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Yamareco

記録ID: 5580985
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
蔵王・面白山・船形山

翁山

2023年06月05日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:09
距離
17.8km
登り
1,023m
下り
1,031m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:08
休憩
0:51
合計
6:59
距離 17.8km 登り 1,033m 下り 1,031m
9:03
214
スタート地点
12:37
13:28
154
16:02
ゴール地点
ヤマレコでコースの自動作成がないので、手動で作成しました。
天候 快晴だが風強め
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鍋越沼近くの外川林道は立ち入り禁止ロープが張ってあり車での進入は不可。林道入り口前のスペースは道路にすぐ面しているので駐車を控え、200m上側(山形側)にある広場に駐車。
コース状況/
危険箇所等
全体的に下草と上からの枝が多く、登山道が分かりにくい所も多い。危険箇所はないが、樹木が伸びて登山道に被さっており、気をつけないと谷側に落ちそうになる所もあった。
その他周辺情報 登山後は色麻町にある「かっぱの湯」を利用。3時間券で500円(貸しタオル付)と格安。
外川林道入り口。ロープが張ってあり、車の乗り入れはできません。
2023年06月05日 09:03撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 9:03
外川林道入り口。ロープが張ってあり、車の乗り入れはできません。
林道歩きが30分ほど続きます。
2023年06月05日 09:19撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 9:19
林道歩きが30分ほど続きます。
途中にある商人(あきんど)沼。綺麗そうですが、アプローチの道が分からず、先を急ぐため遠景のみでパスしました。
2023年06月05日 09:30撮影 by  iPhone 11, Apple
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6/5 9:30
途中にある商人(あきんど)沼。綺麗そうですが、アプローチの道が分からず、先を急ぐため遠景のみでパスしました。
ここから左側が登山道。地図を見ていないと通り過ぎしてしまいそうなところです。看板は送電線の鉄塔の案内で、登山口の案内ではありません。
2023年06月05日 09:39撮影 by  iPhone 11, Apple
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6/5 9:39
ここから左側が登山道。地図を見ていないと通り過ぎしてしまいそうなところです。看板は送電線の鉄塔の案内で、登山口の案内ではありません。
登山口から降りていくとすぐ徒渉です。この日は水深10cmないくらいで、登山靴で普通に渡れました。
2023年06月05日 09:42撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 9:42
登山口から降りていくとすぐ徒渉です。この日は水深10cmないくらいで、登山靴で普通に渡れました。
しばらく進むと奥羽基幹線の鉄塔が現れます。
2023年06月05日 09:50撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 9:50
しばらく進むと奥羽基幹線の鉄塔が現れます。
漠然と山桜かと思って見ていたピンクの花。家に帰って調べたら「タニウツギ(谷空木)」でした。
2023年06月05日 10:01撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 10:01
漠然と山桜かと思って見ていたピンクの花。家に帰って調べたら「タニウツギ(谷空木)」でした。
見事な花束があちこちにありました!
2023年06月05日 10:02撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 10:02
見事な花束があちこちにありました!
これはおなじみの「アカモノ」です
2023年06月05日 10:04撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 10:04
これはおなじみの「アカモノ」です
前半は、このような整備された気持ちの良い林の中の道が多いです。帽子がいらないくらい。
2023年06月05日 10:14撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 10:14
前半は、このような整備された気持ちの良い林の中の道が多いです。帽子がいらないくらい。
後ろを振り返ります。
2023年06月05日 10:30撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 10:30
後ろを振り返ります。
道筋にある最後の鉄塔。ここから右に折れて翁山方面に向かいます。遠くに月山が見えます。
2023年06月05日 10:34撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 10:34
道筋にある最後の鉄塔。ここから右に折れて翁山方面に向かいます。遠くに月山が見えます。
これがこの鉄塔の脇にある、翁山への登り口。看板も何もありません。そもそも、これが正規の道なのかも怪しいほど。GPSが無ければこの方向に進もうとはまず思わないでしょう。ここは何とか改善して欲しいところです。
2023年06月05日 10:35撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 10:35
これがこの鉄塔の脇にある、翁山への登り口。看板も何もありません。そもそも、これが正規の道なのかも怪しいほど。GPSが無ければこの方向に進もうとはまず思わないでしょう。ここは何とか改善して欲しいところです。
本当にこれが登山道・・?と思うような藪が続きます。
2023年06月05日 10:39撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 10:39
本当にこれが登山道・・?と思うような藪が続きます。
見事なヤマツツジの群落。
2023年06月05日 10:43撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 10:43
見事なヤマツツジの群落。
おお、あれが頂上か・・!と思いますが、手前の吹越山です。
2023年06月05日 10:54撮影 by  iPhone 11, Apple
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6/5 10:54
おお、あれが頂上か・・!と思いますが、手前の吹越山です。
登山中は名前が分かりませんでしたが、かえってから調べたら「ウラジロヨウラク」と分かりました。たくさん咲いていました。
2023年06月05日 10:56撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 10:56
登山中は名前が分かりませんでしたが、かえってから調べたら「ウラジロヨウラク」と分かりました。たくさん咲いていました。
吹越山が近づいて来ました!
2023年06月05日 10:57撮影 by  iPhone 11, Apple
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6/5 10:57
吹越山が近づいて来ました!
相変わらず綺麗なヤマツツジ。
2023年06月05日 11:01撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 11:01
相変わらず綺麗なヤマツツジ。
吹越山の手前で一箇所だけ、雪渓が残っていました。といっても、普通登山靴で余裕で突破できます。
2023年06月05日 11:07撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 11:07
吹越山の手前で一箇所だけ、雪渓が残っていました。といっても、普通登山靴で余裕で突破できます。
段々と、登山道の下草がすごくなってきました
2023年06月05日 11:13撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 11:13
段々と、登山道の下草がすごくなってきました
尾花沢方面がきれいに見えました!
2023年06月05日 11:15撮影 by  iPhone 11, Apple
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6/5 11:15
尾花沢方面がきれいに見えました!
登山道は吹越山のピーク(正面)には付いておらず、巻いていく感じになっています。
2023年06月05日 11:17撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 11:17
登山道は吹越山のピーク(正面)には付いておらず、巻いていく感じになっています。
景色が素晴らしくなってきました。
2023年06月05日 11:21撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 11:21
景色が素晴らしくなってきました。
分県ガイドで採用されていたのと似た画角の稜線。
2023年06月05日 11:42撮影 by  iPhone 11, Apple
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分県ガイドで採用されていたのと似た画角の稜線。
ハリマ小屋との分岐点です。右方向が翁山。
2023年06月05日 11:50撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 11:50
ハリマ小屋との分岐点です。右方向が翁山。
今回は本当に天気が最高でした!
2023年06月05日 12:12撮影 by  iPhone 11, Apple
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6/5 12:12
今回は本当に天気が最高でした!
おお、ついに翁山が・・!
2023年06月05日 12:13撮影 by  iPhone 11, Apple
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6/5 12:13
おお、ついに翁山が・・!
無事登頂!
2023年06月05日 12:38撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 12:38
無事登頂!
ああ絶景かな。北泉ヶ岳も見えます。
2023年06月05日 13:13撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 13:13
ああ絶景かな。北泉ヶ岳も見えます。
山頂は360度の眺望です。看板に偽りなし。
2023年06月05日 13:16撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 13:16
山頂は360度の眺望です。看板に偽りなし。
右手に月山、正面が葉山(ハヤマ)、正面奥が飯豊山。
2023年06月05日 13:17撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 13:17
右手に月山、正面が葉山(ハヤマ)、正面奥が飯豊山。
昇ってきた稜線。
2023年06月05日 13:18撮影 by  iPhone 11, Apple
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6/5 13:18
昇ってきた稜線。
山頂は6畳間くらいの広さです。遮る物が何も無いので風は非常に強いです。端の一段下がっているところで風をよけて昼食を取りました。
2023年06月05日 13:18撮影 by  iPhone 11, Apple
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6/5 13:18
山頂は6畳間くらいの広さです。遮る物が何も無いので風は非常に強いです。端の一段下がっているところで風をよけて昼食を取りました。
下山開始。気持ちの良い稜線歩き。
2023年06月05日 13:43撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 13:43
下山開始。気持ちの良い稜線歩き。
下草が刈られていないので、このようなところが随所にあります。
2023年06月05日 13:45撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 13:45
下草が刈られていないので、このようなところが随所にあります。
尾花沢市街地を見下ろしながらの快適な下山。
2023年06月05日 13:45撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 13:45
尾花沢市街地を見下ろしながらの快適な下山。
翁山から一旦コルになっているところを降りて、また昇ると吹越山です。
2023年06月05日 13:54撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 13:54
翁山から一旦コルになっているところを降りて、また昇ると吹越山です。
下りは2時間半ほどで降りて来れます。外川の徒渉。
2023年06月05日 15:22撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 15:22
下りは2時間半ほどで降りて来れます。外川の徒渉。
この日は水量は少なめでした。多ければ裸足で渡る覚悟もしていたのでホッとしました。
2023年06月05日 15:24撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 15:24
この日は水量は少なめでした。多ければ裸足で渡る覚悟もしていたのでホッとしました。
林道入り口の立ち入り禁止ロープが見えてきました。
2023年06月05日 16:01撮影 by  iPhone 11, Apple
6/5 16:01
林道入り口の立ち入り禁止ロープが見えてきました。
正直、このロープが無ければ、林道自体は車で行けないこともないと思いましたが、安全第一。
2023年06月05日 16:01撮影 by  iPhone 11, Apple
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6/5 16:01
正直、このロープが無ければ、林道自体は車で行けないこともないと思いましたが、安全第一。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック ツェルト

感想

分県ガイドの宮城県版に乗っていた、外川林道入り口からの往復ロングコースを登ってみよう、と決めて出発。林道の入り口を見落としてしまい、少しウロウロして予定の30分遅れで登山開始。

最初の林道がかなり長いです。35分くらいかかりました。いざ、登山道に入ると前半は快適な道で順調に進みます。低い頃からお花がかなり咲いていて、「ようこそ!」と出迎えてくれているような喜びがありました。鉄塔がある方向に進んでいきます。7〜8本目で、翁山への急登の入り口にたどり付きます。

問題はこの入り口。写真を見てもらうと分かりますが、どう見ても「これが入り口!?」と思うような藪の中に登山道が続いてきます。踏み跡も判別困難な所もあり、下草も半端ない。さらに、ちょうど頭の位置に枝が張りだしているところが多く、常に中腰の姿勢を強いられます。このため、腰こそ痛めなかったものの、足の付け根が少しずつ痛んできました(シーズン最初の登山でなまっているというのもあるでしょうが・・)

コース上に危険なところは特にありませんが、前述のように樹木が登山道にかぶさるように伸びているので、30cmくらいしか幅がなく、踏み外してしまいそうなところが何カ所かありました。注意して下さい。吹越山から翁山への途中に、無名ピークが1箇所あります。あれが翁山かと思って登ると、その奥にまだ続いていた、ということになります(笑)。

翁山の山頂の景色は素晴らしいです。分県ガイドの「360度の眺め」は本当です。天気が良ければ、鳥海山、月山、飯豊山、船形山、北泉ヶ岳など、近隣の山々が大パノラマで見ることができるでしょう。頂上はそれほど広くないので、週末などは混雑するかもしれません。

ただこの山、登っていて1名しか出会いませんでした。下草の伸び具合からして、今シーズンはまだ殆ど、登っている人はいないのかも知れません。とにかく、足元に容赦なく枝や草が当たりますので、長ズボンかゲイターは必須だと思います。また、顔の部分も枝が張りだしているので、つばの広い帽子をかぶった方が良いと思います。

トレッキングポールは所々急登の所で役立ちましたが、下草がすごいので突くところが見つけにくいです。ただ、上からの枝をポールでよけるのには役に立ちました。

宮城県の分県ガイドのコースにある通り、往復18kmにもなります。ただ、累積標高差は1000mほどで、ガイドの1200mはありません。いずれにしても、休憩を考慮すると最低でも7時間はかかる長丁場です。今回は台風の後で強い風が吹いていて助かりましたが、樹林帯が大半なので、暑い時期は大変かもしれません。

その分、景色は素晴らしいのです。標高1000mちょっとでこれだけいい景色を見ることができるのは、この山の大きな魅力です。

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