記録ID: 5511562
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
いざ皇海山へ
2023年05月19日(金) ~
2023年05月20日(土)
体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 12:46
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 2,463m
- 下り
- 2,471m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:07
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:07
距離 6.3km
登り 927m
下り 270m
2日目
- 山行
- 9:09
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 10:31
距離 20.9km
登り 1,545m
下り 2,203m
14:15
ゴール地点
天候 | 5/19 曇り後雨 5/20 晴れ後曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
途中すれ違い困難な幅員の場所もあるので運転注意 庚申山荘の料金はかじか荘で支払うか現地で支払うことも可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○ かじか荘から一ノ鳥居 ここまでずっと車道です。 初めは舗装路が続きますが、30分ほどで未舗装路に変わります。 未舗装路を30分ほど行けば登山口の一ノ鳥居です。 ここまでは特に傾斜もキツくないです。 ○ 一ノ鳥居から庚申山荘 ここからは登山道に変わります。 はじめは鏡石の辺りまではちょっとした登りと緩やかな道を繰り返し、鏡石を越えるとやや急な登りがコンスタントに続きます。 基本的には道はよいのですが、踏み跡がやや散り気味で本来のルートを外した踏み跡がたくさんあります。 本来のルートを歩いた方が断然楽なのでなるべく外さないように歩くのがいいです。 ○ 庚申山荘から庚申山 ここから本格的な登山に変わります。 猿田彦神社跡を越えるとトラバースや渡渉を繰り返しながら上がっていきます。 最初はそれほど厳しい場所はないですが、だんだんトラバースが狭い場所が増えてきたり、岩場が出てきたりハシゴが出てきたりと険しくなってきます。 特に枯れ沢脇を登るところは踏み跡が散ってて本来のルートから惑わされやすいので気をつけましょう。 トラバースが終わって尾根が広くなり最後の急登を登れば庚申山です。 ○ 庚申山から白山 庚申山から先は破線ルートです。 いきなり危険箇所だらけの稜線になるわけではなく、ところどころ痩せた場所や悪いトラバースがある程度で基本的には広目の樹林帯の中の稜線道です。 ただし、例によって踏み跡は散り気味でルートを外しやすく、外した踏み跡はかなり歩きにくいのはここまでと同じです。 ○ 白山から鋸山 よくネット上でみる危険箇所はこの区間です。 とにかく険しい道が続きます。 まず、鎖とロープのつけられた岩場の下降が最初に来ます。 雨に濡れてて新しい鎖は手で持つととても滑りやすく、仕方なく古めの錆び気味の鎖とロープで確保をとりました。足元も見えにくく足場も離れてて滑りやすいので要注意です。 この後、崖っぷちにかけられたハシゴを登ってロープのかけられた急斜面の岩場を登ります。ここは角度こそそこまでキツくないものの足場になる箇所がやや少なく、手がかりも岩には手がかりがほとんどないのでロープを頼りたいところです。 この後は痩せた道が続き、ネットでよく見る垂直ハシゴを通過しますが、意外とハシゴは安定していてそこまで怖くはなかったです。 どちらかというとその後にある鎖のかけられた岩場が足元が悪く緊張しました。 そこを越えればもう危険箇所はなく鋸山です。 ○ 鋸山から皇海山 ここで危険箇所なしとは行かず、鋸山から不動沢のコルへ進んですぐにロープのかけられた急斜面が2ヵ所、その後に岩場からの狭いトラバースと続きます。 そこを越えると稜線が広くなって緩やかなアップダウンが続いて不動沢のコルとなります。 今度は皇海山への登り返しです。 皇海山は終始広い道が続きますが、こうなるとまたもや踏み跡が散っていて惑わされやすいです。 あと、上の方に行くとロープのかけられた急斜面が2ヵ所あります。やや危険箇所です。 不動沢のコルから300m近く登り返すのでとても辛かったです。 もっとも帰りに不動沢のコルから鋸山に登り返すのはもっと辛かったですが。 ○ 鋸山から六林班峠 今度は笹が生い茂る急斜面が最初に現れます。 足元が泥んこでグリップが効きにくくとても滑りやすいです。 その後は笹の中を緩やかにトラバースやアップダウンを繰り返すと今度は笹ヤブの道になります。 ここがなかなか難しく、ルート外に獣が踏み荒らしたのか笹が倒れてる箇所が多く、そちらがルートなのかと惑わされがちです。 笹ヤブ自体はずっと続くわけではなく、いったん笹ヤブを10分くらい歩くと開けて数分歩いてまた笹ヤブに入るという感じで言われてるほど長くは感じませんでした。 ○ 六林班峠から庚申山荘 ここからは長い長いトラバース道が続きます。 笹がところどころ刈られている箇所はありますが、そういうところに限って足場が斜めになってて悪く、笹があったところは大体どろんこで脆いので歩きにくいです。 とにかく足元注意です。 他にも沢をたびたび渡渉しますが、沢に下りるところの足元が悪かったり、登り返すところの足元も悪かったりと鋸山ほどではないにしろ気を遣う場所は多いです。 ここまでに体力を使い果たしててすっかりバテバテになって歩いてました。 |
その他周辺情報 | かじか荘で日帰り入浴はできますが、受付は14:30までとなっているので下山後に入浴する場合はかなり早い時間の出発にする必要があります。 |
写真
感想
とにかく長いし、危険箇所もあるし、ヤブもあるし、と色々と試された感じがする行程でした。
序盤の庚申山まではまだまだ余裕があるのですが、白山から鋸山までの危険箇所でメンタルを削られ、鋸山から皇海山の往復で体力を削られ、鋸山から六林班峠までのヤブでもメンタルを削られ、六林班峠から庚申山荘までのトラバースでトドメをさしにくるといった感じでした。
長らく目標にしつつも足が向かなかったのですが、やっと歩けそうな自信が出てきたのでこの機に挑戦しましたが、本当に大変でした。
ちなみにかじか荘では庚申山荘2泊を推奨しているようですが、ここまで来れば安全な道をコースタイム2:00程度なので自分は力を振り絞った方がいいかなと思いました。
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難路で知られるクラシックルートを雨後に歩くとはw
ツツジ類が咲くトラバース道いいですねぇ。
ありがとうございます!
花の写真少なめですが、シャクナゲが多めで後はたまにシロヤシオとトラバースだけツツジって感じでした。
雨後は意図してたつもりではなく、本当に天気運の問題です(結局下山後も降ってきましたし)
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