奥武蔵の落葉を踏みしめて(伊豆ヶ岳〜子の権現)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 895m
- 下り
- 953m
コースタイム
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
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コース状況/ 危険箇所等 |
正丸駅から正丸峠への分岐までは舗装道路で問題なし。山道に入り、名栗元気プラザへ向かう分岐から先は倒木、木の根が出ていてあれている。名栗元気プラザへ向かう道を登り、尾根に出たら左の五輪山方面へ行っても伊豆ヶ岳へ行ける。 伊豆ヶ岳鎖場は落石が多いので迂回路(女坂)への指示あり。 天目指峠から子の権現へ向かうのに舗装道路を横断し、登って行ったところにオオスズメバチがいた。危険なので山道でないところを少し迂回した。スズメバチはかなり出ているらしい。(あちらこちらに注意書きあり) 山道の階段や土止めは腐っていたり、土が流れ出してしまい使いものにならなかったりするとことが多い。倒木も結構道に横たわっている。 また、熊の出没も確認されているので、鈴やベル、笛などの音の出るものを持って行きたい。 |
その他周辺情報 | 子の権現から小床へ下山し、国道299号線に出たところに「ロックガーデンカフェ」がある。落ち着いた感じのしゃれたお店。遅い昼食をとった。 |
写真
装備
備考 | 下りが結構長いので、サポーターをしていない左足の膝が痛み出した。両足にしっかりとしたサポーターをしていけばよかった。 |
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感想
40年近く前、まだトレールランニングなどという言葉がなかった(出回っていなかった?)ころ、今回のコースを友人と二人で走り抜けた。その時以来の山行きだった。始発で5時35分に正丸駅に到着。まだ暗い中をヘッドライトをつけて歩き始めた。さすがに齢を重ね走ることはできないので、妻と二人でゆっくりのんびり写真を撮りながら歩いた。伊豆ヶ岳登山道の分岐あたりで幾分明るくなってきたが、山の中はまだくらい。そして山道は結構荒れていた。倒木、木の根が到る所に露出、土止めや階段の木は腐り、用をなさないものも多かった。
伊豆ヶ岳の鎖場は以前事故(死亡?)があってから立て札が立てられ女坂へ迂回するように書かれている。子どもの頃から何度か登っている所でもあり、私たちの他には誰もいないので、「まあ、落石の心配は無いだろう。」と鎖場を鎖と三点支持で登りはじめた。(こんな油断が事故のもとなのかも・・・)なんていうこともちらっと頭をかすめた。
無事に頂上到着。昔来たときに植林されていた木々がずいぶん大きくなっている。(あたりまえか)
子どもの頃には山頂に茶店があったような記憶があるのだが、妻に話すと半信半疑。でも南斜面へ向かう途中に屋根の痕跡を見つけて納得していた。
南斜面はまだまだ紅葉がきれいだった。落ち葉を踏みしめながら紅葉の木々の下を歩く。なんて気持ちがいいのだろう。
古御岳を越え、高畑山に到着してだいぶ遅い朝食。お湯を沸かし、インスタント味噌汁と、買い置きして賞味期限が4か月ほど過ぎていたり、まもなく過ぎそうな山食を選んで持ってきたのでそれを食べる。そして、コーヒー。気温はそんなに低くはないが、休んでいると体がどんどん冷えてくる。あたたかい食べ物や飲み物が何ともおいしかった。(夏はおにぎりでもいいけど、寒くなってくるとね。)
昼食の後は高畑山をおりて天目指峠へ。ここで車道を渡って反対の山にまた登るのだが、山道の真ん中に立っている木(桜かな)に手をかけて回り込もうとすると、不気味な音。一瞬ぞくっとして手を引く。するとでかいでかいオオスズメバチが至近距離でにらみつけている。(樹液を吸っていたのかもしれない)危ない!と思って蜂との距離をとり、道を少し外れてトラバース。あんなのに刺されたら命だって危ない。確かにここまでくる間にもあちらこちらに「スズメバチ注意」の表示はされていたのだが。
子の権現につくと、本堂にお参りをして下山にかかる。ここも車道を突っ切って「西吾野駅→」の標識を右に曲がり、山道を下山する。この頃から左膝の外側が痛み出す。1時間あまり下り国道に出るころには左足を引きずりながら歩いていた。(右足は2年前に靱帯を痛めているのでしっかりとサポーターで保護しており無事)左足にもサポーターが必要だったと反省。
国道に出るとすぐに「ロックガーデンカフェ」というお店が目にとまる。妻が以前カレーパンを買いに来た「パン屋さん」だというので、遅い昼食をとろうと入ってみた。が、どうみてもパン屋ではなくカフェ。「たっぷり野菜のサラダ」と「ポテトフライ」にパンを選んで組み合わせて食事ができるというので、妻がおいしかったというカレーパンを選んだ。サラダもとてもおいしかったし、カレーパンはやけどをしそうなくらい熱々で出てきた。コーヒーを一緒に注文して、飢えたおなかを満たした。小さな店内は清潔感があり心地よい音楽が流れていてとってもよい雰囲気だった。
昼食後店を出て、再び足を引きずりながら10分ほど歩いて西吾野駅に到着。すぐに電車が来たのでそれに飛び乗った。
ここのところ、このあたりでも熊が目撃されているというから、やはりその対策はしっかりして山に入らなければならないと思う。私はザックにつけた鈴をならしながら歩いたが、特にまだ夜が開けない暗いときは、ドキドキしながら歩いていた。
家に帰ってからも足の痛みは治まらないので、うーん、明日の仕事はどうなることやら・・・。一晩寝ればすーっと痛みが引いていたなんていうことを期待してみようかな。
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