昇仙峡クライミング(ハヌル、ジャムジャム84等)



- GPS
- 09:58
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 1,359m
- 下り
- 1,363m
コースタイム
- 山行
- 9:53
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:53
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【アプローチ等】 ・末端壁まで踏み跡明瞭、ピンクテープ多し。途中に多くのボルダーがある。 ・末端壁の近隣のエレファントエリアやオレンジフェースへ向かう踏み跡は不明瞭。 ・トポは基本的に非公開とされているようだが、末端壁については下記に掲載されている。 https://allnevery.blogspot.com/2022/03/blog-post_27.html ・猿岩の状況を確認したが、岩は汚れており、ボルトは古く、通常のフリークライミングとして楽しめる状況ではない。 ・末端壁のボルトルートも、多くのルートはRCCボルト等が使われており気軽にトライできる状況ではない。 【ルート】 ・ジャムジャム84は3pのルートとされるが、1p目は卦蘢度でロープもクライミングシューズも不要。これを1p目とみなすのは無理があるのではないか。2p目(15m程度)は右のハンド(汚れていて体感5.9)と左のチムニーがあり、左がオリジナル。3p目(30m程度)は快適なハンド(5.9)。50mロープ1本でも懸垂下降可能。 ・ハヌルは5pのルートとされるが、1-2pと4-5pは繋げられるので、そうすると3pで登れる。5p目が核心で5.9だが1p目のワイド(5.7)も登りやすくはない。60mロープなら3回で懸垂下降可能。 ・5.9のワイドと5.11cのシンクラックは同じTRで登れるが、雨の後は岩が濡れている。 |
その他周辺情報 | ・観光客が多いという地域特性から、紅葉の時期のクライミングは避けたほうが良いらしい。 ・昇仙峡は準非公開の岩場である。本記録に掲載の情報で、載せるべきでないことがあれば、ご指摘いただきたい。 |
写真
感想
【計画の経緯】
折角の飛び石4連休だが、天候は思わしくないし、西の佐藤の体調も微妙だし、tamoshimaの仕事も詰まっているとあって、近場で気になっていた昇仙峡へ。
【山行】
朝一で、ダメもとで猿岩を見に行ったが、やはり良くない。ついでにその奥のクラックボルダーなる岩も見てみたが、見るだけでいいかなという所。
有名なコブラクラックのあるクラックエリアへの降り口を確認してから、本命の末端壁へ向かうと、踏み跡は想像以上に明瞭で、難なく到着。初めての岩場なので、とりあえず左から右まで見て回ると、デイドリームのハングの強烈さに圧倒される。そしてその下には古いロープ等が残置されていて、吉田氏の遺品なのだろうかと思いを馳せる。右へ移動し、エレファントエリアも探してみたが、ルートらしいものは確認できず。すっかり自然に還っているのかもしれない。
○ハヌル
一通り見て回った後、一番乾いていそうなハヌルを登ることにする。最初のワイドだけ少してこずったが後は至極スムーズで、気持ちよく終了点まで。途中で見た情熱の薔薇は、デイドリームと同じヤバさを放っていた。
各ピッチは短いので、シングルロープでも懸垂下降できるだろうと懸垂下降したが、2p目の下降後、ロープを抜いていると、ロープが木に引っ掛かった。目一杯引いても枝が折れるばかりで取れず、結局木を登って取る羽目になって、面倒だった。登れる木で良かった。
○ジャムジャム84
ハヌルを登っている間にこちらも乾いてきたようだったので、これも登る。1p目は適当に登り、2p目は右を選択。が、クラックに泥が詰まっていて意外と悪かった。3p目は10aという噂もあったが想像以上に快適で、スムーズに終了。懸垂下降しながら11cシンクラックにTRをかけておく。
○11cシンクラック
朝来た時にはクラックの左側がびしょ濡れだったこのルートも、だいぶ乾いてきた。まずは西の佐藤からトライしたが、クラックが細すぎて指が入らず、テンテン。続いてtamoshimaは、想像以上にスムーズに登れ、1テン。もう一度西の佐藤がテンテンで登り、このルートは終了。
当時高校生だった平山ユージが初登のルートだそうだが、やはり凄い。
○5.9ワイドクラック
TR回収を兼ねてtamoshimaが登ったが、ワイドなので岩に体を押し付けて登るのに、その岩が濡れている。下着まで濡れるほどびしょびしょになったが、まあ面白かったので良いことにしておく。
末端壁はこれで終わりにして、行きがけに確認したボルダーで少し遊んでから帰ることにする。
○パスウェイの岩
左の4級は、tamoshimaはFL。外岩ボルダーなんて物凄く久しぶりだったが、それなりのグレードのが登れて嬉しい。一方初段のパスウェイは、出だしから何もわからなかった。有段者になんてなれる気がしない。
【総評・感想】
ルートの質はともかく、1日で2本のマルチルートが登れ、クラックもボルダーも楽しめて満足の1日だった。が、登れる状態のルート数は少なく、何度も楽しめる岩場ではないなと思った。東京からも比較的近いし、岩は沢山あるので、ボルトを整備すれば、とても良いゲレンデになるだろうに、勿体ないと感じた。
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