巻機山/米子沢
- GPS
- 10:21
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,316m
- 下り
- 1,316m
コースタイム
天候 | 曇り時々雨 (ちょっとだけ晴れ間) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
桜坂駐車場に登山ポストあり。 トイレあり(水洗、紙なし)。 水道あり(足を洗える。飲用かは疑問。) 温泉&宿泊:五十沢温泉さくり健康館 |
ファイル |
非公開
5324.xls
計画書
(更新時刻:2011/10/04 05:00) |
写真
感想
4回目の米子沢。紅葉の時期は2回目ですが、今回は天気予報で週末の天気が悪く、直前まで迷ってました。詳細天気予報でとりあえず、気温は高めであること、降っても断続的に1mm程度であること、現地判断で入渓が難しい場合は、尾根コースに転進し、温泉直行ということで、予定通り出発。関越自動車道を降りると雨がポツポツ。仮眠用のテントはできれば濡らしたくないので、無人駅の大沢駅に立ち寄って仮眠できるようなら、利用させてもらおうと向かう。きれいな駅舎で、トイレ、水道、ベンチあり。10人位は十分仮眠可能。
朝起きるととりあえず、雨は降っていない!始発電車が来る前に、朝食を各自済ませて桜坂登山口に向けて出発。桜坂駐車場の混雑具合が気になったが、悪天予想のためか、車は少なめ。米子橋から堰堤を見ると、水の流れは見えず、増水はない模様で、遡行決定。途中断続的に雨が降り、上部のナメ滝で若干水量が多かった他は、特に問題なく紅葉の沢登りを楽しめました。
この時期は、気温が低く、時には降雪があることもあり、寒い場合も多いのですが、今回は気温も高めで、水に濡れてもさほど身体が冷えることもなくラッキーでした。
今回の山行の核心は、事前の天候判断でした。宿の予約変更は木曜中にやらなくてはならず、決行するか中止するか決めねばなりません。いつも利用している国際気象海洋(IMOC)の天気・降水量詳細予報の他、GPV気象予報のサイト
http://weather-gpv.info/
を利用しました。このサイトは地図上に5kmまたは20kmメッシュの詳細な気象予報を表示するサイトです。 5kmメッシュ詳細予報では1時間毎の予測を33時間先まで、20kmメッシュ広域予報では8日(192時間)先まで予測します。 気象庁 数値予報を図示してくれます。詳細予報は1日4回(3:10,9:10,15:10,21:10)、広域予報は1日1回(5:40)更新されます。木曜日時点では、広域予報を利用。出発前には詳細予報で再度確認しました。雲量、気温、風速、気圧等の予想も見られるので結構便利です。
今週はほぼずっと、週末は雨模様の予報。しかも割としっかり。しかもほぼ全国的。。
半分以上諦めつつも、予報が変わることもよくあるので望みは繋いで日々を過ごしていた。
木曜日。温泉宿のキャンセル料問題があるので、早めに決行/中止を決めるという。
ほぼ諦めていて、パッキングにも熱が入らないでいたら…、「決行」のメール。…?!
天気図見直してみると、確かに若干好転はしているものの、やはり雨予報。ほんとに?
CL曰く、国境稜線から日本海側は曇りの予報…。確かに、新潟の予報は関東よりいいけれど、でも…。
「GPV天気予報の広域雨量・雲量の変化」からの判断らしい。それを見ると、確かに
米子沢の辺りは雲が切れてるような。降水量1mmの予報なら遡行可能かもしれない、
前日までの降雨量はそれほどでもないので増水はしてないかもしれない、との判断。
でも、最終的には、行ってみなけりゃわからない。なら、行ってみるのも経験かも。
朝。雨降ってない! 第一関門、駐車場から見える堰堤…、乾いている! あっちーの方の空、
青空のかけら(これは気休めだけど)! しかも、寒くない! 遡行決定!!
左岩林道をしばらく歩くと踏み跡、というよりキャタビラの跡(キャタピラも)あり。
そこから沢に入るとスリットのない堰堤。もう少し踏み跡を歩いて、スリットのある堰堤へ。
入渓。しばらくゴーロ帯(涸れてる!)。40分位は涸れたところを歩き、さらに20分ほど
歩いてナメ沢出合。
そこから少し歩き、右岸を大高巻き。踏み跡明瞭。
釜を持つ10m滝。滝の裏?左岩にから登る。ハーケンあり。
その後も時々ロープを出しながら快適に登って行く。そして、ぱっと開けて右岸から
きれいな滝が流入。これが17mの滝かな。
ゴルジュ帯入口の5mの滝か、その直後の滝か、で、この沢唯一のシャワークライミング♪
(滝を一瞬トラバースしただけだけど) いや、リーダー以外は左岸を巻いたのだけれど、
その前のへつりでドボンしたので、濡れてもいいし、ここはやっぱり直登でしょう〜。
(この時点では全く寒くなかった。水も全然冷たくなかった。)
ゴルジュ帯を出ると大ナメ。とっても雄大でとっても素敵。…なのだけれど、やっぱり緊張〜。
滑るの嫌い。滑りそうなの怖い。。 でも、前よりは歩き方のポイントがわかってきたかな。
こういうところ、もっと余裕で歩けるようになりたい。
しばら〜く堪能したら、次第に自然に沢幅が狭くなり1つ1つの岩が形あるものになってくると、
はっきりした二俣(右股にはトラロープ、植生保護のため?で入渓禁止)。左俣へ。
さらに歩くと、左側に明瞭な踏み跡。避難小屋へと続く。
ガスってても、雨降ってても(ちょっとだけね)、とっても素敵な沢でした。
今度は青空のもと遡行したい。
今回は、CLの、メンバーのサポートの仕方も勉強になりました。
…強いリーダーへの道は遠い。。
同行の皆様、お仲間に入れていただき、ありがとうございました。
そして、リーダーの天候判断、勉強になりました。
雨天中止かと思いきや、2週連続でカモパーティ
米子沢完登、スゴイですね。
そして、紅葉、噂に違わぬ美しさですね。
うーん、憧れが高まるばかり。
来年、青空の下、登ったる。
ところで、例の途中の崩壊箇所は分かりましたか?
リーダーの素晴らしい判断と、それをフォローできる
強さあってこそだと思います。
ほんと、行かれて良かったです。
でも、また、青空予報限定で行きたいなぁ
崩壊箇所は、私にはよくわかりませんでした。
リーダーは分かったのかも。
7月の台風で崩壊した個所が、9月の大雨で流された、
と書いてあるブログもあったし、何十年ぶりで遡行
した方が、イメージが違うと言っていました。
kamogさんも言うように、沢ってどんどん変わるのかな。
標高1200〜1350m付近は、崩壊跡もあり、以前よりナメ滝が埋まっている箇所もありましたが、遡行に支障をきたすほどではなかったです。1350m付近から上部は、相変わらず楽しく遡行できます。ただし、ある種の苔がついたナメ滝部分は、アクアステルスの靴だと突然滑る箇所があり、注意が必要です。(私はフェルト底の沢タビなので、関係ありませんが)井戸尾根の登山道がぬかるんでいるとのことだったので、沢タビのまま途中まで下山したのですが、ほとんどフリクションがなく、スケート状態となり、さすがに中間地点で登山靴に履き替えました。
tyakuさん、来年こそは、紅葉・青空快晴の米子沢を私も見てみたいです。
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