ホントに横から見たライオンだ!!〜獅子岩南東壁(子持山)〜群馬県
- GPS
- --:--
- 距離
- 2.3km
- 登り
- 418m
- 下り
- 420m
コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:05
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
子持交差点を右折、子持総合運動公園を過ぎ、大鳥居をくぐる。 手前の子持神社ではなく、さらにその先の奥ノ院まで進む。 奥ノ院駐車場に駐車し、40から50分程、沢沿いの登山道を歩き、獅子岩の取り付きに着いたら、クライミング開始。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
子持神社奥ノ院駐車場から屏風岩の前を通過し、40から50分ほど沢沿いの登山道を歩くと、向かって左側に獅子岩が見える。 今回登頂したのは、獅子岩の南東壁 全7ピッチのマルチピッチ レベルは5.7から5.8だが、掴みが少なく、印象としては、明らかにそれ以上に思われる。 岩は安山岩で、コンクリートに似た表面 岩質は堅く、頑丈で落石も殆どないが、割れは少なく手掛かりは少ない。 ただし、プロテクションはしっかりしていました。 新しいハンガーばかりなので安心です。 整備されている地元の方のご尽力に感謝。 1P、2Pはまだ傾斜が緩い。 3P上部レイバック気味に。傾斜も次第にきつくなる。 4Pは最も難易度が高い上、クイックドロー10本以上使用するロングピッチ。 4Pは傾斜が最大80度はあると思われる核心部。このルートの最大の山場。終了間際に、トラバースがあり、慎重に。 5、6Pはスラブ。 7Pは獅子岩山頂の数mの岩、裏から梯子で上がれる。 所要時間、概ね3時間くらいのルート。 下りは登山道経由で、20分ほどで取り付きに戻れる。 帰りは、獅子岩の取り付きから痩せ尾根を通り、屏風岩の山頂を経由し、駐車場に戻るのがお薦め。 途中の小高いピークで後ろを振り向くと、正に巨大な獅子の形をした獅子岩の全貌が望め、その姿に圧倒される。 山と高原の地図には、灰色の点線で描かれているためバリエーションルートの扱いになっている様だ。 痩せ尾根で険しいので、通行には注意。 さらに進むと、最後は屏風岩の山頂を踏める。 屏風岩の山頂手前に、下に降りれる巻き道がある。 そこを下れば、すぐに元来た沢沿いの道に合流できる。 屏風岩からは、数分で駐車場に戻れる。 |
写真
装備
個人装備 |
防寒着
雨具
靴
行動食
トポ
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
チョーク
確保機
ロックカラビナ
クイックドロー
スリング
セルフビレイランヤード
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共同装備 |
ロープ50m(シングルロープで可能)
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感想
初めてのマルチピッチ!!
何といっても100mの岩壁ですから、メチャメチャ緊張して怖かったです。
でも、なんとかフリーで登れて感激です。
それもこれも今回誘ってくれたechigonogakuさんをはじめ、kamonabeeさん、そして的確なアドバイスをしてくれたknst9991さんのおかげです。
快適なクライミングができました!感謝!!感謝!!!
グレードが5.7〜5.8だとのことですが、各ピッチに一ヶ所はある嫌らしいところはもっと難しく感じました。
山頂下で獅子岩の表示を見たとき、「どのあたりが獅子なの?」と皆で話していましたが、屏風岩への稜線で下山途中に見た全貌がすべてを物語っていました。
まさに獅子!!威厳のある岩突!!!感動しました。最後にご褒美をいただきました。
登攀ルートもはっきり見えました。かなりの高さと垂直に近い壁に見え、あまりにものすごさに皆、「最初にあれを見なくてよかったね」と、口をそろえて言いました(^◇^)
ルートはしっかり整備されていて、安心して登れました。地元山岳会の皆さんにも感謝!!感謝!!!
良い経験をさせていただきました!!!
ありがとうございましたm(__)m
以前、雨のため途中まで登った経験のあるknst9991さんの案内で、群馬県渋川市にある、念願の子持山の獅子岩南東壁に登ってきた。
ルートは、7Pのマルチピッチだが、ハンガー等のプロテクションは新しいものばかりで、安心して登れる。
我々のさらに先行パーティーは、丁度地元群馬の方達だったが、聞けば地元の有志で整備しているとのこと。
ありがたいことだ。
今回は、経験のあるknst9991さんとマルチピッチ初デビューのebichanさんが先行、一ノ倉沢以来ザイルを組んでいるkamonabeeさんと筆者が後行した。
ebichanさんは、これまでチャンスがなく、マルチピッチは念願の初デビュー。
当初は「怖い怖い、無理無理」とおっしゃっていたが、長い下積みの効果があり、最後はサクサクと登っていた。
某公営放送のコント番組ではないが、さすがは「何だかんだ言って無敵」かな。
ルートは、前記コース状況のとおり、1P、2Pはまだ岩の裾で傾斜が緩めで、なんとか筆者でもトップで登れる。
2Pのアンカーは一カ所しかなく狭いが、チェーンは真新しい。
3Pからは次第に傾斜が増していき、80度くらいになる。
上部に、人のサイズより大きい巨大な瓦を半分に割ったような緩い半円状の岩が、フレーク状に付いている。
この岩と岩壁の間には人が入れるくらいの隙間がある。
この岩は本来、レイバック気味に登るもの。
それを知らず、右手で岩の縁を掴みながら登った。
3Pを登り終えるとテラスがある。
4Pは、下部だけ階段状だが、上部は手掛かりが少なく不安になる。
ピッチの距離は長く、クイックドローは10本以上使う。
岩壁を登り切ると、アンカーまで、左にトラバースがあり、手、足共に、ホールドが少なく緊張する。
4Pがこの岩壁の最大の核心部。
3P、4Pはkamonabeeさんがトップを務めてくれたが、「よくぞ登って下さった。」と感謝したい。
5、6Pはスラブで登りやすい。
7Pはおまけで、山頂部の数メートルの岩だ。
もうお腹いっぱいの人は、向かって右側を回ると梯子がある。
山頂では、先行したknst9991さんとebichanさんが待っていて下さった。
我々が登るのに手こずり、風に晒される寒い場所で、長時間待たせてしまい申し訳ない。
苦労しただけあり、頂上から観る景色は格別だった。
山頂からは、僅か20分で下れた。
登るのにあれだけ苦労したのに、あっと言う間だ。
荷物をデポした取り付きに戻り、遅めの昼食を取る。
その後、再び駐車場に戻ろうと、元来た沢沿いの道を下ろうとしたが、ピンクのマーカーテープに導かれ、いつの間にか痩せ尾根の道へ。
どうやら、沢の右岸側の細い尾根らしい。
山と高原の地図では白い点線で描かれており、バリエーションルートのようだ。
この道を進んでも、駐車場には戻ることはできるので、さらに進むことにする。
途中の小さなピークで、後ろを振り返った瞬間、「おおっ!」と皆、驚きの声を上げた。
なんと、横を向いた巨大な獅子の姿が見える。
我々が登った獅子岩だ。
登っている時は、なぜ獅子岩というのか全く分からなかったが、こういうことだったのか。
しかも、「言われてみれば獅子かな?」という様な、よくありがちな容姿ではなく、一目で見てそれと分かる実に立派な姿だ。
獅子は南に睨みを利かせ、正に「関東平野を見守る守護神」といった趣だ。
久々に素晴らしい物を観た気分だった。
某テレビ局の「ナニコレ珍百景」にまだ投稿されていなければ、間違いなく登録されるだろう。
私は地元住民ではないので、ぜひ地元の方は投稿されてみては。
ちなみに、我々の登攀ルートは、ちょうど獅子の左脇腹から登り、揉み上げの辺りから頭頂部にたどり着いた形だ。
獅子にしてみれば、這いつくばって来る「ノミ」みたいなもの。
さぞかし、こそばゆい思いをさせたのではないだろうか。
感動を覚めやらぬまま、さらに痩せ尾根を進むと、何と、最後は屏風岩の山頂に繋がっており、期せず屏風岩も征することが出来た。
屏風岩の山頂からは、巻き道があり、直ぐに降りれる。
降りた後、改めて、下から岩を観ると、反り返った岩壁だ。
ここを登るのは、明らかに獅子岩より困難だろう。
程なくして、駐車場に戻り、無事山行を終えた。
皆、無事を感謝し、子持神社奥ノ院の御本尊に手を合わせた。
今回は、念願の獅子岩をなんとか登り切ることが出来た。
ロープを使う以上、岩は一人で登ることはできない。
必ず二人以上でなければ不可能である。
先行し、上からルートを大声で導いてくれたknst9991さん、ebichanさん。
そして、ザイルを組んだkamonabeeさん。
皆、今回一緒に登った仲間のお陰である。
心から感謝したい。
最後に、お疲れなのにebichanさん、行き帰りの運転まで、ありがとうございました。
DVDまで用意してくれて、行き帰りの車内も楽しかったです。
おつかれさまでした!
前回8月16日に降雨のため2P撤退した子持山獅子岩。echigonogakuさんのお誘いのおかげでリベンジすることができました。echigonogakuさん、ありがとうございました。
ebichanさん、パートナーありがとうございました。思い切っていけたのはebichanさんのおかげです。また、外岩やジムで相棒になってください。
kamonabeeさん、突破力のあるどM、いいと思います。ところで、次回の埼玉帰省時にいつもほったらかしにしているカミさんに「鬼の金棒」買って帰ります。どこで買えますか?
knst9991は、いつもは後からちょろちょろついていくキャラなので、トップで登ったり、先頭を歩くのに慣れていなくて、実はドッキドキでした。道を間違ったりスミマセンでした。これに懲りず、また、ご一緒させてください。
echigonogakuさんとザイルを共に!ありがとうございました
kamonabeeは皆さんに助けてもらいなんとか登りきる事が出来ました!いっぱいいっぱいでした。knst9991さんebichanさんは特にルートファインディングをしながらの先行だったので特に感謝しています ありがとうございました 屏風岩への稜線を下山中に迫力のある獅子の全容を見る事が出来たのも嬉しかったです 夜、ライトアップしたら面白いかも!
コメント
この記録に関連する登山ルート
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echigonogakuさん、kamonabeeさん、これって皆で編集できるんですか?
驚きました!!!
何はともあれ、お疲れ様でした!
意外にもebichanさん知らなかったのですね。
写真も感想も、皆で持ち寄って作り上げることができるのが、魅力の一つなんですよ。
岩も、そして終わった後のレコも、チームワークプレーの賜物ですね。
レイバックがベストなんですね。体投げ出すのが怖くて、凹角っぽく正対でのぼちゃったなー。足が利くからいいものの左手カチで2手目の右手取るまでは厳しいかったですね。
knst9991さん すばらしいトップでした!特に4ピッチはナイスです! そういえば美味しいコーヒーをありがとうございました
麓から聞こえたSLの汽笛も良かった
鬼の金棒ですが なんだか売り込み見たいで性に合わないので 埼玉に帰宅や食べたくなった時に連絡をください その時 調達します! 獅子岩トップお疲れ様でした!感謝
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