八王子城跡・富士見台・摺差
- GPS
- 06:15
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 591m
- 下り
- 567m
コースタイム
- 山行
- 4:43
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 6:16
こんなに岩が多く露出した急斜面に石積みを築いたにもかかわらず、城主、後北条氏照不在の折に攻められ、1日で落城したという。さぞかし無念であったろう。
南面ルートの途中ルーファイを誤り傾斜のきついけもの道を歩き、はからずもこの山城の道なき斜面を攻める際の困難さを身をもって味わった。
本丸跡も、大天主跡も狭い曲輪であり、自然の風化に任せているところが往時に思いを巡らすにはふさわしく、装飾ではない実戦の城であったことを彷彿とさせた。これからも今まで通りそっと風化に任せてもらえると時間経過が伝わってよい。
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
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アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
御主殿曲輪跡から松木曲輪跡の区間は非一般道です。危険個所の判断には個人差があります。その他の区間は特筆すべきことはありません。 |
写真
装備
個人装備 |
通常のハイキング装備の他にヘルメット+スリング+カラビナ+エイト環+6mmザイル20m
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感想
幾度か、こんなところでなぜ、といぶかる場所でずまづいたり足を滑らせて転び、ウエストポーチを閉じ忘れていた時にはカメラを落とし、探す羽目に陥った。念のため持って行ったザイルで確保しながら崖下の草地で発見したが、せっかくそこまでに撮りためた写真をすべて失うところだった。
GNSSは持っていたが、頭にしまい込んだ地図上を歩いていたので、一般登山道とニアミスしていたのに気づかず、一般道以外の道をたっぷり歩き松木曲輪に出た。
天王台から少し登ったあたりで、結構広いトラバース路(しかしたっぷりの落ち葉に覆われたまま)が一般道のすぐ南側を並走していたが、その一般道には全く気付かなかった。こけて(上記)カメラを落としたのはその道が急に細くなるあたりだった。
そこで大休止をとり、カメラの捜索とランチをしたが、その場所が一般道と最も近かったことは、あとでGNSSの記録(軌跡がぐしゃぐしゃの部分)を見て知った。GNSSは記録をとるのを主目的としており、余程のことがないかぎり現地では見る気にならない。
その先の細くなったふみ跡道は徐々に下降を始めた。松木曲輪跡に出たかったので、どこかで適当に登ればよいと判断し、少し戻って取りついた尾根がちょうど松木曲輪につながっていた。
GNSSの軌跡を見ると戻る前後でバナナ状にループを描いているが、実際は往復同じ道を歩いたので、このずれは明らかにGNSSの誤差である。最近更新したばかりのスマホの測定誤差が大きいからなのか、樹林帯と山影が誤差を拡大したのかは不明。(後日追記: スマホをズボンのポケットに入れていたのが原因だった。ザックのてっぺんに入れると同じスマホで格段に精度が上がることを確認した。)
天気も良くたっぷり楽しんで富士見台経由で高尾山口駅へ出た。買ってあった指定席に座ると3分で発車した。時間が有効に使え、充実した探索行だった。
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