月山
- GPS
- 03:30
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 490m
- 下り
- 842m
コースタイム
- 山行
- 3:08
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 3:30
天候 | 晴れ 山頂付近のみ微風、それ以外はほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪はスキーをするには十分だが、山頂付近は既に地面が見えていた。雪質はざらめ。 |
写真
感想
東北遠征最終日。月山スキー場へ向けてクルマで移動し、8時過ぎに志津付近に到着すると交通整理を行っていた。話を聞くと既にスキー場そばの姥沢駐車場は満車という。志津の駐車場とシャトルバスを利用の上入山となった。過去5月の連休に何度も月山には来ているが、このような対応は初めて。ただ駐車場に着いて周りを見ていると淡々と準備をしている人が多いので、特に珍しいことではないのかもしれない。山中での混雑を想定し一瞬怯んだが、天気予報も良く実際に天気も良いので準備をする。駐車料金を支払い済みなので、最早行かない手はない。シャトルバスは何台も出ていてあまり待たされることはなかったが、登りは時間帯的にも混雑していて満員だった。バスの中では半分寝て、10分ほどで姥沢に到着。スキーを手に持ってリフト乗り場まで歩く。既にすごい数の人が歩いている。スキーブーツでの歩きは遅いので、つぼ足で身軽なZさんに先行してもらいリフト券を買ってもらうことに。15分ほど歩いて汗だくになり売り場に到着するも、ここもすごい数の人。既に列に並んでいるZさんを見つけるも買うまでに15分くらいかかりそう。建物の外で荷物番をし、購入はZさんに任せることに。その後ようやく購入して外に出るとリフト待ちの長蛇の列。100メートルくらい並んでいる。駐車場、リフト券購入、リフト待ち、と今日は既に3回面食らった。連休で好天予報になるとこれが状態なのかもしれない。再び板を手に持って歩き、とにかく最後尾に並んで待つ。リフト券購入もリフト待ちも皆マナー良く待っているのは良かった。ここでも10分ほど待ってようやくリフト乗車。もう今日の行程の半分を終えた気分だが、実際は1ミリも進んではいない。10時前にリフト山頂駅に到着。Zさんはアイゼンを、自分はシールを装着し、10:03に行動開始。やっと歩き出せる。
肝心の月山は山頂付近が既に黒々としていて、やはりそこまでスキーで上がるのは無理そうだった。途中でスキーをデポしつぼ足で歩く必要がありそう。遅れを取り戻すべくとにかく進む。特に明日から仕事のZさんは早めに帰宅したいので黙々と歩く。場所によっては弱い風が吹いていて、照り返しによる熱を逃がしてくれたが、無風のところもあって、そのような場所は暑くて仕方ない。汗をかきながらの歩行。トラバース気味に距離と標高を伸ばす。前後左右人の姿が多く、既に下ってくる登山者の姿も見られた。急斜面が出てくる前に一度休憩。暑いのでシャツ一枚になり、水分補給をする。その後再び歩き出すが今度は風が冷たくなりシャツ一枚では寒く感じるように。そして斜面の雪が硬くなりシールで登るのも難しくなる。板を担いでいる人も多くなる。自分は適当な岩陰にスキー板をデポしてアイゼンを装着。雪の斜面を登ったら一度岩場をこなし、その後再度雪の斜面と岩場の斜面を登る。登り切ると山頂付近の台地に出る。ここは雪が着いていないし傾斜もほぼないのでアイゼンを外す。Zさんはそのままアイゼンで進む。ようやく山頂付近まで上がってきた。雪のあるところを選んで歩き11:56に無事山頂に到着。混雑のため出発がだいぶ遅れたが、なんとか登頂できた。山頂付近は風が抜けて寒いので、ジャケットを着て保温。天気は良いため周囲の眺望は良かった。昨日訪れたもののガスで敗退した鳥海山もよく見えた。
山頂付近は多くの人が休憩していて、自分達もここまであまり休まなかったので座って休むことに。風はあるものの、上着を着れば寒さを感じることはあまりなかった。日照があるとやはり暖かい。15分ほど休憩したら下山開始。岩場の斜面と雪の着いた斜面を降り、最後の急傾斜地は安全のため再度アイゼンを付けた。板デポ地に戻り下る準備。Zさんはつぼ足アイゼンなので先行する。準備が終わったら周囲をよく見て確認してから下山開始。斜面は適当に緩んでいて滑り易かった。あっと言う間に標高を下げる。つぼ足アイゼンのZさんとほぼ同じ道で下りスキー場まで戻る。下りが得意というか、下りの速いZさんは帰りも黙々と進む。スキー場へ至れば安全圏なので先に進ませてもらう。が、このあたりは既に雪が緩み過ぎていて滑りにくい状態になっていた。天気良く気温が上がり、風も弱いので雪が緩む条件が揃っていたと思う。スキー場を後にして板を外す。バス停まで少し歩き13:03に行動終了。シャトルバスが出るところだったが乗らずに待つ。15分ほどしてZさんも無事下山。高度開始前にだいぶ時間を取られたが、山頂往復は特に問題なかった。この時期比較的お手軽に残雪の山を楽しめるこの山は貴重だと思う。登りは満員だったシャトルバスも、帰りの時間は分散するためか、我々含めて3人だけで志津まで運行してくれた。さすがに恐縮する。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する