高棚大天社〜1016m三角点(高棚城跡)・行人岩(石尊山)


- GPS
- 03:51
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 570m
- 下り
- 548m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 4:53
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
佐久市街から「志賀」集落を目指し 志賀郵便局の一本手前で左折後、道なりに東に走行 林道脇の余地に駐車 【高棚大天社鳥居〜高棚大天社】 志賀上宿を通過後左折すると高棚大天社参道の石碑があり 道なりに走行すると高棚大天社鳥居前 数台の駐車スペースがあります 【行人岩(石尊山)】 佐久市街から国道254号線で「中村」集落を目指し 中村公園標識で右折、道なりに走ると中村公園駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【高棚大天社〜1016m三角点(高棚城跡)】 ・林道脇駐車場所〜林道終点 舗装道から途中で未舗装道になる緩やかな勾配の林道 ・林道終点〜高棚大天社 林道終点から東に緩やかな斜面を詰めると尾根に到達 尾根に沿ってゆくと正面に岸壁が現れ、右に迂回 微かな踏み跡に沿って急斜面を巻き、 岸壁の裾を巻く落ち葉に埋もれた細い巻道を辿ると高棚大天社 ・高棚大天社 この神社は現在殆ど訪れる人がなく 休憩舎、本殿ともに床が抜け落ちる可能性あり、要注意 自己責任で歩きました ・高棚大天社〜1016m三角点(高棚城跡) 神社の左脇に僅かながら急坂があります(滑落注意) 登りきると、尾根上は緩やかな形状の尾根歩き 主郭と思われる地点に三角点は見つけられませんでした ・高棚大天社鳥居〜高棚大天社 分岐まで緩やかな未舗装林道 分岐を左に分けるとすぐに丁石が現れるので 確認しながら登ると良いでしょう ロープが一箇所あり、その後は急斜面を巻く道 天候によっては滑りやすく、滑落注意 杉林に入ると高棚大天社間近 【行人岩(石尊山)】 中村公園から自己責任の注意書き迄つづれ織りの巻道 |
写真
感想
先日、参道の途中で諦めた高棚大天社が気になって仕方なく、
改めて失敗のないように計画を立ててみました。
志賀城の下山に使った作業道の合流する林道を上がり、
先ず1016m三角点(高棚城跡)を目指して往復、
運が良ければ途中で高棚大天社に出会えるという期待もありました。
先日諦めた参道も是非とも歩いてみたいので、
次に車で高棚大天社鳥居前まで移動し、参道も歩く計画です。
林道ゲートより先の道路の状況がわからず、
手前の道路脇に駐車し歩行開始しましたが終点まで緩やかな登り、
自分の運転でも終点まで車で入れ、駐車スペースもあり
時間を20分余りロスしたのが、ちょっと残念です。
林道終点から真っすぐに尾根を目指すと尾根上にピンクテープを発見。
しかし尾根は登るにつれ急になり、正面に大岩壁出現!
急斜面を巻く微かな踏み跡を辿りながら、右へ迂回。
軍艦のような岩壁の裾を巻く落ち葉に埋もれた巻き道は、
正直、心細く不安で仕方ありませんでした。
樹間に道らしき踏み跡が右下に見え、歩きやすい道があるのでは?
と気にしながら巻道を辿ると、明らかに人工の石段を発見!
なんと上り詰めた岩の先に高棚大天社の石灯篭がありました。
二階建ての本殿入口、休憩舎の細長い建物も一目瞭然。
細長い休憩舎内部は床が薄く思われ、踏み抜きそうで
体重が重くないと思うのですが、端までは行けませんでした。
参拝した方々はここで、四方山話を楽しんでいたのかもしれません。
正に垂直の岩壁に建てられた懸崖造りの神社です。
急斜面をなす小さな谷の奥によくぞ資材を運び上げたものと思います。
鳥居は、絶妙のバランスで木に支えられています。
本当は参道を登り、この鳥居を仰ぎたかったのに、
今日は西側から来てしまい、なんだか失礼をしてしまいました。
本殿の階段、床をそっと歩き、ご神体の参拝をさせて頂きました。
何故か来てはいけない場所に来てしまったように思え、
気が咎めながらも、気を取り直し、三角点まで行こうと決意。
本殿の左側の登りは僅かなものの、本日最難関の急坂でした。
落ち葉で滑りやすく、掴める物はなんでも掴んで、尾根に到達!
尾根上の起伏は極めて緩く、足下に断崖絶壁があるとは思えません。
主郭付近で三角点は発見できず、諦めて引き返しました。
高棚大天社に向かう巻き道上で見た明瞭な踏み跡を信じ、
下ってみると、なんとスムーズに林道終点脇に帰還、
無理なく登れる登山道を見落としていました!
先日辿れなかった参道を、再び歩きたいとの思いが強く、
車で次に移動したのは、高棚大天社参道入口。
前回は分岐で道を間違え、それが気持ちを萎えさせる一因でした。
それにしても東の谷間も見事な石垣群が残されていましたから、
間違いであったにせよ、貴重な景観を楽しめたと思います。
あまりの落ち葉の厚みに不安を感じ、引き返した地点からは、
とても直登は無理な急斜面になり、ロープが一箇所ありました。
ここ一箇所ですが、天候によって難所になる滑りやすい急斜面です。
足下といい、直立する岩といい、高度感のある巻き道を経て
杉林に入ると頭上に高棚大天社が威圧するように近づきます。
一日に二階も来る者を見て、鳥居も呆れているかもしれません。
先程社内にお邪魔していますので、保存の為にも、立ち入らず、
石灯篭の向かいで二度目のコーヒーブレイク。
いつかはこの鳥居も崩れ落ちてしまうのでしょうけれど、
自然の中で静かに朽ち果ててゆくのでしょう。
急斜面まで積み上げられた石垣は、年月をかけて作り上げられた物、
そんな労力を提供した集落の人々の集まる信仰の場所が
高棚大天社になっていったのかも、と想像するのみです。
Yama20021201さんのGPSログが参考になりました。
有難うございます。
地理院地図の神社のマークより実際は北の岩壁真下に存在し、
神社に達する破線では高棚大天社に到達できないと思います。
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