■なんでチェーン忘れたんだ!【蓼科山】アクシデントでルート変更
- GPS
- 04:08
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 635m
- 下り
- 617m
コースタイム
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 4:07
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレは、七合目のは閉鎖中。 麓の白樺高原スキー場にしかないので注意。 (私たちはトイレに数キロ戻りました) もっとたくさん雪が積もった方がラッセル等ありますが楽しいルートです。 過去記事⇒ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-165226.html この頃になるとアイゼンよりスノーシューやワカンがおススメ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はありませんでしたが、雪の少ない時期は岩の上の雪で滑るので注意。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
地図
コンパス
飲料
手袋(3)
細引き
携帯電話
ハードシェル
防寒着(2)
水筒
時計・高度計
非常食
折りたたみ座布団
サバイバルシート
帽子・サングラス
雪山用スパッツ
バラクラバ
ネックウォーマー
6本爪軽アイゼン
Wストック
その他財布など省略
|
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共同装備 |
バーナー
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
コッヘルセット
ボンベ&バーナー
ライター
アーミーナイフ
ウェットティッシュ
携帯簡易トイレ
ツェルト
ハンディGPS
|
備考 | タイヤチェーン |
感想
今回はちょっとお疲れなので、サクっと登って帰りに美味しいものを食べることが一番の目的。
蓼科山は何度も登っていますが、大河原峠付近はまだ歩いたことがないので歩いてみることにしました。
事前に通行止めなど調べたのですが、11月20日からということ。
よしよし。
午前4時過ぎ。
御泉水自然園を通り過ぎ、スムーズに蓼科山七合目登山口も走り過ぎる。
しかし、しばらく上がっていくと道路に雪が。。。
日陰になっているところの雪が融けていない。
凍結はしていないようなのでそのまま進む。
途中で雪も消え、よしよしと思いきや、、、また雪が現れる。
これくらいの斜度なら行けるだろうと、そのまま強行突破。
この判断が良くなかった。。。
先に少しだけ急になっている登り坂を見た時、
「ああ、あれは無理かも。滑ったら怖い。」とやっと気づく。
「どうしよう。。。」
引きかえすにしても、一番冷え込む時間帯で怖くなってきた。
実はこの日はまだノーマルタイヤ仕様だった。
前日に悩んだのに、、、なんでスタッドレスに変更しなかったんだろう。。。
しかも、切り札のタイヤチェーンも忘れてきていた。。。
(我が家はレンタカー族なのにマイタイヤチェーンは持っているという。。。)
「ああ、、、持って行かなきゃって言ってたのに忘れてた。。。(´Д`)」
悩んだ末、とりあえず、Uターンしてゆっくりゆっくり雪道を下る。
滑りませんように。滑りませんように。
数m移動するのにかなりの時間を要した。
辺りはまだまだ暗い。それに一番冷え込んでる時間帯。
あまり無理に動くのも危険かも。。。
と思い、少し広い場所で明るくなるのを待つことに。
このまま身動きとれなくなったら、、、JAF呼ばなきゃなのかな。。。(´Д`)
などと色々心配しながらも、2時間ほど眠りに就いた。
7時前起床。
明るくなったので、ゆっくりと下ることにする。
牛歩よりゆっくり。。。慎重に。。。
スタッドレスなら難無く大河原峠まで行けてたよなぁ。。。
チェーン忘れなければ、行けてたよなぁ。。。
色々思いながら、ゆっくりゆっくり下りて来て、やっと蓼科山七合目に到着。
ふー、、、またここから登るのか。。。
とテンション低め。
以前、雪がたっぷりの時期に登ったことがあるのだ。
しかも今回は雪はまだまだで、地面の石が見えてる程なので全然楽しくない。
ここは雪がラッセルしなきゃならないくらいたっぷりあるのが楽しいのに〜。。。
(ワガママ過ぎる。。。)
それでも山頂で待ってる絶景を楽しみにして登ることにした。
人の拳や手の平ぐらいの石がゴロゴロ敷き詰められたような登山道。
そこにうっすらと積もった雪。
一年中で一番歩きにくい時期に間違いない。うん。
テンション低めで黙々と登る。
しばらく登って振返ると白い北アルプスがキレイに見えた。
「あら、北アは予報より天気いいみたい?」
少し元気をもらって登り続ける。
そして1時間ほどで蓼科山荘。(休業中)
少しだけ休んで、山頂へ向かう。
ここからは、岩が大きくなる。
雪がたっぷりあれば岩の姿も見えないくらい真っ白なのに、今回はばっちり出てる出てる。。。
岩に乗ってる雪はサラサラなのでアイゼンは要らない。
けれど、滑らないように注意して登る。
空が開けてくると、目の前には青い空と霧氷たちが出迎えてくれた。
「キレイだぁ。。。(´∀`) やっと冬の山に来た気がする。。。」
低かったテンションもやっと上がり始めた。
そして山頂。
風は少し冷たいながらも、日差しがカバーしてくれる。
厳冬期に比べるとまだまだ緩い。
単独のおじさんが写真を撮ってほしいというので撮ってあげた。
他には人の姿なし。
山頂、お社、方位盤と巡ってみた。
言うまでも無く、今日は天気がいいので360度の絶景が広がっている。
南八ツ、南ア、中央ア、御嶽山、乗鞍岳、北アのオンパレード。
まだ雪の少ない浅間山や両神山などなど、全部見えてる。
何度も登って知っている景色だけど、やっぱり見ると感動するね。
お腹が空いたので、味噌ラーメン1人前を作って分けて食べた。
寒い冬はやっぱり温かい汁物がめちゃくちゃ美味しいっ。(´∀`)
そして下山。
13時までには下りないと。
下山後の食事が一番のメインなのだから〜。
蓼科山荘を通過してしばらく下っていると、山頂で写真を撮ってあげたおじさんが登って来ているのを目にする。
「あれ? 山頂でお会いしましたよね?」と声をかけると、
「アイゼン片方落としちゃって。。。」と靴の裏を見せてくれた。
4本爪軽アイゼン。真っ黒いので落とすと見つかりにくそう。。。
私たちもここまでアイゼン落ちているのに全然気づかなかったなぁ。
おじさんどこから登り返してきたんだろう。。。
私たちもそこからはアイゼンが落ちていないかよく見ながら下山しましたが、ありませんでした。
せっかく見つけに戻ったのだから見つかるといいけど。。。
12時過ぎに下山し、無事メインのお店のランチに間に合いました。
今朝は身動きとれなくなってどうなることかと思いましたが、無事蓼科山にも登ったし、絶景も拝めたし、美味しいランチでほっこりできたので終わり良ければ・・・ですね。
これから先は春まではスタッドレス車にまたお世話にならないと。
去年の今頃はもう借りてたのになぁ。。。
今回はほんとうっかりしていました。
あとチェーンも。。。面倒くさがらず携帯しておかなくてはと今回ほど後悔したことはありません。。。
それ以前に「大河原ヒュッテが休業=もう道路ヤバいよ」ともっと早く気づけば良かったか。。。
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