晩秋の牛の寝 賑わいのあとに 上日川峠から大菩薩峠を通って小菅の湯まで
- GPS
- 06:45
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 784m
- 下り
- 1,652m
コースタイム
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 6:41
天候 | 快晴のち曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
甲斐大和駅〜上日川峠 ¥1,000 小菅の湯〜奥多摩駅 IC¥977 (現金¥980) |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険なところはありません。 雷岩〜賽の河原 かなりぬかるんでいました。 大菩薩峠〜熊沢山 陽の当たらない斜面は凍結していました。 牛の寝通りは平坦な落葉広葉樹の森が続きます。 歩きやすくていいのですが、変化に乏しくちょっと単調な感じでした。 新緑や紅葉の季節に歩いたほうが良さそうです。 |
その他周辺情報 | 小菅の湯 ¥620 |
写真
感想
今回は中里介山の小説でお馴染みの、って本当にお馴染みかどうかはよくはわかりませんが「大菩薩峠」を通り抜けて「小菅の湯」まで歩いてみました。
お馴染みらしいのですが、その小説を私は読んだことはありません。
この先もおそらく読むことはないと思われます。
ちなみに戦前に書かれた小説なんですね。
大衆小説の先駆けとされ、大衆文学の母胎とされた「不朽の名作」らしいのですが…。
そこまで言われるとちょっとは読んでみたくなったりもしますが、やっぱり読むことはなさそうです。
そんな不朽の名作でお馴染みらしい大菩薩峠ですが、大菩薩峠(大菩薩嶺)が人気なのは「不朽の名作」とは全く関係ないと深田久弥はその著者「日本百名山」の「大菩薩岳」のなかで言い切っています。
そりゃそうでしょう。
中里介山の「大菩薩峠」は山登りの話ではなく「時代小説」ですもん(読んだことないけど)
だけど、介山荘では夜な夜な中里介山の「大菩薩峠」について熱く語りあったりしているかもしれませんね。
ぜひそうあって欲しい、いや、そうあるべきだと思ったりもします。
せっかくの「不朽の名作」を朽ちさせてはいけません。
せめて介山荘の談話室だけでもと願うばかりです。
「日本百名山」もまだ読んだことはありません。
「百名山」に特に拘っているわけでもないのですが、幸か不幸か、名峰は「百名山」に選ばれていたりしますし、また「百名山」の多くは名峰だったりします。
なので、結果として深田久弥の「日本百名山」に登ってしまっているわけです。
まぁ、深田久弥の「日本百名山」は機会があればいつか読むかもしれませんね。
とにかくこの日も早起きして、上日川峠までやって来たのでした。
牛の寝通りの入口となる石丸峠には終点の上日川峠の一つ手前の小屋平のバス停から歩いた方が近いのですが、雷岩と大菩薩峠の間が未踏でしたのでそこがちょっと引っ掛かり、福ちゃん荘から唐松尾根を登るのでした。
やっぱり首都圏から日帰り可能で、初心者でも手軽に標高2000mの空気に触れることができて、しかも眺望バツグンの大菩薩は人気がありますね。
深田久弥さんもそれこそが「大菩薩」の人気の理由と申しております。
絶好の日和の下、雷岩から大菩薩峠までの稜線を歩くことができ、念願が叶って大満足です。
大人気の「大菩薩峠」を過ぎるとハイカーはぐっと少なくなりますが、この先が本日のメインの牛の寝通りになります。
凍結した熊沢山を登りきると視界が開け、石丸峠を見下ろします。
峠には多くのハイカーが集まっているようでした。
石丸峠も決して人気がないわけではありません。
が、多くの方はやはり小屋平から直接登ってきているようです。
そんな石丸峠を見下ろしながらお昼にしました。
牛の寝通りへの分岐はその石丸峠のほんの少し先にあります。
牛の寝通りは、それはそれは歩くやすく
冬枯れの木立のなかの陽だまりハイクを楽しめました。
落葉広葉樹好きにはうってつけの道でした。
北側には飛龍山と雲取山から続く石尾根を見ることができました。
どこまでもどこまでもひたすらに、変わり映えのしない冬枯れの道を歩きます。
なので、食傷気味なのは否めません。
大マテイ山分岐を過ぎ、それから「わさび田」コースを下りました。
「わさび田」コースの入口付近は急斜面に落ち葉が積もっていてとても歩きにくく、ずっとこんな感じだとイヤだなぁと思いましたが、そんなことは長くは続かず、コース名通り「わさび田」を抜けて、無事に「小菅の湯」に浸かることができました。
西東京バスが小菅の湯まで乗り入れるようになり便利になったと思います。けれども連休中日のこの日も利用客はとても少なくちょっとガッカリでした。
石丸峠から先の牛の寝通りはオジサン一人に会っただけでとっても静かな山歩きでした。
本当はもっと人気のあるコースだと思います。
きっと新緑の季節とか紅葉の季節はもっと素敵なんでしょうね。
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