記録ID: 5383200
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山滑走
槍・穂高・乗鞍
乗鞍岳(剣が峰) 三本滝駐車場から
2023年04月19日(水) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:54
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,394m
- 下り
- 1,385m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 6:55
距離 13.6km
登り 1,394m
下り 1,394m
13:58
ゴール地点
天候 | くもり時々晴れ(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※エコーラインは、三本滝駐車場のすぐ上のゲートで通行止め。 お手洗いは休暇村にて利用可能(ジュース自販機もあり)。 本日時点で標高2500m位まで除雪。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・三本滝駐車場からエコーラインを横切りすぐにシール走行可能(標高1820m)。 そのままかもしかゲレンデを直登(ところどころ地面が見えている)。 先行者(三名)のトレースがあったので利用させていただく。 雪質はザラメ雪。 かもしかゲレンデの中間でエコーラインを二回横切る(標高1880m前後)。 都度、板を外して雪の段差を這い上がって超えるので難儀する。 ゲレンデ上部に達すると平坦になるが雪が薄いところが出てくる。 最終リフト付近は草が出ているところもあり、その辺では雪切れが早そうだ。 ・スキー場を抜け、標高2050m〜2100mはやや急になる。 登りは、右手の森を通過すると楽に登り上げられる。 帰りはそのまま横滑りでスルーする。 ・ツアーコースは一本の道が森の中を延びていて明瞭である。 ・標高2330mに「これより先 森林限界」の看板、 標高2400mには、位ヶ原山荘・剣が峰分岐の案内板あり。 この頃から、いよいよ風が強くなってくる。 肩の小屋辺りで強すぎればそこで戻ることも視野に入れる。 ・森林限界が近づき、やや急な坂を登り切ると位ヶ原(標高2450m)。 ダケカンバの木々が無くなると視界がさらに広がり、 剣が峰、高天ヶ原、摩利支天岳、肩の小屋が見えてくる(森林限界)。 エコーラインの除雪は標高2500m辺りまで進んでいる(開通予定は4月末頃)。 位ヶ原までくると風がさらに強まり寒くなる。 トイレ小屋周辺は山影になり風が弱いと予想して休まずに進む。 小屋の陰は風が避けれ日差しが当たり暖かであった。 ここでハードシェル、グローブを交換、軽く食事をして上部に備える。 今日はここから上は誰も登っていない。 ・肩の小屋を目指してシール登高を再開する。 雪は固くなることは無く、シュカブラが出てきて、新雪も確認できた。 肩の小屋手前から朝日岳方向に転進。 岩が出ている北面の東側の夏道寄りに展開する。 ここは尾根の風下になり雪が付いている。 前半はアイスバーンが緩んだ斜面が続く。やや緊張する時間が続く。 途中でクトーを付けて朝日岳の東よりの斜面を登っていく。 しかし、雪が付いていないアイスバーンの斜面はすでに緩んでいて、 スキーで踏むと表面が容易く割れたので稜線まで行けると確信。 それでも慎重にシールとクトーを利かせて稜線を目指す。 蚕玉岳と朝日岳の鞍部に登り上げると風がさらに強まり、 足もとはカチカチのアイスバーンと化す。 雲が絶え間なく西から押し寄せ尾根を越えていく。 ・頂上小屋手前で板をデポしてアイゼンに履き替えて空身で剣が峰往復。 お参りを済ませる。鳥居も社も凍り付き、肌寒い。 写真を撮り早々に下山に移る。 山頂小屋横と山頂直下は風が強くアイスバーンが固いので アイゼンは必須であった。 ・再び板を履き、滑走するエントリーポイントに移動。 頂上小屋下のルンゼから滑ることにした。 今回は下まで雪が付いていて、ルンゼを抜けた辺りで アイスバーンが広がっているようだ。 ルンゼ内は高度差と柔らかい雪を利用して快適に滑走、 平らになる手前で左手にトラバース気味に進む。 懸念されていたアイスバーンは殆ど緩んでいて助かった。 そのままトイレ小屋に向かって滑って、 小屋の横で自分たちのシュプールを見ながらランチタイム。 ・時間があるので肩の小屋までシールを付けて登り返す。 肩の小屋の奥まで進んで、いろいろと斜面の情報を集めるが あまり展望が利かなかったのが残念。 ・小屋裏でシールオフして滑走に移る。 序盤はスキーが走り大き目のターンで滑ることができた。 位ヶ原までくると雪が重くなりだす。 森林限界を通過して、一度液体ワックスを追加で塗る。 ツアーコースに入ると緩斜面が続く。 湿っぽい雪質で板が走ったり走らなかったりで我慢の滑り。 スキー場手前の狭い坂を横滑りで慎重に通過、 かもしかゲレンデに入る。 調子が出てきたかなと感じた頃はすでに終わりが近く、 手間をかけて板を外しエコーラインを二回横切り、無事にゴール。 前半は強風で寒く感じる時間が多かったが、後半は気温が上がり暑いくらいだった。 それでも二回目のツアーコース、地形も掴めてきたので、今後が楽しみである。チャンスがあれば三回目もありかもしれない。 |
写真
第七駐車場から三本滝駐車場に入れるようになった。
かもしかゲレンデはだいぶん雪解けが進んでいるが、すぐにシールで歩けるので助かります。
富山を出るときは曇り空、こちらは青空が広がるが……。
かもしかゲレンデはだいぶん雪解けが進んでいるが、すぐにシールで歩けるので助かります。
富山を出るときは曇り空、こちらは青空が広がるが……。
撮影機器:
感想
3月の乗鞍岳ツアーコース山行では、剣が峰に登ってアイスバーンを堪能。
再訪の機会を狙っていたところ、Hさんからお誘いがあったのでご一緒させていただくことになった。
同じ山域でも時期や気候が違うと、また別の側面が見られるので、できる限り現地に行って体感しなければ経験は深まらない。
一度の訪問で終えてしまう山もあればとことん付き合う山もある。
乗鞍岳周辺は、後者になりそうな気がしないでもない。
早朝にそんなことを考えながら安房トンネルを抜け、乗鞍高原に入る。
空模様は青空が広がるが、西から雲が早く動いて来て、山では強風だ。
雪も大変だが、風もなかなか大敵である。予断を許さないからだ。
さらにアイスバーンが出てくると厄介だが、どうなんだろう。
後は、コース状況や写真のコメントなどに記載したのでご覧ください。
乗鞍岳はいろんな方角からアプローチできるので、今度は別の角度から眺めてみたい。
ご一緒頂いたHさんに感謝申し上げます。
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