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Yamareco

記録ID: 5248605
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
飯豊山

土地倉山〜金凍山〜大倉山 周回 (会越)

2023年03月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:22
距離
10.0km
登り
860m
下り
860m

コースタイム

日帰り
山行
6:57
休憩
1:26
合計
8:23
距離 10.0km 登り 860m 下り 865m
6:58
44
柴倉集落
7:42
7:43
92
柴倉沢支流渡渉
9:15
9:45
81
土地倉山
11:06
11:45
19
金凍山
12:04
12:08
87
896m(県境)
13:35
13:47
94
15:21
柴倉集落
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県道は柴倉集落まで除雪されている。早朝に塩化カルシウムの散布もあり。
その他周辺情報 七福荘(七福温泉) 〜2/3より営業再開、月曜日定休
ひと気のない柴倉集落を通過し林道柴倉線へ入る。すぐに除雪終了となりスノーシュー装着。
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ひと気のない柴倉集落を通過し林道柴倉線へ入る。すぐに除雪終了となりスノーシュー装着。
しばらく進むと半円形の土地倉山を正面に望む
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しばらく進むと半円形の土地倉山を正面に望む
崖の脇を通過する場所ではデブリ発生。ステップを切りながら通過。
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崖の脇を通過する場所ではデブリ発生。ステップを切りながら通過。
まもなく柴倉沢支流を迂回するように林道がヘアピンカーブする地点。
まもなく柴倉沢支流を迂回するように林道がヘアピンカーブする地点。
渡渉できそうな地点へ降りる。
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渡渉できそうな地点へ降りる。
急な対岸を登り返し再び林道を横切り、土地倉山の北尾根に取付く
急な対岸を登り返し再び林道を横切り、土地倉山の北尾根に取付く
下部はカモシカしか登らないような急斜面
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下部はカモシカしか登らないような急斜面
やや恐怖感を感じながら登りきると尾根に出る
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やや恐怖感を感じながら登りきると尾根に出る
振り返ると霧氷をまとった大倉山がかっこいい。
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振り返ると霧氷をまとった大倉山がかっこいい。
尾根も山頂が近づくとかなり急勾配。息をつく間もないハードな登り。
尾根も山頂が近づくとかなり急勾配。息をつく間もないハードな登り。
ずっと大倉山が背中を押してくれていた
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ずっと大倉山が背中を押してくれていた
ほぼ、土地倉山の山頂部。急峻な谷間、天然杉の植生など、海谷山塊の千丈ヶ岳の雰囲気に似ている。
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ほぼ、土地倉山の山頂部。急峻な谷間、天然杉の植生など、海谷山塊の千丈ヶ岳の雰囲気に似ている。
天然杉と雑木林に囲まれた山頂部は展望が良くない。
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天然杉と雑木林に囲まれた山頂部は展望が良くない。
山頂から東へ少し下ってみると、会越県境稜線が見える
山頂から東へ少し下ってみると、会越県境稜線が見える
山頂から北斜面を少し下ると大倉山と飯豊連峰のパノラマが。
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山頂から北斜面を少し下ると大倉山と飯豊連峰のパノラマが。
土地倉山を後に尾根を西に進む
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土地倉山を後に尾根を西に進む
小ピークを過ぎてからは尾根を南下。920m峰より土地倉山を望む
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小ピークを過ぎてからは尾根を南下。920m峰より土地倉山を望む
杉林で黒々とした金凍山。金凍(かねこり)とは「つらら」の方言のようだ。
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杉林で黒々とした金凍山。金凍(かねこり)とは「つらら」の方言のようだ。
印象的な雪のひだ
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印象的な雪のひだ
さらに尾根を南下、880mを目指す。雪庇がうねうねと発達し小刻みにアップダウンを繰り返す。
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さらに尾根を南下、880mを目指す。雪庇がうねうねと発達し小刻みにアップダウンを繰り返す。
880m峰付近にて。南西(国土山)方面の展望。
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880m峰付近にて。南西(国土山)方面の展望。
御神楽岳アップ
金凍山が近づいてくる
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金凍山が近づいてくる
この後、周回予定の尾根と大倉山、そして飯豊連峰。
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この後、周回予定の尾根と大倉山、そして飯豊連峰。
880mから金凍山手前にかけて一番の難所。雪庇の発達したアップダウンのある痩せ尾根に神経をすり減らす。
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880mから金凍山手前にかけて一番の難所。雪庇の発達したアップダウンのある痩せ尾根に神経をすり減らす。
高陽山〜国土山(会越国境稜線)パノラマ(元サイズ)
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高陽山〜国土山(会越国境稜線)パノラマ(元サイズ)
金凍山直下の登り。尾根が広くなり全然快適!
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金凍山直下の登り。尾根が広くなり全然快適!
登ってきた痩せ尾根方面を振り返る
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登ってきた痩せ尾根方面を振り返る
広くて見晴らしの良い金凍山山頂。
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広くて見晴らしの良い金凍山山頂。
ただ北側だけは天然杉が茂り眺望はよくない
ただ北側だけは天然杉が茂り眺望はよくない
東方面パノラマ(元サイズ)
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東方面パノラマ(元サイズ)
南東方面パノラマ(元サイズ)
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南東方面パノラマ(元サイズ)
これから進む県境(896m)方面へ続く、幅広の快適な尾根
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これから進む県境(896m)方面へ続く、幅広の快適な尾根
吾妻連峰や磐梯山も遠望できる
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吾妻連峰や磐梯山も遠望できる
次の小ピーク(920m)手前は雪庇を避け、やや北側斜面をトラバースで通過。アップダウン少なく雪も締まっている。
次の小ピーク(920m)手前は雪庇を避け、やや北側斜面をトラバースで通過。アップダウン少なく雪も締まっている。
920mピークより金凍山方面を振り返る
920mピークより金凍山方面を振り返る
南方面パノラマ(元サイズ)
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南方面パノラマ(元サイズ)
920mピークより目指す県境稜線方面。
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920mピークより目指す県境稜線方面。
920m直下は緩んだ雪の大斜面、尻セードで一気に下る。
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920m直下は緩んだ雪の大斜面、尻セードで一気に下る。
県境稜線の896m峰付近。
県境稜線の896m峰付近。
896m峰付近より木地夜鷹山方面パノラマ(元サイズ)
夜鷹山手前からは登山道があるようだ。
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896m峰付近より木地夜鷹山方面パノラマ(元サイズ)
夜鷹山手前からは登山道があるようだ。
野沢の市街地、飯森山方面。
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野沢の市街地、飯森山方面。
896m峰からは稜線を北西方向へ
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896m峰からは稜線を北西方向へ
とにかく飯豊連峰の絶景が目に飛び込んでくる、素敵な稜線!画像中央部のスラブ斜面は「竜ヶ岳」方面。(元サイズで)
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とにかく飯豊連峰の絶景が目に飛び込んでくる、素敵な稜線!画像中央部のスラブ斜面は「竜ヶ岳」方面。(元サイズで)
雪庇の発達したアップダウンのある稜線を進み大倉山の直下へ(元サイズ)
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雪庇の発達したアップダウンのある稜線を進み大倉山の直下へ(元サイズ)
通ってきた稜線を振り返る
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通ってきた稜線を振り返る
すでに疲労がピークの中、忍耐で大倉山を目指す。
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すでに疲労がピークの中、忍耐で大倉山を目指す。
大倉山直下にて南東方面。尖った日向倉山が特徴的だ。
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大倉山直下にて南東方面。尖った日向倉山が特徴的だ。
広くて丸い大倉山の山頂。ただ西方向は眺望がよくない。
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広くて丸い大倉山の山頂。ただ西方向は眺望がよくない。
安座方面の尾根から登ってきたスキートレース。もちろん山頂には誰もいない。
安座方面の尾根から登ってきたスキートレース。もちろん山頂には誰もいない。
山頂で小休憩後、柴倉集落に向けて西尾根を下る。こちらの尾根にもスノーシューの単独トレースがついていた。
山頂で小休憩後、柴倉集落に向けて西尾根を下る。こちらの尾根にもスノーシューの単独トレースがついていた。
尾根を下っている途中、土地倉山が望まれる。左から二本目の尾根を登っていたようだ。
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尾根を下っている途中、土地倉山が望まれる。左から二本目の尾根を登っていたようだ。
標高900m〜800m付近は相当な急斜面。スノーシューを外してステップを切りながら降りる。
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標高900m〜800m付近は相当な急斜面。スノーシューを外してステップを切りながら降りる。
815m峰付近より下る予定の北西尾根を望む
815m峰付近より下る予定の北西尾根を望む
山頂方面を振り返る
山頂方面を振り返る
北西尾根を下るが、腐れ雪で足取りは重い。
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北西尾根を下るが、腐れ雪で足取りは重い。
最後は杉林の急斜面を降りて大黒天の脇から道路へ。
最後は杉林の急斜面を降りて大黒天の脇から道路へ。
柴倉川沿いにたたずむ七福荘で日帰り入浴。肌にはつるつるの湯(単純硫黄冷鉱泉)。
柴倉川沿いにたたずむ七福荘で日帰り入浴。肌にはつるつるの湯(単純硫黄冷鉱泉)。
麒麟山温泉近くにて飯豊連峰と阿賀野川。
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麒麟山温泉近くにて飯豊連峰と阿賀野川。
阿賀野川と角田山に沈む夕日
  −おわり−
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阿賀野川と角田山に沈む夕日
  −おわり−

感想

土地倉山〜金凍山〜大倉山は登山道のない薮尾根ルート。残雪期に柴倉集落を起点に周回でチャレンジしてみた。かなり昔、新緑の百戸沼と木地夜鷹山を登ったのみで、記憶も薄れ馴染みも薄いエリアだった。なお、金凍(かねこり)とは方言で「つらら」のようだ(「新潟の低山薮山」より)。
今までは標高900m前後の低山が連なる平凡な山域との先入観を抱いていたが今回の山行で見事に覆された。柴倉沢に刻まれた滑らかなスラブ斜面、雪のヒダ・雪庇、頂稜部に分布する天然杉、飯豊連峰や会津の名峰の眺望など、小粒だがスパイスの利いた魅力的な尾根歩きを堪能でき、充実感の高い山行であった。

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