白山の前衛峰・三方崩山へ

2023年06月10日(土) [日帰り]

• GPS: 06:58
• 距離: 12.2km
• 登り: 1,522m
• 下り: 1,510m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:45
• 休憩: 1:11
• 合計: 6:56

距離 12.2km 登り 1,522m 下り 1,523m

7:11 道の駅飛騨白山
7:15 三方崩山登山ポスト
7:33 7:44 三方崩山登山口
8:21 8:22 「頂上まで3.8km」標柱
8:50 「頂上まで2.8km」標柱
10:27 10:28 「頂上まで0.8km」標柱
10:57 11:53 三方崩山
12:22 「頂上まで0.8km」標柱
13:14 「頂上まで2.8km」標柱
13:26 「頂上まで3.8km」標柱
13:52 13:54 三方崩山登山口
14:05 三方崩山登山ポスト
14:07 道の駅飛騨白山

天候

⛅

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・道の駅 飛騨白山に駐車。のんびりした道の駅。温泉が併設されているのが有難い。
・行こうと思えば実際の登山口まで車を入れることは可能ではある。前半3分の1は普通の未舗装林道だが、中盤は凸凹な砂利道をそのままコンクリートで固めたかのような状態。尖った石が多く、荒れている。後半3分の1くらいはアスファルト舗装されている。悪路っぷりは人形山の林道といい勝負だ。

コース状況／危険箇所等

�［啼蚕�点〜尾根・・・ブナ林の中をひたすらつづら折りの道を登る。倒木あり
��尾根〜森林限界・・・尾根に乗り上げると、またもひたすら直登の道を登る。同じような景色が続く。
��森林限界〜山頂・・・漸く視界が開け、スリルがあるが楽しい稜線歩きとなる。小さなアップダウンを繰り返して山頂へ。途中、切れ落ちた崖や、崩落して足場の悪い箇所あり。

その他周辺情報

大白川温泉 しらみずの湯・・・道の駅のすぐ横にあるのが嬉しい。源泉かけ流し。
https://www.hidahakusan.jp/spa/

写真

6/10 7:08

ここからスタート。道路山側を進み、すぐに林道に右折する

6/10 7:12

この先も車で行けるようだが、ダート道。人形山林道なみに荒れている。尖った石が多く、あまり車を入れたくない道

6/10 7:13

突き当りに登山ポストあり。左の林道に進む

6/10 7:34

最後らへんは綺麗に舗装されていた。駐車スペースあり。奥に水場のトンネルあり

6/10 7:35

トンネル内

6/10 7:36

登山口。ピンテが左右に付いており、両方に踏み跡もあるのでいきなりウロウロ迷う。左はヤブに阻まれ行けず

6/10 7:37

右はごっついクモの巣が張った沢だったが、こちらが正解。ほんのちょっとだけ遡上

6/10 7:44

ヤブに覆われた登山道を見付けた。ヤブを薙ぎ払いつつ進んだ

6/10 7:54

暫く行くと、何事もなかったかのように普通の登山道になる。ここからはひたすらつづら折りの道を登る

6/10 8:08

ここのブナ林は巨木が多く美しい

6/10 8:16

とおせんぼ。何とかくぐる

6/10 8:20

結構疲れたけど、まだ3.8キロもあるのか・・・

6/10 8:29

ブナの美林✨　ハルゼミやエゾハルゼミの大合唱

6/10 8:42

マイヅルソウ。たっくさん咲いていた。他に、ユキザサなども

6/10 8:55

疲れた体にお助けトラロープ（でも、ご厄介になるほど急登ではなかった）

6/10 9:24

つづら折りが終わったら、ひたすら直登。

6/10 9:29

稜線に乗り上げ、山頂が見えた！

6/10 9:29

際どい所を登山道が通ってますな

6/10 9:42

振り返ると、真下と言っていいほどの位置に庄川と平瀬の町が見えた。急登だったもんな

6/10 9:46

あ〜ガッスガス。晴れ予報だったのにな

6/10 9:52

でも、ガスの中のダケカンバは美しい

6/10 10:02

ハクサンチドリもあった

6/10 10:04

オオバキスミレ

6/10 10:14

ムラサキヤシオ

6/10 10:24

コブヤハズカミキリ

6/10 10:23

クサリ地帯現る

6/10 10:25

よっこらせ

6/10 10:28

やっと、あと0.8キロ。ガスの中のあれは偽だろうな

6/10 10:30

偽を登り詰めたと思ったら、

6/10 10:34

また第2の偽ピークが

6/10 10:34

ザレているので下りは注意

6/10 10:41

やっと捉えた！

6/10 10:41

おおっ！　晴れてきた！

6/10 10:44

大崩壊地

6/10 10:44

ギリギリの所を登山道が通る。慎重に

6/10 10:56

振り返ったら、帰雲山（かえりくもやま）の山体崩壊跡が見えた。崩壊した土砂によりふもとの帰雲城が一夜にして消滅。それから400年経ってもまだ城跡すら見つかっていないらしい

6/10 10:57

山頂到着！　誰もおらん。一山丸ごと貸切り。ここは晴れているのに北アルプスは雲の中・・・😂

6/10 11:21

お昼はカップ麺、サラミの他に無印のさつまいもバウム。高カロリーなので登山にもってこいだ

6/10 11:31

山頂から見えたのは人形三山くらい。白山は樹木が邪魔でチラチラとしか見えなかった（間近に見えると思っていたのに・・・）

6/10 11:32

南には御母衣ダム湖。御嶽山はもちろん見えず

6/10 11:33

歩いて来た道。カールじゃないんだろうけど、如何にもカールっぽい地形

6/10 11:46

セルフで記念撮影。今日は白山登頂Tシャツ

6/10 12:02

では下山開始。登りでは見えなかった別山。白山は奥三方岳の陰で見えず

6/10 12:02

別山アップ。近いうちに市ノ瀬起点で別山〜三ノ峰を周回してみたい

6/10 12:04

北側の山々。奥・笈ヶ岳、大笠山、見越山、大門山。手前・念仏尾根の妙法山、野谷荘司山

6/10 12:05

全体像。正面奥に猿ヶ山、袴腰山。右は大滝山と人形三山。その下は鳩ヶ谷貯水池。手前のピークは無名？（1897m峰。シッタカ谷山？）

6/10 12:06

怖〜💦　ここに限らず、登山中は何度も落石の音を聞いた。絶賛崩壊中

6/10 12:09

イワカガミ

6/10 12:13

登り返し。細尾根は登る時と同じくらい時間を要した

6/10 12:17

転ばないように慎重に

6/10 12:19

クリアナアキゾウムシ

6/10 12:29

ムラサキヤシオ

6/10 12:31

山頂はこれで見納め

6/10 12:32

だいぶん足元も良くなったので、速度を上げて一気に下る

6/10 12:32

平瀬の街並み

6/10 12:34

登りでは気付かなかった岩谷三角点

6/10 12:40

登山道が崩壊していた場所。ザレた斜面に注意し、ヤブは突っ切るしかない

6/10 13:11

これまた下りでやっと気づいた泉三角点

6/10 13:15

ここまで来たら気持ち良く小走り

6/10 13:46

登山口近くのヤブに突っ込み、

6/10 13:54

林道へ。ゆるゆる走る

6/10 14:09

下山かんりょ〜

6/10 15:17

道の駅に温泉があるので、メチャクチャ便利！

6/10 15:10

風呂上がりは、ちょっと傾いたチョコソフトで〆

撮影機器：

ILCE-6300 SONY

SH-RM15 SHARP

装備

備考

🥤スポーツドリンク：500mlPET×2+250ml（計1.25ℓ）持参→0.8ℓ消費
💧お湯：0.5ℓ持参→0.5ℓ消費

感想

でぶねこ山

白山山頂から北アルプス方面を眺めた時、眼下に白い地肌が剥き出しになった魁偉な山があった。
地図で見たら三方崩山（実際は奥三方岳の山肌かな？）だった。どうやら登山道があるらしいがスリルのある山との事。機会を窺って漸く登山する日を迎えた。

林道歩きは問題ないが、登山口でいきなり迷った。ピンテが左右に付いているが、どちらも登山道っぽいものが見当たらない。左手は灌木のヤブに阻まれ、右手はクモの巣の張った沢だ。どっちが行けそうかと言われれば沢の方なので、クモの巣を払い、靴を濡らさないように少し遡上してみたら、草ヤブの中に薄っすらと踏み跡が。やっと見つけた！ヤブを薙ぎ払いつつ暫く行ったら、ごく普通の綺麗に整備された登山道となった。なんか間違っていたのだろうか・・・？

ひたすら急登との情報なので覚悟して行ったが、前半の樹林帯の道はつづら折りか直登かで景色も変わり映えしないので忍耐の山登りだった。

視界が開けた後は、ちょっと怖いが楽しい細尾根歩き。ダイナミックな景色を見つつアップダウンを繰り返したが樹林帯の中ほど疲れは感じない。晴れ予報だったのにガッスガスになったのが残念ではあったが。
今日は朝の林道歩きから大臀筋が重く、このままだと足が上がらなくなるのではと危惧していたが、いつもより多めに補給して歩いていたら何とかなった。

白山が目前に見えると思っていたのに山頂からの眺望は残念だったが、もし遮るものなく見たいなら残雪期に奥三方岳まで登るしかない。今のところちょっと一人で行く気はないが😅

やはりこの山、絶賛崩壊中のようで、山頂部にいた時に数回大小の落石の音を聞いた。登山道を歩いている限り、上から石が降って来ることはないと思うが、ちょっとドキッとする。

今日の登山者は私一人だけだったようで、誰ともすれ違わなかった。登り甲斐がある山なのに独り占めだった。