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Yamareco

記録ID: 5552145
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大台ケ原・大杉谷・高見山

【日本三百名山 #133】大台ヶ原山(大杉谷→日出ヶ岳→西大台→木和田→河合)小屋泊

2023年05月27日(土) ~ 2023年05月28日(日)
情報量の目安: S
都道府県 三重県 奈良県
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
12:09
距離
37.9km
登り
3,002m
下り
2,986m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:04
休憩
0:16
合計
2:20
距離 6.8km 登り 812m 下り 629m
12:03
10
12:13
5
12:18
12:20
3
12:23
5
12:28
10
12:38
12
12:50
6
12:56
12:57
9
13:06
25
13:31
13:38
7
13:45
13:48
1
13:49
13:50
6
13:56
3
14:08
14:09
7
14:16
4
2日目
山行
8:45
休憩
1:21
合計
10:06
距離 31.0km 登り 2,191m 下り 2,356m
4:37
10
4:53
4:54
3
4:57
5:11
24
5:35
3
5:38
5:41
23
6:04
6:22
42
7:04
7:11
48
7:59
30
8:29
8:31
5
8:36
6
8:42
8:43
12
8:55
5
9:00
23
9:42
9:51
5
10:09
10:10
27
10:37
29
11:06
11:07
10
11:17
8
11:30
11:33
6
12:26
13
12:39
12:40
12
12:52
11
13:57
46
天候 1日目:曇り
2日目:曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【往路】
🚃 名古屋駅(8:02)→三瀬谷駅(9:47)JR紀勢本線特急・南紀1号 紀伊勝浦行き
🚶 三瀬谷駅→道の駅奥伊勢おおだい(約8分)
🚌 道の駅奥伊勢おおだい(10:30)→大杉峡谷登山口(12:00)大杉峡谷登山バス 3,000円(現金のみ)

大杉峡谷登山バス(予約制)
http://www.ma.mctv.ne.jp/~s-pearl/tozanbus.html

【帰路】
🚌 河合(15:38)→上市(17:18)R169ゆうゆうバス 1,900円(交通系IC利用可)
※ バスに乗ってから気づきましたが、上北山温泉向かいの国道沿いでも自由乗降で乗車できる模様。
🚃 大和上市(17:38)→橿原神宮前(18:13) 近鉄吉野線特急・大阪阿部野橋行き
🚃 橿原神宮前(18:24)→京都(19:18)近鉄橿原線特急・京都行き
🚅 京都(19:30)→東京(21:42)東海道新幹線のぞみ184号

R169 ゆうゆうバス
http://vill.kamikitayama.nara.jp/kanko/access/
https://navi.narakotsu.co.jp/pdf/gene2/06750_021_ja.pdf
コース状況/
危険箇所等
【危険箇所等】
※特に注意を要する箇所のみ記す。

・大杉谷登山口〜堂倉滝
いわゆる大杉谷の区間。危険な箇所多数。また湧き水で岩が濡れていて滑りやすいところも多い。鎖はしっかり掴み、確実に歩を進めること。また、ストックは最初から収納しっぱなしの方が楽。

・西大台利用調整地区・西側ゲート〜笙ノ峰の先
道が途端に細くなり、やや荒れている。トラバース道で、踏み跡はしっかりしているが、谷筋を横断する箇所を中心にザレているところがある。

・林道・車進入可能地点〜木和田登山口
歩きやすいところもあるが、大半の区間でかなり荒れている。
谷筋を中心に道がザレているところ多数。また、道が不明瞭だったり、作業道が間違えやすいかったりして、ルートがわかりにくいところも多い。山と高原地図(2023年版)では、赤実線コースだが、いつ何時赤破線への変更またはルート削除されてもおかしくない。

【西大台利用調整地区について】
入山には事前申請、手数料の納付、レクチャーの受講が必要。
詳しくは以下URL
https://kinki.env.go.jp/nature/odaigahara/west_odai/west_odai_index.html
その他周辺情報 【下山風呂】
フォレストかみきた内 上北山温泉 薬師湯
https://forest-kamikita.com/hotspring
※ 帰りの電車で気づきましたが、西大台利用調整地区のレクチャーの際にもらったパンフレットの中に、上北山村の温泉(上北山温泉および小処温泉)の無料利用券が入っていました。損した、、、

【帰りの弁当】
柿の葉寿司 ゐざさ 上北山村本店
https://www.izasa.co.jp/shop/honten/
※ Webから持ち帰りの事前オーダーが可能。
特急 南紀1号で三瀬谷駅下車。キハ85系も6月でJR東海から引退なので、乗り納め。
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特急 南紀1号で三瀬谷駅下車。キハ85系も6月でJR東海から引退なので、乗り納め。
1日目 11:59 大杉谷の登山口バス停を出発。この日はマイクロバス2台で、ざっと40名ほどの乗客。
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1日目 11:59 大杉谷の登山口バス停を出発。この日はマイクロバス2台で、ざっと40名ほどの乗客。
出発して5分で、早くも道が険しくなる。出していたストックを早くも収納。今回から、MG TRAILのポールホルダーベルトを使用。収納もスムーズ。
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出発して5分で、早くも道が険しくなる。出していたストックを早くも収納。今回から、MG TRAILのポールホルダーベルトを使用。収納もスムーズ。
吊り橋。この後、多数の吊り橋を渡ることになるのだが、この時はまだワクワク感があった。
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吊り橋。この後、多数の吊り橋を渡ることになるのだが、この時はまだワクワク感があった。
所々に現れる。
最初のうちは、こういう鎖の場所の写真もちょこちょこ撮っていたが、この後、あまりの数の多さにあまり撮らなくなる。
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最初のうちは、こういう鎖の場所の写真もちょこちょこ撮っていたが、この後、あまりの数の多さにあまり撮らなくなる。
道端にユリが咲いていました。
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道端にユリが咲いていました。
千尋滝。これは凄い。息を飲む景色(1回目)。谷ではなく、尾根の先から水が落ちてきている(ように見えるが、果たして?)
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千尋滝。これは凄い。息を飲む景色(1回目)。谷ではなく、尾根の先から水が落ちてきている(ように見えるが、果たして?)
だいぶ昔に落ちたらしい、大きな岩が沢をせき止めていたりする。
だいぶ昔に落ちたらしい、大きな岩が沢をせき止めていたりする。
1日目 13:32 シシ淵にさしかかる。1日目の核心部。
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1日目 13:32 シシ淵にさしかかる。1日目の核心部。
岩と岩の間のトンネル状になっているところをすり抜ける。かなり水が滴り落ちてきている。
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岩と岩の間のトンネル状になっているところをすり抜ける。かなり水が滴り落ちてきている。
シシ淵の先には、息を飲む景色が(2回目)。峡谷の向こうに、滝の流れ。
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シシ淵の先には、息を飲む景色が(2回目)。峡谷の向こうに、滝の流れ。
ニコニコ滝
平等瑤梁膣篳匹板澆蟠供Bを飲む景色(3回目)。
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平等瑤梁膣篳匹板澆蟠供Bを飲む景色(3回目)。
1日目のゴールは目前
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1日目のゴールは目前
1日目 14:20 桃の木小屋に到着
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1日目 14:20 桃の木小屋に到着
小屋の中に生簀が?飲み物が冷やしてありました。
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小屋の中に生簀が?飲み物が冷やしてありました。
小屋の前も谷が深い。美しい。
谷を渡るケーブルは、荷揚げ用のものとのこと。向かいの尾根から運ぶらしい。
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小屋の前も谷が深い。美しい。
谷を渡るケーブルは、荷揚げ用のものとのこと。向かいの尾根から運ぶらしい。
お風呂にも入って、美しい渓谷を肴に夕食までのまったりタイム。いろんな方とお話しできました。
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お風呂にも入って、美しい渓谷を肴に夕食までのまったりタイム。いろんな方とお話しできました。
夕食。カツカレー。カレーはおかわり自由。まったりタイムでだいぶ飲み過ぎ、食べ過ぎたので、自分はおかわりなし。
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夕食。カツカレー。カレーはおかわり自由。まったりタイムでだいぶ飲み過ぎ、食べ過ぎたので、自分はおかわりなし。
2日目 4:37。長いコースになるのと、帰りのバスへの乗り遅れは許されないので、まだ薄暗い中の出発。
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2日目 4:37。長いコースになるのと、帰りのバスへの乗り遅れは許されないので、まだ薄暗い中の出発。
夜明け前後だけあって、多くの鳥たちの囀りを聞きながら、今日も慎重に歩く。
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夜明け前後だけあって、多くの鳥たちの囀りを聞きながら、今日も慎重に歩く。
2日目 4:57。七ツ釜滝に到着。
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2日目 4:57。七ツ釜滝に到着。
光滝の崩壊地が見えてきた。大きな岩が谷筋を埋め立てている。
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光滝の崩壊地が見えてきた。大きな岩が谷筋を埋め立てている。
崩壊地の中を行く。小さい岩を隙間に入れてあったり、階段状にしてあったりと、歩きやすい。
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崩壊地の中を行く。小さい岩を隙間に入れてあったり、階段状にしてあったりと、歩きやすい。
堂倉の発電用取水堰が見えてきた。
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堂倉の発電用取水堰が見えてきた。
2日目 6:04。堂倉滝に到着。
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2日目 6:04。堂倉滝に到着。
堂倉の吊り橋のたもとには、座れる場所があるので、ここで朝食。
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堂倉の吊り橋のたもとには、座れる場所があるので、ここで朝食。
朝食は桃の木小屋で作ってもらった弁当。炊き込みご飯のおにぎり。
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朝食は桃の木小屋で作ってもらった弁当。炊き込みご飯のおにぎり。
この景色の中での食事はほっとする。
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この景色の中での食事はほっとする。
堂倉滝を後にして、尾根筋への登り。急登が長く続く区間。
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堂倉滝を後にして、尾根筋への登り。急登が長く続く区間。
林道に合流。
林道を少し歩くと、道標。登山道本線、なんかいいですね、この響き。
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林道を少し歩くと、道標。登山道本線、なんかいいですね、この響き。
2日目 7:05。堂倉小屋に到着。しばし休憩。
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2日目 7:05。堂倉小屋に到着。しばし休憩。
堂倉小屋の先からは、緩やかな登りに、たまに短い急登が混じるといった感じ。
堂倉小屋の先からは、緩やかな登りに、たまに短い急登が混じるといった感じ。
堂倉小屋からは道もしっかり整備されています。
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堂倉小屋からは道もしっかり整備されています。
エゴノキの花が満開。
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エゴノキの花が満開。
石楠花。もうすでに散ってしまったのが多かったですが、まだ咲いているものもちらほら。
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石楠花。もうすでに散ってしまったのが多かったですが、まだ咲いているものもちらほら。
急に笹が現れました。ほんと急でびっくり。
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急に笹が現れました。ほんと急でびっくり。
2日目 8:28。日出ヶ岳山頂に到着。
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2日目 8:28。日出ヶ岳山頂に到着。
山頂には展望台があります。登ってみます。
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山頂には展望台があります。登ってみます。
北には大峰山脈が見えます。
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北には大峰山脈が見えます。
南の熊野灘、、、は雲で見えませんでした。
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南の熊野灘、、、は雲で見えませんでした。
先を急ぎたいところですが、大台ヶ原の景色をもう少し楽しみたいので、正木嶺、正木ヶ原を経由して行くことにします。
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先を急ぎたいところですが、大台ヶ原の景色をもう少し楽しみたいので、正木嶺、正木ヶ原を経由して行くことにします。
振り返ると、日出ヶ岳の山頂が見えます。
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振り返ると、日出ヶ岳の山頂が見えます。
トウヒの枯れ木と笹。伊勢湾台風がきっかけでできた特徴的な風景。もとは深い森で地面は苔がむしていたとのこと。環境の激変に驚きです。
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トウヒの枯れ木と笹。伊勢湾台風がきっかけでできた特徴的な風景。もとは深い森で地面は苔がむしていたとのこと。環境の激変に驚きです。
2日目 9:23。ビジターセンターに到着。
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2日目 9:23。ビジターセンターに到着。
西大台エリアへ入山するためのレクチャーを受けます。
ルールやコースについての紹介などをまとめた10分程度のビデオです。HPでは開催時間は決められているような書き方でしたが、実際は随時開催でした。
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西大台エリアへ入山するためのレクチャーを受けます。
ルールやコースについての紹介などをまとめた10分程度のビデオです。HPでは開催時間は決められているような書き方でしたが、実際は随時開催でした。
西大台エリアに向かう途中で、ビジターセンターから歩いてほんのわずかのところにある上北山村の物産店で腹ごしらえ。
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西大台エリアに向かう途中で、ビジターセンターから歩いてほんのわずかのところにある上北山村の物産店で腹ごしらえ。
メニューはこんな感じ。
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メニューはこんな感じ。
キーマカレーをいただきました。
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キーマカレーをいただきました。
駐車場の入り口から、西大台エリアに向かいます。
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駐車場の入り口から、西大台エリアに向かいます。
西大台エリア、利用調整地区の入り口です。ここで係員による立入認定証のチェックがあります。なお、エリア内にも巡視のスタッフさんがいて、出会うと認定証のチェックがあります。自分は2人、会いました。
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西大台エリア、利用調整地区の入り口です。ここで係員による立入認定証のチェックがあります。なお、エリア内にも巡視のスタッフさんがいて、出会うと認定証のチェックがあります。自分は2人、会いました。
西大台エリアは全体として、歩く人は少ないが、道はそれでもよく整備されている印象。また、鹿からの植生保護にかなり取り組んでいて、何回か道が保護エリアに入ることがあります。
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西大台エリアは全体として、歩く人は少ないが、道はそれでもよく整備されている印象。また、鹿からの植生保護にかなり取り組んでいて、何回か道が保護エリアに入ることがあります。
しばらく歩くと、道が二手に分かれます。自分は周回しないので、どちらか一方を選ばないといけないのですが、開拓地後を歩ける右側コースを選択。
しばらく歩くと、道が二手に分かれます。自分は周回しないので、どちらか一方を選ばないといけないのですが、開拓地後を歩ける右側コースを選択。
ナゴヤ谷の上流部。穏やかな日差しも相まって、のどかな雰囲気。
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ナゴヤ谷の上流部。穏やかな日差しも相まって、のどかな雰囲気。
新緑と苔が美しい。
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新緑と苔が美しい。
間に防鹿柵があって、向こうが保護されているのだが、違いが一目瞭然。
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間に防鹿柵があって、向こうが保護されているのだが、違いが一目瞭然。
切り株の上。苔に混じって、新しい芽が。
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切り株の上。苔に混じって、新しい芽が。
途中、何カ所かある防鹿柵のエリア。扉は開けたら閉める。
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途中、何カ所かある防鹿柵のエリア。扉は開けたら閉める。
防鹿柵内の沢。沢沿いにもしっかり植物が育っている。
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防鹿柵内の沢。沢沿いにもしっかり植物が育っている。
渡渉が多くなると、開拓跡も近い。
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渡渉が多くなると、開拓跡も近い。
11:06 開拓跡に到着。携帯トイレブースがある。中に携帯トイレのパックもあるがチップ制。
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11:06 開拓跡に到着。携帯トイレブースがある。中に携帯トイレのパックもあるがチップ制。
開拓跡の前後はかなりフラットで歩きやすい。
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開拓跡の前後はかなりフラットで歩きやすい。
展望台に向かう途中に、カボチャの木がある。ロープがあって接近禁止。
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展望台に向かう途中に、カボチャの木がある。ロープがあって接近禁止。
11:30 展望台に到着。大蛇瑤梁膣篳匹見える。
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11:30 展望台に到着。大蛇瑤梁膣篳匹見える。
ここで、西大台の立入認定証を外す。日本の他のエリアにはなかなかない、貴重な経験をさせていただきました。
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ここで、西大台の立入認定証を外す。日本の他のエリアにはなかなかない、貴重な経験をさせていただきました。
利用調整地区の西側ゲートに到着。
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利用調整地区の西側ゲートに到着。
道は少々歩きにくいが、テープはついている。また大規模に崩れた箇所は迂回路の案内がある。
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道は少々歩きにくいが、テープはついている。また大規模に崩れた箇所は迂回路の案内がある。
この地点の先で、林道の新設工事中。
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この地点の先で、林道の新設工事中。
登山道がだいぶ新設林道によって道が分からなくなっているので、特に立ち入り禁止にもなっていないので、林道を歩いた方が良い。
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登山道がだいぶ新設林道によって道が分からなくなっているので、特に立ち入り禁止にもなっていないので、林道を歩いた方が良い。
というわけで途中から林道に下りる。
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というわけで途中から林道に下りる。
木和田への分岐に到着。
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木和田への分岐に到着。
道の斜面に、無造作に、でも方角は的確に、道標が置かれている。
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道の斜面に、無造作に、でも方角は的確に、道標が置かれている。
いよいよいよいよ2日目の核心部へ。
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いよいよいよいよ2日目の核心部へ。
いたって普通の道の区間もあるが、これは極めて例外。写真は撮っていないが、コース状況にも書いたように非常にわかりにくい、歩きにくい道。
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いたって普通の道の区間もあるが、これは極めて例外。写真は撮っていないが、コース状況にも書いたように非常にわかりにくい、歩きにくい道。
少々、藪がうるさいところもある。
少々、藪がうるさいところもある。
写真がぶれてしまったが、途中、尾根を下りてきて、急に道がヘアピン上に曲がる箇所がある。道標、ピンクテープ等一切無し。尾根自体はまっすぐ続くので、非常にわかりにくい。目印は、地面に少し顔を出している黒いケーブルか?あとは左手に注目していれば、道とおぼしき地形が左手に折れていく。
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写真がぶれてしまったが、途中、尾根を下りてきて、急に道がヘアピン上に曲がる箇所がある。道標、ピンクテープ等一切無し。尾根自体はまっすぐ続くので、非常にわかりにくい。目印は、地面に少し顔を出している黒いケーブルか?あとは左手に注目していれば、道とおぼしき地形が左手に折れていく。
長く辛い道を抜けて(気持ち的には2時間くらい歩いた感じ)、ようやく麓に下りてきた。
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長く辛い道を抜けて(気持ち的には2時間くらい歩いた感じ)、ようやく麓に下りてきた。
上北山村の中心部までやってきた。
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上北山村の中心部までやってきた。
14:35 帰りの新幹線車中で食べる弁当として、柿の葉寿司のゐざさ 上北山村本店に寄る。
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14:35 帰りの新幹線車中で食べる弁当として、柿の葉寿司のゐざさ 上北山村本店に寄る。
14:42 ゴールのフォレスタかみきたに到着。
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14:42 ゴールのフォレスタかみきたに到着。
15:38 R169ゆうゆうバスに乗って、大和上市駅まで約1時間半の道のり。
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15:38 R169ゆうゆうバスに乗って、大和上市駅まで約1時間半の道のり。
17:38 近鉄特急で帰宅の途につく。
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17:38 近鉄特急で帰宅の途につく。
帰りの新幹線で、ゐざさのお寿司を頂く。これは薬師という名の詰め合わせ。さばの柿の葉すし、さけのゐざさ寿司、たいの桜寿司、山菜巻のセット。
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帰りの新幹線で、ゐざさのお寿司を頂く。これは薬師という名の詰め合わせ。さばの柿の葉すし、さけのゐざさ寿司、たいの桜寿司、山菜巻のセット。

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 ハイドレーション 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ 携帯トイレ ヒル下がりのジョニー

感想

【計画から準備まで】
昔、好日山荘かどこかにあった大杉谷を紹介した無料のガイドブックを見て以来、ずっと大杉谷と大台ヶ原が気になっていた。日本三大峡谷の1つとして、水と岩、そして森が織りなす写真に心奪われた。数年が経ち、登山に復帰できたこのタイミングで行くことにした。

そして、もう1つ、JR東海を代表する特急型気動車、キハ85系が引退することになったこともあり、乗り納めも兼ねて、大杉谷に移動することを思いついた。それまでの国鉄型特急気動車よりも強力な外国製の大出力エンジンによる力強い走りと、シンプルでかっこいいデザイン。初めて特急ひだ号に乗ったときは、わくわくしたものです。

この2つのきっかけで今回の山行計画がスタートしたのだが、情報収集する中で、西大台の利用調整地区というものが気になりました。事前申請で、入山のためにお金を払う必要がある。しかも、1日に入山できる人数を制限し、しかも入山にあたり講習が必要。ここまでして自然を保護しているエリアは、日本にそうそうない。どんな感じで自然を保護していっているのか、非常に興味が湧いたので、それも計画に入れた。

宿泊場所は、桃の木小屋で決定。ここだと、2日目が長くなるが十分歩けるし、渓谷の景色を目の前に眺めながら休めることが理由。

最後まで悩んだのが、下山口。一般的に西大台を突っ切ると、小処温泉に下りるのだが、帰りのR169ゆうゆうバスに乗れる河合バス停まではかなり距離がある。上北山村役場に問い合わせたが、公共交通機関はなく、しかもタクシーは村内にないので、隣村のタクシーを呼ぶ必要があるとのこと。その隣村のタクシーに電話したが、回送料金込みで約1万円かかるとのこと。単独行でこれは痛い。よって、道が非常に荒れているとのヤマレコ・レポートを読んでいたが、より河合バス停に近い木和田へ下りることにした。

この木和田への道は、ヒルも多いようなので、ヒル下がりのジョニーも購入。

【実際の山行】
やっぱり行って良かった!大杉谷から大台ヶ原までは、変化に富んで全く飽きさせない。急登もそれなりにあるが、他の辛い山に比べれば距離も短くて登りやすい。それでも急登を登った先にある素晴らしい景色や花々にとても癒やされた。

西大台も非常に勉強になった。巡回の監視員の方たちも含めて、非常に大切に守られていることを実感した。ところで、この西大台利用調整地区、指定が平成18年(2006年)、運用開始が翌年ということなのだが、立入認定証によると自然公園法が根拠法。2002年の自然公園法改正で創設された制度なのだが、現在、指定されている場所は西大台と知床のみ。適用には、特に既存施設への影響から、なかなかハードルが高いのだろうが、諸外国では国立公園への立ち入りにお金が必要なところはそれなりにあるので、より持続的な登山環境の整備のためにも、他の地区への広がりを期待したい。

環境省 利用調整地区について
https://www.env.go.jp/park/about/protect/use.html
自然公園法 2002年改正時の利用調整地区創設の概要
https://www.env.go.jp/nature/np/law/newlow_3.htm

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コメント

ちゃまるさん、初めましてhigurasi-yと申します。
27日に桃の木小屋で一緒に泊まったようです。
到着時間が近かったので、ひょとかして一緒にお風呂に入った方かな?
2日とも雨には降られず、多くの滝や秘境のシシ淵、シャクナゲ、シロヤシオアカヤシオなどのお花も楽しめ
良い山歩きが出来ました。
ちゃまるさんは百名山を目指しているようですので、また何処かの山で偶然会いましょう。
2023/5/31 20:06
higurasi-yさん

コメントいただき、ありがとうございます。
山行記録を拝見したところ、草津や長電の記録がありましたので、同じタイミングでお風呂に入りましたね。
渓谷美に数々の花、本当に飽きない山行でした。またいずれ、どこかの山でお会いしましょう!
2023/6/1 10:52
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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体力レベル
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