鳥海山 素晴らしい一日
- GPS
- 06:59
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 1,795m
- 下り
- 1,789m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 6:59
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【中島台駐車場〜E1200(森林限界)】 ・樹林帯は癒しの森だが藪い&地形のギャップ多い。 ・E980の急登は雪面硬くツボ。 【E1200(森林限界)〜鳥海山】 ・ルーファイしながら歩き易い所から。 ・千蛇谷はしっとりモナカでスキーが沈み疲れる。 ・山頂御室参籠所付近から雪が固くなる。その先のトラバースはクトー装着。 【滑走】 ・山頂御室参籠所下から雪がやや硬くスキーが引っ掛かる。慎重に。 ・千蛇谷E1750あたりまでしっとりモナカ。ターンし難い。 ・E1750以下シャウダー。快適。 ・登行時の癒しの森は、下降時には修行の森に変わる。 |
写真
感想
毎年恒例、年度末の怒涛の業務が終わった。先週末に無事に竣工検査を終え、膨大な書類も引き渡しを行った。そして今年は一週間の完工休みを取得。
折角なので行った事のない東北に行く事にした。目指すは鳥海山と月山だ。
鳥海山にほど近い道の駅象潟で車中泊。たっぷり7時間睡眠。
4時50分に起き朝食を食べたら中島台駐車場へ向かい、最後発で6時15分頃元気よくスタート。
トレースは薄くよく判らない。GPSで確認し橋を渡り、藪い樹林帯を進みながらE730の鳥越川右岸の細尾根を目指す。雪面は固い。
快晴無風の樹林帯は丁度良い心地良さで癒しの森だ。E980で急登となりシールのまま取付いてみたが、まだ雪が固くシールでは辛い。安全地帯まで戻りツボに換装して3分程度で突破。あらためてシール登行にする。
E1200を過ぎると森林限界となり広い台地はどこでも歩ける。雪面に陽も当たり徐々に緩みだしたのでクトー無しで登れるようルーファイしながら進む。
それにしても広大な斜面を常に左正面に鳥海山を臨み、振り返れば日本海。贅沢な登行をしている。
E1700の急登もシールのまま登り上げ、千蛇谷に入ると雪質がしっとりモナカとなりスキーが沈むので何気に体力を消耗する。風が出てきたのでシェルを着込む。疲れで足の出が悪くなり進んでは止まり、止まっては進むを繰り返す。
文珠岳、伏拝岳等の外輪と本峰に挟まれた景観は荘厳で息をのむ。
当初は千蛇谷を詰めて山頂御室参籠所へ向けて直登する。参籠所から雪が固くなり先に嫌らしいトラバースが見える。ここで今日初めてクトーを装着する。距離は短いはずだが、斜面の下は見えないのでマジで怖い。正面から3名のスキーヤーが降りてきて「ここで終わりだよ〜」と言われ、もう一頑張り。3名のスキーヤーはアイゼンで突破したとの事だった。
鳥海山登頂〜。
北には薄っすらと白神山地や秋田駒、南西は日本海、南には月山、東は七高山。鳥海山は独立峰で周りに山が無いので不思議な景観だ。
パシャパシャしたら登り途中で何度か会話した新潟のスキーヤーと神奈川の登山者と山頂でも会いお喋りをしながらエネ補給。山頂は無風に近い微風で下山するのが勿体ない天気だが、滑るために登ったのだ。
さぁ帰ろう。
滑走は一旦、山頂御室参籠所下に出るように落とし、そこから本格滑走だ。
出だしは雪面がやや硬く引っ掛かる感じなので慎重に滑る。但し転倒滑落するような斜度でもなく、岩等の障害物もない為それなりにスピードは出せる。E1750くらいまでの緩斜面はしっとりモナカでこちらの方が滑り難い。その後、斜度が増すと一気に雪質が変わりシャウダー。ここからは快適で広大な山はどこを滑ろうか悩む。シュプールを見返すのに振り向けば鳥海山の姿もある。どこまでも贅沢だ。
森林限界から下の上部樹林帯もウェットな雪ながら樹間もあり滑り易い。E1000以下になると登行時の癒しの森は、下降時には修行の森となる。地形のギャップ、煩わしい藪を手漕ぎを交えてこなして行く。橋では一旦スキーを外して渡り再度スキーを装着して駐車地へ無事下山。
自宅から8時間近くかかるが、行くだけの価値は間違いなくある山だ。
お疲れ様でした。
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