紅葉後の尾瀬ヶ原
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 193m
- 下り
- 194m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危ない所は特にありません。 |
その他周辺情報 | 登山後は、わたすげの湯650円 |
写真
感想
去年大菩薩に一緒に行った会社のメンバーから「また山に連れてってほしい」とのオファー。
正直あまり面倒見の良いタイプではないので、下調べや準備が一人でできない
自立していない人達を連れていくのは面倒臭い。
山の素晴らしさを知ってほしいとは思うし、会社で山話で盛り上がれるのはいいなと思うから
了承はしたのだけど。
行く前に、コースタイムを調べて皆に地図の画像を送っておき、一応のブリーフィングはしたつもりだったのだが、出発前に荷物のリストをくださいとか、どこの駐車場だったっけ?とか
下山後途中で下ろしてくれないかとか、まーめんどくさいめんどくさい。
出発前にかなりテンションは下がっていたのだが、当日それを決定づけるような出来事が。
Oさんが出かける時間になって「今起きた!」と言う。それを聞いて本気で「今日は中止」と思ったんだが、他のメンバーはすでに出ているしで仕方ないのでケンシロウが指をボキボキ鳴らすスタンプを送っておき、遅れて出発することに。
Sさんとその友人の2人は別の車で予定通り出発したので順調に到着し、こちらは2時間も遅れてしまいそう。ずっと鳩待峠で待たせるのも退屈かと思ったので、先に出発してもらって「山ノ鼻で集合しよう」と電話で話したのだが、これがいけなかった。。
最初渋滞はしたものの、こちらも鳩待峠には予定の1時間遅れくらいには到着し、出発。
Sさんから何回かラインが届くが、そのうち「きつい。。」「登ってる」ときた。
あれ?山ノ鼻までそんな所あったけか?何かおかしいなと思いながら進む。
記憶にない階段の登りとかあったっけ?と思いながら。
ほどなく山ノ鼻に到着。Sさん達を探すが姿が見当たらない。
瞬間、ピンときた。「まさか違うコース進んでるんじゃない?至仏山登っちゃってるとか!?」
そう、ありえない事だけど彼女は完全に自分をガイドにしてまかせっきりにして
多分地図とか調べてなかったんだと直感した。山を舐めすぎな典型的な例に陥ったわけだ。
公衆電話を借りてかけてみるが、電話は繋がらない。
尾瀬一帯がかなり電波は入らないので多分、鳩待峠まで戻るまでは無理だろう。
Sさん達が状況に気がついて無事戻ることを信じるしかない。
かなり心配ではあるが、こちらは予定通り尾瀬ヶ原に向けて出発。
竜宮小屋で一瞬電波が繋がり、「私たち道間違えたみたい」と連絡がきた。
良かった、状況に気づいてくれただけでもだいぶ違う。
紅葉の過ぎた尾瀬ヶ原は人も少なくのんびりした良い空間だったが、いかんせん2、3時間もすると花は咲き乱れていた夏と違い、変化する景色がないので飽きてくる。
だいぶ尾瀬ヶ原の景色にはお腹いっぱいになり山ノ鼻に戻り、鳩待ち峠への最後の登りをのぼっていくとSさん達がぐったりした様子で休憩していた。
鳩待峠で待っていると思っただけに意外な遭遇にびっくり。
なんにせよ、何事もなく無事で良かった。
「山を舐めた事、勉強になったよね。反省して悔い改めてほしい。」と心の中では思っていたが、そもそもOさんの遅刻が蒔いた種でもあるので、気の毒。
遭難のリスクには色んな要因が絡んだりするもんなんだな〜と思ったりもした。
Sさん達の話を聞くと、やはりスタートで至仏山の登山口に入っていき、小至仏山頂付近で
至仏山頂から山の鼻まで降りるルートは無いと聞いて降りてきたらしい。
そこでもうかなり疲れていたそうなのだが、Sさんの友人のM君が「やっぱり尾瀬ヶ原を一回みたい」と言い出してすごい早いペースで歩いてSさんを置いてしまったため、出会った時かなり険悪な空気が流れていた。いやはや二人にとっては大変な山行になってしまったものだ。。
でも下山後は皆で温泉に浸かり、「色々トラブルあったけど楽しかったよね、めでたし。」
で帰ってきた。次回があるかどうかは分からないけど、今回を教訓に
ちゃんと自立して全て自己責任で山に臨んでほしいものである。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する