清八新道から御前山
- GPS
- 06:27
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,313m
- 下り
- 1,320m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
いこいの道はクマ出没のため通行禁止。登山者は自己責任で。 清八新道取り付きは踏み跡薄く、急斜面のトラバースで足元悪い。水窪沢からショートカットする道を選択したほうがよいと思われる。 尾根に出てからは快適。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
---|---|
備考 | 熊よけの鈴が必要だった。うるさいのでいつも持ってゆかないが、今回ばかりは後悔した。 |
感想
以前から気になっていた、小河内峠から奥多摩湖畔に伸びている尾根を辿ってみることにした。清八新道と呼ぶらしい。
ダムを渡るといこいの道入口だがゲートが閉まっている。クマが出たらしい。最近は奥多摩もクマが増えているようだ。先々週は青梅の市街地近い、和田橋南の馬引沢林道でクマを見たばかりだ。とはいっても、観光客ならともかく、クマを恐れていては登山はできないだろう。ゲート脇をすり抜けて足を踏み入れる。
憩いの道では反対方向から来る3組のハイカーとすれ違ったので少し安心したが、水窪沢出会いの少し先で熊のものと思しき生々しい糞が道の真ん中に落ちているのを見た時は、さすがに引き返そうかと逡巡した。東北や上越の山は動物の存在を身近に感じることが多いが、これだけ濃密な獣の気配に満ちている感覚はかつてない。
清八新道取り付き点は地形図より少し先だ。道標があるものの踏跡は狭く、足場の悪い斜面のトラバースだが、すぐに地形図の破線通り支尾根を直上する仕事道を見つけたので、こちらが安全と判断し強引に右手の急斜面を上る。伐採で荒れているがしばらくで平坦な尾根に出る。ここからは迷うことのない快適な尾根が続いている。間もなく奥多摩湖→と書かれている道標があった。実際の道は地形図どおりではなく、664mピーク下の鞍部に斜上するようにつけられているようだ。
尾根筋は刈り払われていて気持ちがよい。トレースもしっかりしている。誰にも会わず、紅葉シーズンの奥多摩とは思えない。かわりに野生動物の影が濃く、イノシシやアナグマが掘り返したと思われる跡が、そこかしこにある。
最後は道標に従い左手に回り込むと小河内峠に着く。
あとは何度か通ったことのある一般道だ。カタクリの季節もよいがやはり秋は美しい。紅葉の大ブナ尾根を下りダムに戻ったときは、もう夕暮れの気配。
慰霊碑に手を合わせてから駐車場に戻る。ダム建設には87名もの殉職者があったことを改めて知る。
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