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Yamareco

記録ID: 5415639
全員に公開
沢登り
中国山地西部

湯来冠山 水内川支流 コウノミ谷

2023年04月28日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:27
距離
10.1km
登り
814m
下り
812m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:11
休憩
0:16
合計
5:27
9:23
26
谷川橋
9:49
9:49
34
明神下の滝
10:23
10:23
116
明神上の滝落ち口
12:19
12:29
42
ジョウレン屋敷谷の林道
13:11
13:17
93
14:50
谷川橋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道488号線を湯来本多田の分岐で右に入り、林道大畑郷ノ実線の入口を過ぎ、谷川橋手前の路肩が広くなっている部分に駐車(2台程度)。この間の国道488号線は林道かと思うような荒れかたで、中型車の幅ぎりぎりの1車線であり、対向車が来たら完全にアウト。林道を上がり、最初の橋の西詰から入渓。
コース状況/
危険箇所等
明神下、中、上の滝は、それぞれ林道大畑郷ノ実線より滝下へ降りる踏み跡がある。林道は、荒れてはいるが、冠山の直下まで延びており、使用が可能。分岐が多いので方向に注意。北西方向の林道は山腹を巻いて栗屋郷川ワラビサデの谷の色梨林道につながっているものと推測される。冠山南尾根には、踏み跡があるが、下山時は傾斜の緩い笹原部分で道を失いやすいので、尾根を忠実にたどること。西側の林道に降りて、道なりにくだると水内川沿いの国道488号線にでる。
その他周辺情報 国道488号線沿いに湯来温泉。
林道大畑郷ノ実線を上がる。
2023年04月28日 09:28撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 9:28
林道大畑郷ノ実線を上がる。
最初の橋から入渓すると、長い渕の奥に2m。
2023年04月28日 09:43撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 9:43
最初の橋から入渓すると、長い渕の奥に2m。
明神下の滝20m。水量が多く迫力がある。右も登れそうだが、飛沫がひどいので、素直に左のガレより小さく巻いて落ち口に出る。
2023年04月28日 09:49撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 9:49
明神下の滝20m。水量が多く迫力がある。右も登れそうだが、飛沫がひどいので、素直に左のガレより小さく巻いて落ち口に出る。
2段5m。釜は深い。左より越える。
2023年04月28日 09:57撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 9:57
2段5m。釜は深い。左より越える。
明神中の滝20m。左岸手前は岩崖(タキ)になっている。滝の右の灌木まじりの崖を登り、落ち口にトラバースして巻く。
2023年04月28日 10:05撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 10:05
明神中の滝20m。左岸手前は岩崖(タキ)になっている。滝の右の灌木まじりの崖を登り、落ち口にトラバースして巻く。
明神上の滝20m。滝の右手も行けそうだが、中ほどの一歩のスタンスが微妙そうなので、左より巻いて落ち口に出る。
2023年04月28日 10:13撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 10:13
明神上の滝20m。滝の右手も行けそうだが、中ほどの一歩のスタンスが微妙そうなので、左より巻いて落ち口に出る。
落ち口左はすぐに林道になっており、ちょっと興ざめする。岩に古いリングボルトが埋めてあった。滝の直登に使用したのだろうか?
2023年04月28日 10:23撮影 by  503SH, SHARP
4/28 10:23
落ち口左はすぐに林道になっており、ちょっと興ざめする。岩に古いリングボルトが埋めてあった。滝の直登に使用したのだろうか?
広い淵をもつ小滝。流れが平たんな部分は水際まで杉が植林されているが、川が広いので結構明るい。
2023年04月28日 10:37撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 10:37
広い淵をもつ小滝。流れが平たんな部分は水際まで杉が植林されているが、川が広いので結構明るい。
小さな堰堤と木橋(森田橋)を越える。
2023年04月28日 10:39撮影 by  503SH, SHARP
4/28 10:39
小さな堰堤と木橋(森田橋)を越える。
2m小滝。林道は高いところを通っており、あまり気にならない。
2023年04月28日 10:44撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 10:44
2m小滝。林道は高いところを通っており、あまり気にならない。
滝谷山からの枝谷(ロジガエキ)が小滝で出会う。
2023年04月28日 10:52撮影 by  503SH, SHARP
4/28 10:52
滝谷山からの枝谷(ロジガエキ)が小滝で出会う。
2m斜滝。
2023年04月28日 10:55撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 10:55
2m斜滝。
大きな滝はないのだが、落ち込みの多い良い渓相が続く。魚影を見た。
2023年04月28日 11:00撮影 by  503SH, SHARP
4/28 11:00
大きな滝はないのだが、落ち込みの多い良い渓相が続く。魚影を見た。
20m続くナメ。
2023年04月28日 11:04撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 11:04
20m続くナメ。
2m幅広滝。
2023年04月28日 11:07撮影 by  503SH, SHARP
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2m幅広滝。
久しぶりに大きな?2段3mは右より登り、中段で左に移る。
2023年04月28日 11:17撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 11:17
久しぶりに大きな?2段3mは右より登り、中段で左に移る。
林道が橋で横切り、左岸に移る。
2023年04月28日 11:19撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 11:19
林道が橋で横切り、左岸に移る。
4mの段滝。水流をたどる。
2023年04月28日 11:24撮影 by  503SH, SHARP
4/28 11:24
4mの段滝。水流をたどる。
2条3m。
2023年04月28日 11:47撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 11:47
2条3m。
ジョウレン屋敷谷を右に分け、小川となって倒木が煩わしくなったので、林道に上がる。1/2.5万図上では、このあたりが林道終点だが、さらに谷沿いに延びている。
2023年04月28日 12:19撮影 by  503SH, SHARP
4/28 12:19
ジョウレン屋敷谷を右に分け、小川となって倒木が煩わしくなったので、林道に上がる。1/2.5万図上では、このあたりが林道終点だが、さらに谷沿いに延びている。
林道は分岐を繰り返し、縦横に延びている。これは、塩石山方面に延びる分岐。
2023年04月28日 12:29撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 12:29
林道は分岐を繰り返し、縦横に延びている。これは、塩石山方面に延びる分岐。
コウノミ谷源流の7m滝。
2023年04月28日 12:35撮影 by  503SH, SHARP
4/28 12:35
コウノミ谷源流の7m滝。
林道から冠山南尾根にあがり、冠山山頂についた。西の眺望は良く、遠くに吉和冠山。手前は小室井山が望まれる。
2023年04月28日 13:11撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 13:11
林道から冠山南尾根にあがり、冠山山頂についた。西の眺望は良く、遠くに吉和冠山。手前は小室井山が望まれる。
北側の尾根ではブナが芽吹いている。
2023年04月28日 13:18撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 13:18
北側の尾根ではブナが芽吹いている。
南尾根のくだりでは、笹原で道を失ったが、強引にショートカットで林道に降りた。林道は石がゴロゴロし、抉れている部分もあり歩きにくい。
2023年04月28日 13:51撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 13:51
南尾根のくだりでは、笹原で道を失ったが、強引にショートカットで林道に降りた。林道は石がゴロゴロし、抉れている部分もあり歩きにくい。
ただひたすら林道を下ってきた、途中にあった杉林に残されたカツラの巨木。
2023年04月28日 14:27撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 14:27
ただひたすら林道を下ってきた、途中にあった杉林に残されたカツラの巨木。
帰りの林道から明神上の滝と左岸の懸崖を見おろす。
2023年04月28日 14:32撮影 by  503SH, SHARP
4/28 14:32
帰りの林道から明神上の滝と左岸の懸崖を見おろす。
最初の橋の下流は10mの斜瀑になっていた。
2023年04月28日 14:44撮影 by  503SH, SHARP
4/28 14:44
最初の橋の下流は10mの斜瀑になっていた。
下山して谷川橋から見たコウノミ谷出合いの淵と小滝。上流の規模からすると狭い感じがする。ここから忠実に遡行すればよかったか。
2023年04月28日 15:02撮影 by  503SH, SHARP
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4/28 15:02
下山して谷川橋から見たコウノミ谷出合いの淵と小滝。上流の規模からすると狭い感じがする。ここから忠実に遡行すればよかったか。

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 渓流シューズ

感想

湯来冠山より南に流れ下る水内川支流のコウノミ谷は、湯来滝めぐり*でも紹介されている明神滝で知られている。それによれば、「昔、滝の上流にこうのみと言う里がありました。そこに厳島明神様が滞在されたので明神滝と呼ぶようになりました。明神滝の3段に積んだ自然石、二丈(約6m)ばかりの石燈篭に神秘の常夜灯がそのときから作られ、消えずの聖火として幾千年も光り輝いていたと言う伝説がある滝です。」とある。また、桑原良敏「西中国山地」によれば、明神のタキは三段に積み重なっている懸崖(タキ)の呼称で会って滝の名ではない、林道終点の付近をタガタ(田形)と呼び、昔人が住んでいたことがわかる、とある。コウノミ谷は、明神滝より上はおおむね平坦な流れが続き、谷幅も広いので上流に集落があったのもうなづける。湯来周辺は、昔は谷奥にまで少しの平地でも見つけて集落があったようだが、どんな暮らしだったのだろう。コウノミ谷は、林道大畑郷ノ実線が並走し、沢登りの興味としては明神の滝付近のみである。明神滝3段はそれぞれ20mほどで、水量も多く、懸崖に囲まれた薄暗い中を落ちる滝の白さに迫力があり、厳島明神がおわしそうな雰囲気だ。中流部も、大きな滝はないものの、落ち込みの多い良い渓相で、杉の植林帯にしては明るく、ときおり近づく林道を無視すれば、森閑とした沢歩きを楽しむことができた。林道は、地図上の終点よりもさらに冠山直下まで延びており、これを利用して冠山に3度目の登頂を果たした。
*http://www.hint.or.jp/~yuki/hanro/yuki_taki/kamiminochi/kamiminochi.htm#

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