【泊り沢始め】平家岳&美濃平家岳周遊(日ノ谷〜日暮谷)
- GPS
- 16:24
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 2,196m
- 下り
- 2,543m
コースタイム
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 9:02
天候 | 20日:晴れのち曇り 21日:曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
日ノ谷右股の下降はそれなりに滝が連続する。 ルートファインディングによっては懸垂下降することもあり得るので捨て縄を持参すること |
写真
感想
諸事情で、5月末から激しい山行がちょっとできなくなるのでその前に泊り沢を一発こなすことに。
最近、こっちの方しか行ってないけど奥美濃方面で平家岳周辺の沢を繋いで泊りのプランを立てる。
日暮谷の方は記録が少ないので蛇が出るか蛇が出るか。
5月20日
東海北陸道から中部縦貫自動車道に入って、九頭竜ダムへアプローチ。
ダム沿いのそこそこ荒れた道を進んで行って日ノ谷林道入口に駐車する。
結果的に沢沿いの林道はもう少し奥まで入れそうだった。
数少ない記録のコースタイムがなかなか早いと思っていたら、地図の実践よりもかなり奥まで林道が入っていて940m付近まで歩いて行けて、ほどなく990m二股が現れる。
奥美濃らしいトチが優占する明るい森で、それなりに滝も出てくるが、登ったり適当に巻いたりできる。ただ巻くときは足元も含め岩が脆いので注意。
上流部にいくと流れも穏やかになり、ナメも出てきて気持ちがいい感じ。
藪漕ぎもなく稜線にでることができる。
今日はいかなくてもよいのだが、明日は晴れるかどうかも分からないので、平家岳のピークを踏んでおくこととする。
雲が多少かかってはいるが、雪代の残る白山も望めて気持ちのいいピークだ。
道を戻って、送電線の巡視路を辿って美濃平家岳との最低コルへ向かう。
コル手前の監視小屋は近くに水場もあるので、いいテントサイトになりそうだ。
途中コシアブラを採ったりしながら進んで行く。
日暮谷右股を下ろしていく。こちらも多少滝が出てくるが軽く巻き降りるか、クライムダウンで何とかる程度。
テントサイトを探しながら行くが、地図の見た目ほど良い場所はない。
880二股で左股へ折り返す。
少し進むと地図にはない大きな堰堤が出てきてがっくし。
すぐ手前まで進んで左手から巻く。そこから少し進んだ右岸にテントサイトを見つけ行動終了。なんだかんだで長い行動となった。
さっそく焚火をして採った山菜をアヒージョにしたり、キムチ鍋を食す。うまし。
暑くもなく、寒くもなく、虫もいない中快適に沈。
5月21日
3時半起きでおなじみ棒ラーメン。のんびり撤収しても5時発。
歩き始めてほどなく、大きな堰堤にぶち当たる。やれやれ。
これも堰堤間際までいって右から巻き上がる。
そこから進んだ地図の崖マークは崩壊地のとなっており、荒れ気味なので魅力的とは言いがたい。
特にこれといった滝もないまま詰め上がりとなる。
美濃平家岳に直接上がると道に出るまで時間がかかるので、手前のコルを目指すと大して藪漕ぎもなく稜線へ。
巡視路分岐から美濃平家岳のピークを目指す道に入った瞬間、ササ藪の中を行く感じになる。漕ぐという感じではないがちょっとびっくり。ピークに直接詰め上がると激ササ藪漕ぎになるので、コルを目指して大正解だった。
ピークは特に展望もなく申し訳程度の看板があるくらいだった。
巡視路に戻って再び平家岳を目指す。朝から曇りがちだか少しずつ回復してるようで時折青空や太陽も見える。
少し疲労を感じながらも再び平家岳ピーク。青空が広がったが白山は昨日よりもどっぷりガスの中。昨日言っておいてよかった。
ピークからは南西方向のコルを目指しながら沢筋に入っていく。そこそこのヤブだが尾根上はなんとなしにブッシュが低いところを辿ると、踏跡っぽいところを行けた気がする。
急な斜面もササを掴みながら降りていくとほどなく岩盤質な沢に出る。
しばらくは急な沢地形なのと岩盤質なのが相まって、ちょっとした連瀑帯を下ろす感じになる。
だいたいクライムダウンやササや灌木頼りの巻き下ろしでなんとかなるが、時折大きな滝が出てくる。ヌメリのには要注意。
我々はしなかったが、ルートファインディングに迷うようであれば灌木を使って懸垂することもあるだろう。
あんまり大きな立ち木もないので捨て縄持参をお勧めする。
1250mくらいを過ぎる斜度も緩くなり快適な下降となる。
1050mくらいから再び沢が狭まり斜度もきつくなるのでゴルジュっぽい地形に滝が懸かる感じとなる。
概ねうまいことクライムダウンできたが、上部同様懸垂下降を選択することもあると思う。
そんなこんなで990m二股に戻りほどなく林道に辿り着いて出渓。
すっかり初夏の装いに移行しつつある森を抜けて、車まで辿り着く。
帰りは九頭竜温泉によって大野へ抜けてお団子なんかを食べ、オークスでの推し馬の激走に感激しながら帰路についた。
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