【日本三百名山 #133】大台ヶ原山(大杉谷→日出ヶ岳→西大台→木和田→河合)小屋泊
- GPS
- 12:09
- 距離
- 37.9km
- 登り
- 3,002m
- 下り
- 2,986m
コースタイム
- 山行
- 2:04
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 2:20
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 10:06
天候 | 1日目:曇り 2日目:曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
🚃 名古屋駅(8:02)→三瀬谷駅(9:47)JR紀勢本線特急・南紀1号 紀伊勝浦行き 🚶 三瀬谷駅→道の駅奥伊勢おおだい(約8分) 🚌 道の駅奥伊勢おおだい(10:30)→大杉峡谷登山口(12:00)大杉峡谷登山バス 3,000円(現金のみ) 大杉峡谷登山バス(予約制) http://www.ma.mctv.ne.jp/~s-pearl/tozanbus.html 【帰路】 🚌 河合(15:38)→上市(17:18)R169ゆうゆうバス 1,900円(交通系IC利用可) ※ バスに乗ってから気づきましたが、上北山温泉向かいの国道沿いでも自由乗降で乗車できる模様。 🚃 大和上市(17:38)→橿原神宮前(18:13) 近鉄吉野線特急・大阪阿部野橋行き 🚃 橿原神宮前(18:24)→京都(19:18)近鉄橿原線特急・京都行き 🚅 京都(19:30)→東京(21:42)東海道新幹線のぞみ184号 R169 ゆうゆうバス http://vill.kamikitayama.nara.jp/kanko/access/ https://navi.narakotsu.co.jp/pdf/gene2/06750_021_ja.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
【危険箇所等】 ※特に注意を要する箇所のみ記す。 ・大杉谷登山口〜堂倉滝 いわゆる大杉谷の区間。危険な箇所多数。また湧き水で岩が濡れていて滑りやすいところも多い。鎖はしっかり掴み、確実に歩を進めること。また、ストックは最初から収納しっぱなしの方が楽。 ・西大台利用調整地区・西側ゲート〜笙ノ峰の先 道が途端に細くなり、やや荒れている。トラバース道で、踏み跡はしっかりしているが、谷筋を横断する箇所を中心にザレているところがある。 ・林道・車進入可能地点〜木和田登山口 歩きやすいところもあるが、大半の区間でかなり荒れている。 谷筋を中心に道がザレているところ多数。また、道が不明瞭だったり、作業道が間違えやすいかったりして、ルートがわかりにくいところも多い。山と高原地図(2023年版)では、赤実線コースだが、いつ何時赤破線への変更またはルート削除されてもおかしくない。 【西大台利用調整地区について】 入山には事前申請、手数料の納付、レクチャーの受講が必要。 詳しくは以下URL https://kinki.env.go.jp/nature/odaigahara/west_odai/west_odai_index.html |
その他周辺情報 | 【下山風呂】 フォレストかみきた内 上北山温泉 薬師湯 https://forest-kamikita.com/hotspring ※ 帰りの電車で気づきましたが、西大台利用調整地区のレクチャーの際にもらったパンフレットの中に、上北山村の温泉(上北山温泉および小処温泉)の無料利用券が入っていました。損した、、、 【帰りの弁当】 柿の葉寿司 ゐざさ 上北山村本店 https://www.izasa.co.jp/shop/honten/ ※ Webから持ち帰りの事前オーダーが可能。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
携帯トイレ
ヒル下がりのジョニー
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感想
【計画から準備まで】
昔、好日山荘かどこかにあった大杉谷を紹介した無料のガイドブックを見て以来、ずっと大杉谷と大台ヶ原が気になっていた。日本三大峡谷の1つとして、水と岩、そして森が織りなす写真に心奪われた。数年が経ち、登山に復帰できたこのタイミングで行くことにした。
そして、もう1つ、JR東海を代表する特急型気動車、キハ85系が引退することになったこともあり、乗り納めも兼ねて、大杉谷に移動することを思いついた。それまでの国鉄型特急気動車よりも強力な外国製の大出力エンジンによる力強い走りと、シンプルでかっこいいデザイン。初めて特急ひだ号に乗ったときは、わくわくしたものです。
この2つのきっかけで今回の山行計画がスタートしたのだが、情報収集する中で、西大台の利用調整地区というものが気になりました。事前申請で、入山のためにお金を払う必要がある。しかも、1日に入山できる人数を制限し、しかも入山にあたり講習が必要。ここまでして自然を保護しているエリアは、日本にそうそうない。どんな感じで自然を保護していっているのか、非常に興味が湧いたので、それも計画に入れた。
宿泊場所は、桃の木小屋で決定。ここだと、2日目が長くなるが十分歩けるし、渓谷の景色を目の前に眺めながら休めることが理由。
最後まで悩んだのが、下山口。一般的に西大台を突っ切ると、小処温泉に下りるのだが、帰りのR169ゆうゆうバスに乗れる河合バス停まではかなり距離がある。上北山村役場に問い合わせたが、公共交通機関はなく、しかもタクシーは村内にないので、隣村のタクシーを呼ぶ必要があるとのこと。その隣村のタクシーに電話したが、回送料金込みで約1万円かかるとのこと。単独行でこれは痛い。よって、道が非常に荒れているとのヤマレコ・レポートを読んでいたが、より河合バス停に近い木和田へ下りることにした。
この木和田への道は、ヒルも多いようなので、ヒル下がりのジョニーも購入。
【実際の山行】
やっぱり行って良かった!大杉谷から大台ヶ原までは、変化に富んで全く飽きさせない。急登もそれなりにあるが、他の辛い山に比べれば距離も短くて登りやすい。それでも急登を登った先にある素晴らしい景色や花々にとても癒やされた。
西大台も非常に勉強になった。巡回の監視員の方たちも含めて、非常に大切に守られていることを実感した。ところで、この西大台利用調整地区、指定が平成18年(2006年)、運用開始が翌年ということなのだが、立入認定証によると自然公園法が根拠法。2002年の自然公園法改正で創設された制度なのだが、現在、指定されている場所は西大台と知床のみ。適用には、特に既存施設への影響から、なかなかハードルが高いのだろうが、諸外国では国立公園への立ち入りにお金が必要なところはそれなりにあるので、より持続的な登山環境の整備のためにも、他の地区への広がりを期待したい。
環境省 利用調整地区について
https://www.env.go.jp/park/about/protect/use.html
自然公園法 2002年改正時の利用調整地区創設の概要
https://www.env.go.jp/nature/np/law/newlow_3.htm
27日に桃の木小屋で一緒に泊まったようです。
到着時間が近かったので、ひょとかして一緒にお風呂に入った方かな?
2日とも雨には降られず、多くの滝や秘境のシシ淵、シャクナゲ、シロヤシオアカヤシオなどのお花も楽しめ
良い山歩きが出来ました。
ちゃまるさんは百名山を目指しているようですので、また何処かの山で偶然会いましょう。
コメントいただき、ありがとうございます。
山行記録を拝見したところ、草津や長電の記録がありましたので、同じタイミングでお風呂に入りましたね。
渓谷美に数々の花、本当に飽きない山行でした。またいずれ、どこかの山でお会いしましょう!
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