大菩薩嶺(上日川峠〜大菩薩峠〜雷岩〜丸川峠〜裂石)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 550m
- 下り
- 1,301m
コースタイム
天候 | 晴れ・昼前から若干雲多し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子6:35の電車(松本行)は大混雑。甲州市のマラソン大会のため? 甲斐大和7:39の到着にあわせて臨時バスが出たので、スムーズアクセス。 復路は、大菩薩の湯に入った後、塩山駅まで山梨交通のバス。帰りは特急かいじ。 塩山から自由席で座れたが、次の勝沼ぶどう郷からは立客の出る大混雑…。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道中、危険個所はなし。 登山ポストは、山荘等にあったかもしれないが発見できず。 |
その他周辺情報 | 下山後は、裂石登山口近くの大菩薩の湯へ。3時間610円。 マラソン大会出場者と思われる人たちで、大混雑でした…。 |
写真
感想
2週連続の台風の週末の後、絶好の好天予報の土日がやってきた。できれば小屋泊でのんびり山歩きをしたいところだが、土曜日は用件があったため日曜の日帰りでプランせざるを得ず、比較的アクセスしやすく、私の好きな南アルプスの展望がいいと聞いていた、大菩薩嶺を歩くことにした。
アクセスには列車と車の両方が考えられたが、日曜夕方は中央道上りの渋滞が不可避と思われたため、今回は列車でアクセスすることにした。
さいたまの自宅を5時に出て、八王子始発の普通松本行に乗る。私は偶然、列の先頭だったので難なく座れたが、発車時点では乗り切れるかというくらいの大混雑。どうやら今日は甲州市でマラソン大会があるとのことで、その出場者が多数乗っているようだ。紅葉ピークを迎えた沿線の山々に出かける登山者も多く、大月を出ると下車する旅客もちらほら出てくる。
甲斐大和で、他の多くの登山者と降りた。ここでは、30分ほどのインターバルで上日川峠行のバスに乗る予定であったが、電車が着くと同時に臨時バスが目の前にやってきて、難なく乗ることができた。これはタイムリーでありがたい。補助席を若干出す程度で全員座れていたが、このバス路線、他の山行記録を見ると、いつも乗客の多寡に柔軟に対応しているようだ。このおかげで、上日川峠からの登山開始も約30分ほど繰り上げることができた。
歩き出すと、丁度ピークを迎えた紅葉があちこちで迎えてくれる。青空に映えて美しいが、ここからはマイカー登山者も加わって、登山道は結構な混雑である。会話を聞いていると大部分が唐松尾根を雷岩に直登するコースをとるようで、実際福ちゃん荘先の分岐からは、一気に人が少なくなる。勝縁荘のコーヒーもおいしそうに見えたが、稜線の展望を早く見たく、今日は先を急ぐ。
特に急登もなく、1時間ほどで大菩薩峠に着く。よく晴れた青空の左手に南アルプスの全貌が見えてくるのは、この山系への造詣が深い自分にとっては大変嬉しいことである。以後は常に甲斐駒・白峰三山等を見ながら先に進む。去年の今くらいにアサヨ峰を登った時は、北岳山頂は薄く雪化粧をしていたが、今シーズン、北岳にはまだ雪はないようだ。少し標高を上げると、最近初冠雪した富士山も見えてくる。
雷岩で昼食とする。唐松尾根直登者もここで多くが一息入れており、結構な人数が休んでいるが、キャパシティは十分である。私は例によってラ王の袋ラーメンと手製おにぎりを食べるが、標高が2000mを越えていることもあって、風が吹くと結構寒い。最後にホットコーヒーを飲んで、帰途につくこととした。
帰りは裂石に下ることとしていて、上日川峠経由と丸川峠経由の二通りが考えられたが、人が少ないのに越したことはなく、後者を選択する。大菩薩嶺山頂を通過した後は、予想通り人がぱったり途絶え、静かな山歩きを楽しむ。延々と樹林帯の中を進むが、紅葉はあちこちきれいで、その都度足を止めて写真を撮ったりしながら進む。まるかわ荘を経由して、コースタイム通りに裂石まで下ってきた。
下山後は、路線バスが停まって便がいい大菩薩の湯に入る。浴室に入ると、マラソン大会の出場者なのか大混雑で、芋洗い状態だったが、入っているうちにそれなりの人数に落ち着いてくる。1時間ほど浸かって、バスで塩山駅に下る。丁度特急かいじの来る時間で、自由席特急券を買って、空いている座席に飛び乗った。次の勝沼ぶどう郷からは立ち客の出る混雑だったから、これも運がよかったといえよう。
秋の澄んだ青空の下、紅葉と山岳展望を満喫でき、まずまずの山行であった。
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