物が6�坩幣紊両豺腓亙姪啣拱�券(600円)が必要。
・ロープウェイへの乗車はWEB予約の人が優先。この日は約20人ほどいました。
日時指定券はプラス300円ですが、事前に購入しておけば、早朝から並ばなくても確実に始発に乗れます。
https://webket.jp/pc/ticket/index?fc=00407&ac=9500
ちなみHPでは当日でも購入できるような記載がありますが、私が確認したところ当日は購入できませんでした。
・ロープウェイは1時間に2本ですが、この日は行きも帰りも臨時便が出ていました。発車時刻に関わらず、満員になると運行していたようです。

コース状況／危険箇所等

ロープウェイ西穂高口から独標直下までは危険個所無し。
独標〜西穂まではところどころ岩場、鎖場、細いトラバースなど注意を要する箇所あり。
この日の雪道のコンディションは非常によく、トレースもばっちり。
急登もしっかりステップがついているので歩きやすかったです。

西穂の核心部は山頂直下の雪壁で、雪のコンディションによってはダブルアックスで登る人もいますが、この日はただの急な階段で特別なスキルは不要でした。

冬季西穂は上級者ルートと言われていますが、コンディションがよければ、体力がある人なら行けそうです。
もちろん岩場や高度感のあるルートを問題なく歩けるスキルは必要ですが。
あと始発のロープウェイを利用しての日帰りはシビアな時間制限があるので健脚者向けです。
私達も、間に合いはしましたがゆっくり写真をとったり休憩したりするような余裕はありませんでした。

次回来る機会があったら西穂山荘に宿泊して、翌朝モルゲンロートを眺めながらゆっくり西穂を目指してみたいですね。

その他周辺情報

ひらゆの森
https://www.hirayunomori.co.jp/
露天風呂が沢山あって楽しいです。
私達が着いたとき駐車場は満車でしたが、係員の誘導で空いているスペースに停めさせてもらえました。

写真

3/5 10:18

西穂山荘到着！中央に見えるのは焼岳。

3/5 10:19

テン場と霞沢岳。

3/5 10:41

3/5 11:22

独標。右後ろのピークは笠ヶ岳。

3/5 11:22

独標から見た焼岳。

3/5 11:32

目の前にピラミッドピーク。

3/5 11:32

振りえって見た独標。

3/5 11:53

ピラミッドピーク。
奥のピークはチャンピオンピークかな？

3/5 12:40

西穂高岳。あいにく雲が出てきてガスガス…
ただ風がほとんどなく、快適に休憩できたのはよかったです。

3/5 13:28

絵になるピラミッドピーク。

行きは素晴らしい眺望だった独標も帰りはこんな感じ。

3/5 14:10

難所をクリアーして一安心。
日曜なのに人気のない稜線が楽しい。

撮影機器：

J3173 Sony

感想

アキコ

上級者コースと言われる冬の西穂。
普段登っているのは初心者向けの雪山ばかりで、冬の赤岳もまだ未登なのに西穂に登れるのだろうかと、珍しくかなり緊張しました。

独標直下までは安全な雪道なので飛ばし気味で歩き、独標への登りからが本番です。
ここでちょっとした事故。
独標に向かって岩を登っているとき、うっかり肘を岩にぶつけてしまい猛烈な痛みが。頭はクラクラするし、その後、腕が痺れて鎖を握っている手に力が入らないし、滑落ってこういうときにするんだろうなあ、なんて考えが頭をよぎりましたが、何とか登頂。
でもぶつけたときのショックで軽い貧血のような状態になったようで気分が悪くなる。
こんなんで西穂まで行けるのだろうかと思いましたが、山頂でしばし休憩したら、腕の痛みも治まりほぼ完全復活。

その後は雪のコンディションもよかったおかげで順調に進みピラミッドピークを越えて進むとまた目の前にピークが。

冬の西穂と言えば山頂直下の雪壁が有名で、私もそれを登れるかどうかが一番心配していたところ。私の想像では山頂直下に壁のような急登がそそり立っているのが西穂。

ただ見えていたピークへ向かう道は普通の急登で、私達全員、西穂は目の前のピークを越えると出てくるのだろうという見立てで一致。
時間も迫ってきたので、せっせとそのピークを登っていたら、予想外にそこが西穂でした（笑）

雪壁を登れるかどうかちょっと試してみたかったので、あっけなく登れてしまって拍子抜けした感もありますが、登頂出来てよかったです。

ちなみにコンディションがよくても簡単に登れる山というわけではありません。
急登や岩場が多くそれなりに体力を消耗します。
個人的にはここ最近登った雪山の中で一番疲れました。

でも助け合える仲間と一緒で楽しく登れました。
今度来るときは西穂から絶景を拝みたい＆雪壁も登ってみたいです！