記録ID: 5452648
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山滑走
日高山脈
中部日高ザラメスキー(コイカク、ヤオロ)
2023年04月29日(土) ~
2023年05月03日(水)
- GPS
- 104:00
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 2,244m
- 下り
- 2,243m
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
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アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
〇テ皀瀬爛押璽(5:40)−(6:30)札内川ヒュッテ−コイカク沢出合(7:00)−(14:30)夏尾根・1305=Ⅽ1 小河OBから頂いたNEW!部車で、いざ待ちに待ったコイカクへ。途中で早速鹿引きそうになったりしたが、なんとか無事到着。ピョウタンの滝ゲートは開いていて、札内川ダムゲートまでは入れた。が、ダムには駐車場がないので車は結局走って10分くらい下流に停めておいた。コイカク沢は完全に夏の様相で楽勝。堰堤は右岸にfix&巻道、1個目の函は右岸巻道明瞭、2個目は中両岸いけた。コイカクの夏尾根は初めてきたが、道明瞭で安堵する。なんてったって背中には板が付いてるんですもの、あまりにヤブが濃いとドシビアになるところだった。しかし登り始めてすぐ大島がへばる。米&板は徳井に、個装は環にそれぞれ荷分けされる。結局シビア。ねちねちと・1305までコンタ上げをし、今日はここで終了。夏尾根上部の岩が黒々としている。明日以降が楽しみだ。 Ⅽ1=Ⅽ2 低気圧通過のため停滞。山スキー部でションポリが復活したようだ。徳井は膝裏をダニに噛まれてた。軟膏で溺死させ、ピンセットで引き抜こうとしたら頭ちぎれた。池井にほじくり返してもらって無事全身回収。 Ⅽ2(9:00)−夏尾根頭(11:30)−コイカク西の肩引き返し(12:30)−(13:30)「コイカク南西」滑走(15:00)−(15:20)夏尾根頭=Ⅽ3 今日は弱い冬型が決まり、気圧の谷も通過する予報。午後から回復し、明日いっぱいまでは稜線行動ができると読む。いいかんじに風が収まってきた9時ごろまで待って出発。案の定岩場はほぼ雪なし。露岩と薄い氷、凍った草付きなどを頼りによじよじ。一応fixもある。高度感があって面白い。全装シートラだとアイゼン慣れてないメンツは怖い思いするかも。岩少しでもやってたら問題ない。そこを抜けると主稜線に躍り出る。北をみれば1823峰、カムエク。南は1839峰が何といっても目立つ。そしてコイカクの南西面にはまだ雪がある!さっそく滑りたい気持ちを堪え、本命の23を目指す、もハイマツの海で思うように進めない。とりあえずコイカクの西の肩から少し降りてみるが、この先もずっと同じようなかんじ。これはアタックしたとしても時間内に戻れるか怪しいし、滑る時間も満足にとれなさそう。ということでアタックは取りやめる。この区間は完全に賞味期限切れでしたね。そうと決まれば次なる狙いはコイカク南西面。できるだけ長く滑れそうなラインを探し、100m程を×2本行く。39に見られながらナナシ沢に滑り込むという贅沢すぎるロケーション。雪もグッド。脳汁が溢れ出る。来た甲斐があった。明日はは高気圧圏内になるのでヤオロマップに行くことにする。 Ⅽ3(6:00)−コイカクシュサツナイ岳−(9:00)ニセヤオロ(9:30)−コイカクシュサツナイ岳(13:00)−(16:00)夏尾根・1305=Ⅽ4 起きるとあたり一面エビのしっぽが付着し、雪化粧したよう。十勝平野から登る朝日を背に、ブロッケン現象まで見られた。今日はいい一日になりそう。23の方とは違って、39方面は踏み跡があるのでこの時期でもなんとかなる。コイカクから・1560コルまではブッシュと雪庇の際でスキーが使えた。以降はただの氷交じりの夏道。ヤオロマップから主稜線を外れ、・1781(通称ニセヤオロ)の南東面スロープ「jump台」を見に行く。がどこまで行ってもハイマツハイマツ。どうやら我々は外れくじを引いてしまったようだ。落胆する一同。放心し座り込む。戻る気力さえもハイマツに吸い取られ、失われていく。中南日高の山座同定をしてみるが、ペテガリくらいしかわからない。ニセヤオロはスロープとしては?だったが、展望台としては◎。帰りは脳死で突き進む。夏尾根上部の下りも慎重にこなし、・1305まで戻る。上二股まで行ってしまいたかったが、いい時間なのでここで終了。2日間の緊張感の持続させなければならない主稜線上での行動で、メンツは精神的にも普段より疲れたようだった。 Ⅽ4(6:00)−コイカク沢出合−札内川ヒュッテ−(10:30)札内ダムゲート あわよくば美珍楼に行こうと真面目に起床。夏尾根を滑り落ち、コイカク沢もかっとばし、すっかり初夏の陽気になった日高をゲートまで。沢、稜線、スキー、なんでもありの5日間が幕を閉じた。 |
その他周辺情報 | ひまわり温泉、ウエスタン |
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