霧ヶ峰
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- GPS
- 04:46
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 387m
- 下り
- 391m
コースタイム
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 4:43
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2014年11月15日
その日、霧ヶ峰の天気予報は午前中は登山に適さないとなっていた。周辺の山々の天気は問題なく、霧ヶ峰だけが狙ったかのようにNGで、不思議だった。
中央高速を北上していくと、なるほど、南アルプスは良い天気なのに、八ヶ岳上空から霧ヶ峰方面に細い暗雲が連なっていた。
11時30分、車山肩の駐車場から登りはじめる。霧ヶ峰はいくつもの道があるので、時間が無くなれば同じ道を通らなくても帰ってくることができる。
車山山頂までそれほど時間はかからなかった。道は雨上がりのように湿っていて、しばらくすると粉雪が降ってきた。
山頂付近は広かった。
2km弱歩き、100mほどしか登っていないが、標高1925mからは雲が近くに見えた。八ヶ岳までの天井の低い部屋にいるかのようだった。
気象レーダー観測所の脇で昼食にした。ガスバーナーのガスが尽きかけたので火力が弱まった。それでもコーヒーは十分温かくなった。
白樺湖の上に、蓼科山が聳えていた。薄っすらと白くなり、気高く感じられた。
湖に向かって、車山乗越までどんどん降りた。
左手には薄や笹薮が広がり、道が筋になっている。少し白樺湖方面に進み過ぎたので、GPSを見ながら道を修正する。広大な枯野にポツンといるようで、登山とは趣がまるで違う。広々として気持ちがよい。
「山には登る山と遊ぶ山がある・・・後者は、歌でもうたいながら気ままに歩く、もちろん山だから登りはあるが、ただひとつの目標に固執しない。」という日本百名山の記述は、確かに当たっている。
車山乗越から蝶々深山へ登り、物見岩、奥霧小屋へ進む。真っ黒の泥が、ぬかるんで歩きにくい。北海道にでも来ているような錯覚になる。
小屋から沢渡までは広大な八島ヶ原湿原のススキがきれいだった。ただ、足元が舗装道路に変わったのは驚いた。
沢渡から車山肩の駐車場へ150mほど登り返し、レストラン「チャップリン」に到着。西日が大きな窓から射し込んでまぶしかった。蕎麦を食べたが、あっという間になくなってしまった。
山らしい山ではないが、百名山ともなれば、バッチも売られていた。
帰りは、白樺湖の「すずらんの湯」に入り、小諸から上信越道を利用した。途中、横手で釜飯を食べた。
ただひとつの目標に固執しない。そんな山旅になった。
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