雪庇祭りの奥大日岳

2023年05月12日(金) [日帰り]

• GPS: 04:48
• 距離: 7.8km
• 登り: 658m
• 下り: 674m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:54
• 休憩: 0:52
• 合計: 4:46

12:51 雷鳥沢キャンプ場
13:31 13:41 室堂乗越
14:28 14:29 ２５１１ｍピーク
14:39 14:47 カガミ谷乗越
15:21 15:23 奥大日岳
15:30 15:59 奥大日岳三角点
16:06 16:08 奥大日岳
16:22 16:22 カガミ谷乗越
16:32 16:32 ２５１１ｍピーク
17:00 17:00 室堂乗越
17:37 雷鳥沢キャンプ場

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

前夜新宿発の夜行バスにて富山駅着 5:30
電鉄富山駅 6:05〜立山駅 7:14
ケーブルカー＋バス 立山駅 7:40〜室堂 9:00

コース状況／危険箇所等

奥大日岳へのルートについて、稜線上北面の雪庇は絶賛崩壊中です。

室堂での登山届提出時には雪庇が危険なためハイマツの左側（南面）をトラバースするように指示をいただきましたが、斜度がきつく難易度はかなり高いと思います。
現状トレースはハイマツ右側（北面）につけられており、自分も主にハイマツ右側（北面）にルート取りしましたが、先行者トレースを信用しすぎると雪庇に近づきすぎて危険な箇所もあり、ルーファイは慎重に行いました。

その他周辺情報

下山後は電鉄不二越駅近くの満天の湯（日帰り入浴750円）に入浴。
https://www.manten-yu.co.jp/toyama
よくあるスーパー銭湯ですが休憩所や食事処もあり、帰りのバスの時間までまったりと過ごすことができました。

写真

5/12 8:36

行きのバスから見た雪の大谷。今年は例年より小さめ。

5/12 9:12

室堂は快晴。平日にもかかわらず観光客で賑わっています。
さまざまな言語が飛び交っていて国際色豊か。

5/12 9:38

本日の拠点雷鳥沢キャンプ場まで移動。
空いていて設営場所は選び放題でした。

5/12 12:47

本日の我が家を設営。

5/12 11:40

テントの正面は真砂岳。とても良い天気です。

5/12 12:49

反対側の奥大日岳を目指して出発。

5/12 13:15

キャンプ場を出発し、まずはガシガシと高度を稼ぎます。眼下のテントがだいぶ小さくなった。

5/12 13:25

室堂乗越の手前あたり。この辺はトレースがしっかり。

5/12 13:32

右手に剱岳が顔を出しました。

5/12 14:03

左手には地獄谷

5/12 13:57

2511mピークに向けて前進。発達した雪庇がよく見えます

5/12 14:03

2511mピーク目前。気温が上がり、雪が腐り気味なので意識的にキックステップで道を作っていきます。

5/12 14:30

北面は至る所にクラック入りの雪庇。

5/12 14:33

段々とトレースが怪しく（雪庇に寄り過ぎ）になってきたので、この辺からは自分の責任でルートを引いていくことに。
こういう二度見しても訳分からんところでは、より慎重にルートを探します。

5/12 14:39

ここでは以前の入山者のトレースが見えたのだけど、右手の雪庇は盛大にクラックが入って絶賛崩壊カウントダウン中。
ヤバすぎるのでトレースよりももっと内側を通過。

5/12 14:41

ズームで雪庇内部を激写。

5/12 14:50

とにかく雪庇（北側）に近づかないようにルートを引いていきます。

5/12 15:06

今回とったルートと雪庇部分の最短距離地点。見た目にもう落ちる寸前。

5/12 15:18

内側を覗くと、向こう側の景色が見えた。怖。

5/12 15:20

登り詰めると、やや平坦に。
この辺りは風が吹き抜けて雪が凍るため、先行者のトレースがはっきり残っていました。

5/12 15:27

頂上（三角点）が見えた！ビクトリーロードを行く。

5/12 15:37

頂上に到着しました！

5/12 15:51

頂上からルートを一望。
改めて、稜線にソフトクリームのように乗っかった雪庇が大変なことに。

5/12 15:52

峡谷を挟んで「岩と雪の殿堂」剱岳。
左右の均整がとれててめちゃカッコ良い。個人的ベストポジションかも。

5/12 15:52

さて、快適すぎてだいぶ頂上に長居したのでそろそろ帰ります。

5/12 16:09

振り返ると、歩いてきた道のりが見えます。

5/12 16:35

帰りは行きで自分でつけたステップに従って帰ります。
登りで意識的に強めに蹴り込んだおかげで降りは快適。

5/12 16:48

所々気を遣いつつ、ガンガン降ります。

5/12 16:51

テント場が見えてきました

5/12 17:38

テント場に雲が降りてくるのとほとんど同着で本日の我が家に帰還。お疲れ様でした！

5/13 6:48

翌朝は剱御前〜雄山の周回を計画していたのですが天気が冴えず。偵察だけしてテントに戻り、ゆっくり帰り支度。

5/13 12:53

やがて降雪。稜線が見えなくなってきました。

5/13 13:29

荷物をまとめて室堂まで登り返し。この日は天気のせいか土日にもかかわらず入山者は極端に少なかったようです。

5/13 14:10

雪のみくりが池。

5/13 14:23

室堂ターミナルまで戻ってきました。さすがに昨日よりは人出が少なそう。

5/13 14:43

悪天候にもかかわらず、雪の大谷側は意外に観光客で賑わっていました。

撮影機器：

ZenFone Max Pro (M2) SIMフリー ASUS

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー 靴 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 飲料 水筒（保温性） レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック

感想

peace-k

2日間で奥大日岳と剱御前〜雄山周回を計画していましたが、2日目は天気が冴えず断念。
初日の奥大日岳は出発時刻が遅かったためか道中全く登山者と会うこともなく、完全単独行に。雪も腐り気味でキックステップで道を作りながらだったので時間がかかってしまったのが反省点。
トレースも当てにできず、雪庇まみれの山を都度ルートファインディングしながら登るのは神経を使いましたが、その甲斐あって頂上では素晴らしい絶景を独り占めできました。