籾糠山 猿ヶ馬場山を間近に望む里山
- GPS
- 04:10
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 627m
- 下り
- 614m
コースタイム
天候 | 秋晴れ(^^)/ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
信号「町方」を直進、県道89号線に入り、 信号「下切町」を右折し国道41号線を道なりに走行すると、 古川町で国道471号線となり、河合町で国道360号線になります 河合町を過ぎると大型車の通行禁止の細い峠道(舗装されています) 天生(あもう)峠に広い駐車場、トイレ、休憩舎があります |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は丁寧に自然木の木段が付けられ、歩き易く整備されています 危険箇所もなく、登り下りも比較的緩やかです 標識やベンチも頻繁にあって、道迷いの心配なく ブナ林や、湿原を楽しみながら 小さな子ども連れの方も登れるファミリー登山の山かと思います |
写真
感想
白川郷を訪れた時、崩壊している稜線の目立つ山が印象的でした。
その時はまだ殆ど登山に関心がなく、「三方崩山」の名前ももちろん
知る由もなかったのですが、最近CLがこの山に登る計画を立ててくれ
一日目に登る山として、籾糠山を選定、登ることになりました。
猿ヶ馬場山に登るには安房峠を抜け、国道360号線を抜けるのが最短。
でも調べるうちにこの国道が酷い道で、自分の運転では無理かと諦め
北陸自動車道廻りで白川郷に入った事を思い出しました。
なので、今回安房峠を抜け、360号線に入ってびっくり、
細い道でヘアピンカーブは連読するものの(大型車は通行禁止)、
全面舗装で車の走行に支障はなさそう(冬季閉鎖はありそうです)、
酷い回り道をしていた事にようやく気がつきました。
紅葉が終わりかけてはいますが、青空に雲ひとつない快晴です。
安房トンネルを抜けて見上げた笠ヶ岳があまりにも大きく美しく
CLにフォトストップして頂き、写真を摂りました。
こんなに間近に美しく笠ヶ岳の望める日は滅多にないのではと思います。
駐車場、トイレ、休憩舎が完備し、至れり尽くせりの登山口です。
これだけ施設が整えられていれば、協力金は当然なのかもしれません。
一歩入ると、豊かに残されている自然の中、
貴重な湿原やブナの原生林をこのままの姿で後世に残して頂く為に
有効に活用してほしいと思いますし、全国でこうした取り組みが進んで
今ある自然の姿を損なうことなく、人が癒される登山が
続けられるようにと願っています。
秋晴れの清々しい日にも拘わらず、平日ですし駐車場は空いていました。
パトロールする方には何人か出会いましたが、
出発した時刻も遅かった為か、登山者には会いませんでした。
おかげで湿原やブナを眺めながらゆっくりと歩き、
山頂ではのんびり昼食を楽しむ事が出来ました。
山頂が狭い為、混み合っている時は山頂での昼食を
遠慮してほしいとの看板が出ています。
山頂に着き、ふと小灌木の間に見えるなだらかな稜線に目を遣ると
それがなんと、猿ヶ馬場山でした。
本当に普通の里山に見えるこの山に、以前どれほど苦労したかを
思い起こさずにはいられませんでした。
もっとも、今の時期は藪に阻まれて到底山頂に立つ事は
出来ないのかと思いますが。
地図を見ると籾糠山山頂の下を高速道路の飛騨トンネルが通っています。
飛騨市河合町と大野郡白川村を結ぶ東海北陸自動車道のトンネル。
全長10,710mで道路トンネルとしては関越トンネル、山手トンネルに次ぐ
日本国内3位、世界でも12位の長さだそう。(ウィキペディアより引用)
ゆったりとのどかな山並みの広がる山地なのに、
見えない所で交通網がどんどん進化しているのですね。
山頂を後に、時間に余裕もあって、木平湿原にも寄って行くことに。
分岐から谷に下り、緩やかに流れる小川を渡渉して再び登り返し。
小灌木帯で振り返ると籾糠山が小さな三角に尖って綺麗に見えました。
小灌木に混じってダケカンバの巨木が目立ち、
ブナ林とはまた一味違った風景が楽しめます。
天生峠から国道360号線を白川郷に向かいます。
白川郷は、紅葉の秋を楽しみながら策する観光客で大賑わいでした。
今夜は白川郷の少し先の平瀬温泉に泊まり、
明日はいよいよ念願の三方崩山に登る計画です。
予報が良くないので心配ですが、どうか天気が持ってくれますように。
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