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記録ID: 54558
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アルパインクライミング
谷川・武尊

衝立岩 雲稜第一ルート

2009年09月27日(日) ~ 2009年09月28日(月)
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makaben その他2人

コースタイム

9/27
5:30一ノ倉沢出合-7:05アンザイレンテラス-11:10ピッチ終了点-17:05ピッチ終了点

9/28
夜明ピッチ終了点-衝立岩終了点-(中央稜)-10:00一ノ倉沢出合
天候 曇りのち小雨
過去天気図(気象庁) 2009年09月の天気図
2009年09月27日 06:13撮影 by  DSC-W35, SONY
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2009年09月27日 08:05撮影 by  DSC-W35, SONY
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2009年09月27日 08:20撮影 by  DSC-W35, SONY
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2009年09月27日 08:41撮影 by  DSC-W35, SONY
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2009年09月27日 11:52撮影 by  DSC-W35, SONY
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2009年09月27日 11:55撮影 by  DSC-W35, SONY
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2009年09月27日 12:08撮影 by  DSC-W35, SONY
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2009年09月27日 13:35撮影 by  DSC-W35, SONY
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2009年09月27日 13:51撮影 by  DSC-W35, SONY
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2009年09月27日 16:04撮影 by  DSC-W35, SONY
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2009年09月27日 16:04撮影 by  DSC-W35, SONY
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2009年12月21日 13:58撮影 by  DSC-W35, SONY
12/21 13:58
2009年09月27日 17:03撮影 by  DSC-W35, SONY
9/27 17:03
撮影機器:

感想

.團奪遡
9/27一ノ倉沢出合を5:30出発。7時過ぎにアンザイレンテラスより潅木の多い凹角を登る。曇り空で衝立も上半分は見えない。

▲團奪遡
第一ハングを超えるピッチだがリングボルトのビレイ点〔下降点)が3箇所ほどあり、私達は一番新しく打たれたと思われる灰色のものを使う。
登り始めは真っ直ぐに行けそうな感じだが左寄りに進み凹角っぽい所を直上、右に方向を変えてハングを目指すあたりに下で見た太い灰色のリングボルトが現れ安心してプロテクションを通した。
第一ハングは5年前に乗越した時と変わらない。
腐ったハーケンに古いシュリンゲが幾つも巻きついている。
古いのを除いて新しい3ミリに付替え体重をかけるが、本体のハーケンが壊れるんじゃないかと冷や汗ものだった。
当時も気持ち悪かったがよく持つものだと感心する。

ピッチ目
所々にある新しい灰色のリングボルトに導かれるように右上ぎみに登る。
第二ハングは第一と同様に古いままだ。
此処までわずか3ピッチだが切れそうな物の付替え作業に時間がかかりセカンドが第二ハング上のビレイ点に到達したのは11時をまわっていた。

ぅ團奪遡
フリーの要素も多くここから新しい灰色のリングボルトは姿を消して、ハーケンに巻きついたシュリンゲは一層古く全ピッチの中で一番難しく感じた。

ゥ團奪遡
第三ハングは張り出しも小さく残置のハーケンも一連の中で一番しっかりしており、安心してアブミを掛けられた。
そこからは暫く行くとやや平坦な所があり行く手にリングボルトが打ってあり、一端そこでピッチを切った。

Ε團奪遡
10mほどで熊笹の茂ったボサテラスに到着。

Д團奪遡
草付きの中を洞窟ハングの下まで30m程。
ビレイ点下は浮石だらけで足場が悪い。

┘團奪遡
ハングの一番印象にピッチだ。
暮れなずむ中腐った一連の残置の中間地点に新しいリングボルトが一つだけ輝いていて、セカンドが登り終わったときはすっかり暗くなっていた。

ピッチ目
暗くなりヘッデンを付けての登攀となる。
雨が落ちてきて壁も濡れてきた。
凹角ぎみの3級くらいのグレードだが、2重苦で時間がかかった。
暫くして白く太い比較的新しいシュリンゲのかかっているビレイ点に到着。

ピッチ目
人に踏まれた跡のある草付を登り次第に露岩となる。
行く先の壁にまたも新しいリングボルトが輝いていて安心してプロテクションが取れた。
その後2〜3m登ったが行く先に不安を覚えクライムダウンしてリングボルトに捨てビナをかけて降ろしてもらった。
翌日明るくなって登り返した時このリングボルトから20m程で衝立の終了点だった。
が、剥れそうな草付やルートファインディングも要して闇の中を突っ込まなくてよかったと思った。

その日は一晩中小雨が降り続き雨具を着ただけのビバークは体の芯まで冷えてとても長い夜だった。

翌日は中央稜を下降して出合に10時ごろ戻った。

(末吉)

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