志賀城跡（877m三角点）・内山城跡

2023年03月21日(火) [日帰り]

• GPS: 03:10
• 距離: 7.0km
• 登り: 516m
• 下り: 503m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:54
• 休憩: 0:39
• 合計: 3:33

距離 7.0km 登り 516m 下り 518m

11:13 雲興寺
11:38 11:39 877m三角点
11:41 11:49 志賀城跡
11:57 877m三角点
12:41 12:45 閼伽流山観音堂
13:13 雲興寺
13:40 園城寺
14:01 14:27 内山城跡
14:46 園城寺

＊雲興寺と園城寺との間は車移動の為、実際の歩行時間は2時間27分

天候

晴れ後曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【志賀城跡（877m三角点）】
佐久市街から「志賀」集落を目指し、雲興寺駐車場に駐車
【内山城跡】
佐久市街から国道254号線で内山峠に向かい
「町下」集落で国道を離れ、園城寺駐車場に駐車

コース状況／危険箇所等

【志賀城跡（877m三角点）】
落ち葉に覆われた急斜面の細い巻道は滑落注意
頻繁についているテープを確認しながら進むと良いでしょう
下山時は更に滑りやすく、スリップ注意
下山に使った作業道跡は、倒木箇所はありますが
道路の崩壊はなく、人が通るのに十分な広さがあります
【内山城跡】
急斜面を巻く細い巻道の通過があり、滑落注意
駐車場から標識は整備されています

ふたつの城跡ともに距離は短いですが落ち葉に埋もれた急坂
特に、下山時、巻道でのスリップに注意

写真

3/21 10:04

浅間山
いつもと変わらい雄大な景色に見守られる両親の墓にまず墓参

3/21 11:08

雲興寺
駐車場をお借りしました

3/21 11:10

安全祈願していきます

3/21 11:14

爽やかな竹林

3/21 11:15

志賀城址の石碑
この石碑前を通り

3/21 11:24

急斜面の巻道
落ち葉に埋もれ、滑りやすく緊張。更に下山時が不安に(:_;)

3/21 11:28

頭上に屹立する垂直岩

3/21 11:32

踏み跡わからず、木に付けられたテープを確認しながら、足で落ち葉を搔き分けて前進

3/21 11:33

尾根歩きになると斜度が緩み、ほっとしました

3/21 11:35

堀切

3/21 11:39

三角点発見
本郷
標高＝876.89 m
四等三角点

3/21 11:39

石祠は志賀城の跡
この城の凄惨な歴史を知り、複雑な思いに駆られ、いたたまれない気がします。戦争は過去の歴史ではなく、現在もっとグローバルになっている事実に人の愚かさを思わずにいられません。

3/21 11:40

堀切の向こうにもう一つの郭

3/21 11:41

曲輪からも尾根が連続。しかしテープと枝で遮られています。地図から見て三角点1015mに繋がっている尾根のように思います。痩せ尾根の連続かもしれません。

3/21 11:54

樹間に佐久市街

3/21 12:02

やや広い尾根
郭跡と思われます

3/21 12:02

ここで左折すると往路を辿ることになりますが、ガイドブックに作業道と表記あり、落ち葉で滑りやすい急斜面の下りより安全と考え、直進

3/21 12:04

尾根に沿う廃道発見！思い切って行ってみます！

3/21 12:07

ヘアピンカーブ

3/21 12:09

倒木も
道路が崩壊していないようにと祈るのみ

3/21 12:10

垂直な大岩がこちら側にも

3/21 12:10

やれやれ、荒れているものの人が通るには十分な広さ

3/21 12:12

最後のヘアピンカーブか？

3/21 12:14

カーブを曲がり、倒木のジャングルを抜けると一層広い道幅になり、一安心

3/21 12:19

振り返った志賀城方面

3/21 12:24

通行止め
車で来た人は道路状態を見て、恐れをなして奥に進まないと思いますけれど、念の為でしょうか…

3/21 12:25

車道に合流

3/21 12:33

大閼伽流山小倉観音堂。閼伽流山の文字が気になり、寄り道

3/21 12:33

振り返った志賀城

3/21 12:34

竹林の上に絶壁がちらり！

3/21 12:38

小倉観音堂間近

3/21 12:39

垂直な岩と石仏は閼伽流山の雰囲気にそっくり。近くにこうした岩場が点在するのですね。ここは閼伽流山登山口かと勘違いしそう！

3/21 12:41

大岩の前ですっくと立つ杉は岩に負けじと対抗して背伸び！

3/21 12:41

言葉は要りません
人は自然の力を目前にして祈るのみ

3/21 12:41

大閼伽流山小倉観音堂

3/21 12:42

言葉は要りません

3/21 12:44

背後の右に蓼科山。左には南に延びる八ヶ岳の稜線。足下に見えているのは志賀集落か？思いがけず立ち寄った観音堂で、閼伽流山展望台に似た気持ちの良い景色を眺めることができました。

3/21 12:45

里に下る道はしばらく垂直な岩場の下を巻きます

3/21 12:53

池でカモがのんびり、平和そのもの！

3/21 13:02

志賀郵便局
板に書かれた字が懐かしさを誘います

3/21 13:02

宿場の面影

3/21 13:03

民家の背後に志賀城に繋がる尾根

3/21 13:12

雲興寺間近
次に車で内山城入口の園城寺に向かいます

3/21 13:40

園城寺駐車場から
園城寺と観音様

3/21 13:41

標識完備が有り難いです

3/21 13:42

太陽光発電パネル前を通過

3/21 13:43

国道254号線を走る車がはっきり！足下に見えるのは「町中」集落か？

3/21 13:44

衣笠神社鳥居

3/21 13:44

ここから急斜面の竹藪の中を登ります（道幅に竹を刈って頂いていますが、道脇からしなだれかかる竹が結構あります）

3/21 13:51

郭跡が幾重にもあると思われる尾根

3/21 13:53

標識の上方に岩場
ここからは右寄りに急斜面を巻きますが、先ほどの志賀城と同じく、落ち葉に埋もれた細い巻道

3/21 14:03

浅間山の展望が開ける地点。天気が下り坂で残念。

3/21 14:05

樹間に蓼科山遠望

3/21 14:07

内山城跡に到着

3/21 14:07

石祠
急坂の下りが不安で思わず安全祈願(^^ゞ

3/21 14:17

「江戸」という言葉に内山峠を越える街道を歩いた江戸時代をなんとなく想像

3/21 14:17

荒船山、大明神岳、兜岩山

3/21 14:23

木々に覆われてはいても嶮しい岩場の点在する地域としみじみ感じます

3/21 14:41

無事帰還のお礼にお参りしていきます。距離は短いながら、二つの城跡はともに急斜面を巻く落ち葉に埋もれた細い巻き道に緊張を強いられました

3/21 14:42

帰路の交通安全も祈り、帰途に就きます

撮影機器：

TG-835 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

kyom4

浅間山麓の両親の墓に久々に、お参りしました。
いつもと変わらい雄大な景色に見守られる眠りに心安らぎます。

佐久市に向かい、雲興寺駐車場をお借りし、志賀城に登りました。
急斜面の巻道は落ち葉に埋もれ、滑りやすく緊張。
踏み跡わからず、木に付けられたテープを確認しながら、
足で落ち葉を搔き分けて前進した個所もあります。
尾根歩きになると斜度が緩み、堀切を越えると間もなく三角点、
すぐ近くに石祠が見え、志賀城の主郭跡でした。
この城の凄惨な歴史に、複雑な思いに駆られ、心が痛みます。
戦争は過去の歴史ではなく、現在もっとグローバル化し、
戦後70余年で再び戦争を起こす人の愚かさを嘆かずにいられません。

郭跡と思われるやや広い尾根を西に辿り、廃道を発見！
落ち葉で滑りやすい急斜面を下るより安全と考え、下山開始。
倒木が道を塞ぐ箇所はありましたが、道路の崩壊がなく
荒れているものの人が通るには十分な広さがあります。

車道に合流後「大閼伽流山小倉観音堂」の石柱を見て
「閼伽流山」の文字が気になり、寄り道してみました。
垂直な岩と石仏群は閼伽流山の雰囲気にそっくり。
観音堂からの見晴らしも良く、閼伽流山展望台を思い出します。
閼伽流山登山口と勘違いしそうな岩場に驚きました。

雲興寺と園城寺は同じ佐久市内で、意外に近くです。
園城寺駐車場青お借りして内山城跡に向かいましたが
駐車場付近から標識が整備されていて、迷う心配がありません。
急斜面の竹藪を登り、尾根に到達後の巻道は志賀城と同じく、
落ち葉に埋もれた細い巻道を慎重にゆっくり通過。
志賀城跡は幸いにも作業道跡に助けられましたけれど
内山城跡に立つと、助けてくれる道跡はなく、
拾った棒をストック代わりに、更に慎重に巻道を降りました、

内山城跡主郭から少し東寄りに展望箇所があり、
左向こうに荒船山や、兜岩山のシルエットが眺められました。
「江戸」という標識に内山峠を越えていた江戸時代の街道を
何の縁もない城跡で、僅かに想像する機会になりました。