山上ヶ岳（清浄大橋から往復＋表裏行場）

2023年06月10日(土) [日帰り]

• GPS: 06:33
• 距離: 10.7km
• 登り: 979m
• 下り: 984m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:34
• 休憩: 1:57
• 合計: 6:31

距離 10.7km 登り 979m 下り 984m

11:15 大峯大橋
11:23 一ノ世茶屋跡
11:45 11:46 一本松茶屋
12:13 お助け水
12:31 洞辻茶屋
12:40 13:29 陀羅尼助茶屋
13:32 松清店
14:09 鐘掛岩
14:24 14:40 西の覗岩
15:28 16:05 山上ヶ岳
16:09 16:17 日本岩
16:26 16:27 西の覗岩
16:34 鐘掛岩
16:39 16:40 松清店
16:46 洞辻茶屋
16:57 16:58 お助け水
17:14 17:15 一本松茶屋
17:31 17:32 一ノ世茶屋跡
17:39 17:40 大峯大橋
17:46 ゴール地点

陀羅尼助茶屋で、お昼休憩＋（講を率いて登ってくる）先達待ち
西の覗岩〜山上ヶ岳は裏行場経由

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

清浄大橋手前に駐車場あり（有料）

コース状況／危険箇所等

岩場があり濡れていたので、街シューズの方で滑って転んでいる方もいました。

【表裏行場】
危険なので、必ず山先達（案内の方）を頼んで案内してもらう。
（自分たちは洞川の旅館で依頼、表行場手前（陀羅尼助茶屋）から講の方たちに同行させてもらいました。日帰りの場合は宿坊に依頼するみたい）
龍泉寺宿坊まで同行し、裏行場は、宿坊で先達交代。

大峰山寺は16:00閉門

その他周辺情報

洞川温泉
昔からの雰囲気を残していて良い街です。

写真

6/10 11:14

女人結界門

6/10 11:17

6/10 12:09

お助け水

6/10 12:18

6/10 12:28

洞辻茶屋に到着

6/10 12:29

洞辻茶屋から振り返って
右、吉野方面 ／ 左、清浄大橋

6/10 12:29

洞辻茶屋

6/10 12:29

6/10 12:29

快適な尾根道

6/10 12:35

今日は曇りですが眺め良好

6/10 12:37

陀羅尼助茶屋手前
三十三度参拝等の記念碑が立ち並ぶ

6/10 12:38

陀羅尼助茶屋

6/10 13:09

陀羅尼助茶屋

6/10 13:30

左、行者道
右、下山道（こっちからも登れるが階段地獄です）

6/10 13:34

6/10 13:35

サラサドウダン

6/10 13:35

サラサドウダン

6/10 13:43

小鐘掛

6/10 13:47

鐘掛岩へはここから

6/10 13:49

6/10 13:58

鐘掛岩

6/10 14:01

鎖があるので安心ですが、足を間違うと大変
先達さんの指示に従います

6/10 14:01

6/10 14:02

6/10 14:03

鐘掛岩上からの眺め

6/10 14:03

鐘掛岩の上から

6/10 14:03

6/10 14:05

皆で歌詠みをします。
【鐘掛けと 問ふて訪ねて 来てみれば
　九穴の蔵王 下にこそ見れ】

6/10 14:10

歌詠み
【お亀石　踏むなたたくな　杖つくな
　よけて通れよ　旅の新客】

6/10 14:10

お亀石
真ん中、囲いの中

6/10 14:15

奥に宿坊群

6/10 14:20

西の覗に到着
行が終わったら歌詠み
【ありがたや 西の覗きに 懺悔して
　弥陀の浄土に 入るぞうれしき】

6/10 14:27

西の覗

6/10 14:29

西の覗からの眺め

6/10 14:29

西の覗からの眺め

6/10 14:53

宿坊群から裏行場へ

6/10 14:56

不動の登り岩

6/10 14:57

不動の登り岩

6/10 14:59

胎内くぐり
中は狭いです。体格の良い方は通れないかも。

6/10 15:00

胎内くぐり出口
生まれ変わりました(^^)

6/10 15:08

奥が東の覗（今はやっていない）

6/10 15:11

蟻の戸渡り

6/10 15:12

蟻の戸渡り

6/10 15:17

平等石

6/10 15:19

平等石

6/10 15:21

平等石からの眺め

6/10 15:21

平等石、上から
先達さんが手足の指示をくれます

6/10 15:21

平等石、上から
修行なので行かなくても良いところを行くわけです(^^)

6/10 15:24

歌詠み
【平等石 廻りて見れば 阿古滝の
　捨つる命も 不動倶利伽羅】

6/10 15:26

本堂裏に到着

6/10 15:27

6/10 15:46

大峰山寺本堂

6/10 15:47

大峰山寺本堂

6/10 16:01

湧出岩
蔵王権現が現れた岩

6/10 16:04

6/10 16:08

日本岩からの眺め

6/10 16:09

日本岩からの眺め

6/10 16:27

西の覗の遠景
右上の角から身を乗り出していたわけです(^^)

6/10 17:42

山上ヶ岳遠景

撮影機器：

DSC-HX5V SONY

感想

terumura

久しぶりに、表行場と裏行場の両方の行場を体験することができました。
旅館で行場の先達さんを依頼。
曇り空だったので、途中で雨に降られないように願いながら出発。

【表行場】
1．油こぼし〜鐘掛け岩
・油こぼし
　階段の連続。
　足がパンパンになります。
・小鐘掛
　岩場です。先達さんが先に見本を見せてくれます。
　鎖は無くても上がれますが、素直に先達さんに従います。
・鐘掛岩
　先達さんが先頭で手足の位置を教えてくれるので、それに倣って断崖を登ります。
　最後は鎖をつかんで体を上げる。
　今回は、皆さんスムーズに上がりましたが、
　昔、途中で上にも下にも動けなくなった人とかいたのを思い出しました。

2．西の覗
　岩場に腹ばいになって、上半身を岩場から投げ出します。
　両肩にロープをかけて、両手は合掌。
　ロープの端と片足ずつを、先達さんとあと2人が持ってくれます。
　先達さんから「親孝行するかぁ」とか聞かれて、「はいっ！」と返事すると、
　前に突き出してくれます(゜○゜)　こういうやり取りを楽しみます(^^)
　岩場の上に腹ばいになって上下するので、服が破けます(^^;
　（高所での恐怖に耐える行ではなく）人を信じる行だそうです。ナルホド。
　絵葉書とかでは、修験者がほぼ真っ逆さまに吊り下げられていますが、
　そこまではされません(^^)

【裏行場】
龍泉寺宿坊で、表行場の先達さんから裏行場の先達さんに交代。
大きなリュックを背負っては行けない（危ない、通れない）とのことで、宿坊に預かってもらって出発。

危険な岩場が連続し、表行場とは違った神秘的な雰囲気もあって、気が引き締まります。
最後は、大峰山寺の裏手に到着します。

＜ちょっと真面目に＞
行場では、先達さんに、手足の位置を一人一人案内してもらって進みます。
特に裏行場は、危険な岩場が続き、ルートも入り組んでいるので、
先達さんがいなかったら、迷い、滑落といった事故になりかねません。
（こういう場なので、案内板もないです。）
過去には事故もあったようで、入り口にはロープが張られていました。昔からの講の信仰とかで成り立っている山なので、勝手に挑戦して事故すると迷惑かかるので、自己責任でも安易にやってはいけないのかな、と思いました。

【大峰山寺本堂】
講の方の般若心経が響き渡ります。

【湧出岩】
役小角によって蔵王権現が現れた聖地です。本堂からすぐです。
三角点があります。

【日本岩】
隣の稲村ヶ岳、ふもとの洞川の街、吉野方面への尾根筋など、良い眺めです。

たまには心を洗う体験も良いですね（^^）