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Yamareco

記録ID: 5573904
全員に公開
沢登り
富士・御坂

【富士山】滑沢遡行(林道滝沢線から)

2023年06月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:18
距離
16.3km
登り
1,586m
下り
1,571m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:34
休憩
0:42
合計
6:16
距離 16.3km 登り 1,590m 下り 1,587m
8:02
8:03
9
8:12
8:14
6
12:22
12:26
1
12:41
12:45
6
13:03
13:07
1
13:08
13:09
15
13:24
13:39
0
14:15
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
須走五合目に駐車、トイレは有料200円。
コース状況/
危険箇所等
○滑沢
・滑沢は、通常水がない。今回は大雨後で融雪期だったがそれでも水がなく、水のあるタイミングを掴むのは難しいと思われる。なお、記録執筆時点のGoogle Mapの空中写真では水があるように見える。
・滑沢は60%のナメと40%のゴーロであり、1つだけ脆い3m程度の滝が御中道より下流にある。
・御中道から遡行する記録が多いが、唯一の棚を見るなら林道滝沢線から遡行する必要がある。とはいえわざわざ見るほどの物でもない。林道滝沢線から遡行するなら、滝沢線4合目まで車で入る方が楽。
○その他
・須走口の7合目からの下山道はかなり崩壊していた。
・林道小富士線はかなり荒れていて歩きづらい。
その他周辺情報 ・江戸時代の古銭が落ちていた。
入渓してすぐはゴーロ
2023年06月04日 09:25撮影 by  iPhone 8, Apple
1
6/4 9:25
入渓してすぐはゴーロ
ちょっとゴルジュ状の部分もあるが大したことはないし水はない
2023年06月04日 09:32撮影 by  iPhone 8, Apple
6/4 9:32
ちょっとゴルジュ状の部分もあるが大したことはないし水はない
唯一の棚:脆くて嫌らしい
2023年06月04日 09:45撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 9:45
唯一の棚:脆くて嫌らしい
ほんの僅かながら水が流れていた箇所
2023年06月04日 10:19撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 10:19
ほんの僅かながら水が流れていた箇所
振り返っての景観は雄大
2023年06月04日 10:21撮影 by  iPhone 8, Apple
6/4 10:21
振り返っての景観は雄大
ひたすら乾いた岩床が続いているが変化に欠けるし、ガスってきた
2023年06月04日 11:16撮影 by  iPhone 13, Apple
6/4 11:16
ひたすら乾いた岩床が続いているが変化に欠けるし、ガスってきた
だんだん霧が濃くなってくるが岩床は続く
2023年06月04日 11:41撮影 by  iPhone 8, Apple
6/4 11:41
だんだん霧が濃くなってくるが岩床は続く
古銭を発見:遡行に飽きていたが気が紛れる
2023年06月04日 12:02撮影 by  iPhone 13, Apple
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6/4 12:02
古銭を発見:遡行に飽きていたが気が紛れる
登山道は一部崩壊
2023年06月04日 12:59撮影 by  iPhone 8, Apple
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6/4 12:59
登山道は一部崩壊
撮影機器:

装備

備考 ・ラバーソールの二軍靴推奨。通常水はないので沢靴でなくても良い。
・ロープ、ハーネス等は不要

感想

【計画の経緯】
 台風襲来で大雨&融雪時期、今なら普段水がない滑沢も水があるのでは、と考え、行ってみることに。御中道からだとすぐ終わりそうなので、林道滝沢線からとして計画。

【山行】
 須走五合目駐車場に着くと、ガスっていてモチベーションは上がらないが、とりあえず出発。林道小富士線から滝沢線へのトラバースは倒木や涸れ沢の横断が多く割と面倒だったが、その割には対して時間もかからず入渓点へ。しかし、水はない。
 遡行して行けば水も出てくるかもしれないと思いながらゴーロを遡っていくと、次第に岩床になるが、それでも水は所々に溜まっている程度。唯一出てきた3m程度の棚は脆く、tamoshimaだけが右から直登し、他2人は巻いたが、結局登攀らしいところはここだけだった。
 その後もずっと、大部分は岩床で時々ゴーロが出てくるような渓相が続く。周りの植生が樹林から低木林、裸地へと変化していくものの、渓相自体の変化は乏しく、飽きてくる。そして、登っても登っても水は出てこないし、次第にガスってきて展望も利かなくなる。しかし、変化がなく淡々と登っていく分標高が上がるのは速い。
 完全に飽きてきて早く終わらないかなぁと思ってきた頃、古銭が落ちているのをtamoshimaが発見。Rげんが自分も拾いたいと急に血眼になって探し始め、それにつられて他の2人も熱心に探し始める。標高が上がって空気が薄くなっていたので、ペースがゆっくりになってちょうど良いという所で、結局3人で7枚ほどの古銭を発見した頃、登山道に合流。
 当初の計画では山頂まで行くことも考えてはいたが、天候がすぐれず寒いのでさっさと下山。が、本七合から下山道に入ったところ、道が崩れまくっていてまともに歩けない。仕方なく引き返して登山道で下山したが、ここも崩壊している箇所があり、富士山の変化の激しさを体感することとなった。
 六合からは下山道に入ったが、やはり段と屈曲が多い登山道よりも全然下りやすく、ペースアップして駐車場まで。途中で幻の滝を見に行ったという方と話したが、そちらも水がなかったとのことであった。

【感想・総評】
 滑沢の岩床は非常に長く立派だが、沢登りとしては変化に乏しく飽きる。富士登山のバリエーションルートとしては、岩床なので登りやすく、悪くはないと思う。なお、水があって且つ雪に埋まっていないタイミングを掴むのは非常に難しいと思われるが、晴れていればその景観はかなり良さそうなので、自分はもう行きたくないが、これを読んだ方には是非挑戦してみて欲しい。 

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