焼津アルプス周回(高草山〜満観鋒〜花沢山) 冬富士を愛でる
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 983m
- 下り
- 964m
コースタイム
天候 | 快晴 寒く満観鋒で4度 後半は風も出てきた体を凍てつかせる |
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過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険のところはなし、花沢山に向かう道が多少急であるが、山を歩いておればこれくらいの急登はよくある。 |
その他周辺情報 | サンライフ焼津 焼津黒潮温泉 510円 ナトリウム・カルシウム・塩化物泉 pH8.1 弱アルカリ性 この温泉水は焼津市内の各地の温泉宿や立ち寄り温泉に引かれており、泉量は多いと思われる。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
靴
ザック
行動食
飲料
コンパス
ヘッドランプ
筆記用具
タオル
ストック
カメラ
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感想
満観鋒、名前がいいですね。晴れた冬の日に来てみたいと前から思っていました。本日は寒気が来て関東平野でも雪という予報が出ていた。丹沢はもちろん奥多摩もどうだろうか、それでは、南に行くしかないなと思い、神奈川よりもちょっぴり南にある静岡の山にしたのである。
金曜日の夜、仕事が終わってから車を出す、どうやら高速に乗る必要はなさそうである。下道を通って道の駅「宇津ノ谷峠」で仮眠、朝から焼津に向かう。
当初は焼津駅前に車を置き、バスで登山口に向かおうと思っていたのであるが、高草山バス停に向かうバスの始発が8:50と遅い。そこで、ヤマレコで花沢の里駐車場の存在を知り、急きょそこに停めて焼津アルプスを目指したのである。
どうせ行くなら高草山・満観鋒・花沢山3つに行きたい。ヤマレコを見ていても高草山のみ、満観鋒のみ、2つの山、というレポートが多いと感じた。またいつここに来ようと思うかわからない、それであるならば3つ全部行ってみたいと思うのである。(ああ、何という欲張りなのだろうか・・・)
花沢の里駐車場にあったイラスト地図で見てみるとこんな様子であった。
花沢の里⇔鞍掛峠 60分
鞍掛峠⇔高草山 60分
鞍掛峠⇔満観鋒 30分
満観鋒⇔日本坂峠 60分
日本坂峠⇔花沢山 40分
日本坂峠⇔花沢の里 60分
となると、今日通ったコースは、
花沢の里→(60分)→鞍掛峠
鞍掛峠→(60分)→高草山→(60分)→鞍掛峠
鞍掛峠→(30分)→満観鋒→(60分)→日本坂峠
日本坂峠→(40分)→花沢山→(40分)→日本坂峠
日本坂峠→(60分)→花沢の里
となるわけで、合計6時間50分となる。
しかし、登りと下りが同じ時間ということもないと思い、登りはこの時間、下りは少し短縮できると考えていた。
まずは、花沢の里を登る。ここは江戸時代からの家屋を残す地域であるが、保存地域になるのが遅かったために、結構最近風のログハウス上の家なども目立ってきている。意外と統一感がないのだ。あとで、焼津市歴史民俗資料館でここのことについて学芸員さんと話をしたが、それまでは「昔っぽい家がいくつかあるなあ」と思ったが、そこまで価値があることはわからなかった。
また、水車小屋があるが、学芸員さんによると、後世になって作られたものらしく、江戸時代に使われていたものでもないし、実際に使えるものではないのだという。そういうところも不可解であった。
花沢の里を過ぎるとトレイルに入る。ここから鞍掛峠まで、花沢山と高草山山頂付近は急登りだが、それ以外は非常に歩きやすい。そして、やはり今日を選んでよかった。とにかく景色がいいのである。
焼津の街並み、山にかかった朝日、そして高草山頂上直下からの富士山、満観鋒まで行くと、それに加えて安倍奥の山々、伊豆天城方面、愛鷹山、西のほうに見える山々、安倍川河口、日本平、静岡の街並み、360度すべて見えるのである。富士山は強風が吹いているようでしきりに雪が吹き飛ばされている。富士山を見るなら冬はいい・・・。
ここでおにぎりなどを食べようと思ったが、風が強く断念した。近くではクッカーを使って調理している人もいたが風が曲者で、苦労しているように見えた。私のほうが先に山頂を辞したためその方の食事がどうなったかは私はわからないが・・・。
満観鋒山頂にある地図には、花沢山方面に向かう道を「急、上級者向け」と書かれているがひるむわけにはいかない、何とか花沢山にたどり着くのだ。と、意を決し満観峰を下っていく。確かに急だ、しかし、ここを登らなくてもよいのはよかった。下りのほうが楽である。そして登りっかえしもなく日本坂峠に到着する、ここで大福を食べスポーツドリンクを飲み一息つく、これから満観峰に向かうという地元のトレランの方から、花沢山から大崩のほうが面白いという話を聞いたが、残念ながら大崩方面は通行止めであることももう知っているので丁重に辞退する。
ここから、あの聳え立つ花沢山をピストンするのだ。
確かに急だ、しかし今年いろいろ登っている中でもっと急なところはいくらでもあった。まず岩や木をつかむこともないし、10歩ごと立ち止まることもない。なぜか、頭の中では「妖怪体操第一」が流れ出してきている、その次は「ヨイトマケの歌」「俺様のためならエンヤコラ〜」などと脳内音楽が流れて、何気なく登っていく・・・。本当に自分の足も強くなったなあと思う。
花沢山ではおにぎりを食べ、先に休んでいた4人組と話をする。3人組さんはこれから満観峰に向かうのだという。
さて、あとはくだりである。半ばトレランのように一気に下っていく。法華寺にお参りし花沢の里を抜けて、12時ちょい過ぎに車に到着する。
さ、温泉だ温泉だ・・・とスマホで調べる。
どうやら、焼津の温泉は一つの源泉から引いており、どこも同じ源泉らしい。それであるならば一番安いところにしようということで、510円で入れるところに決定した。
お湯はよい、保温がとてもよくまさに「熱の湯」である。1時間ほどつかって満足して出てきた。
さて、実は私は焼津に来るのは初めてである。焼津のことを知りたいと思い、温泉のスタッフに聞いてみると「おさかなセンター」を勧められる。まあ、それもよいが博物館が見たいというと、焼津漁業に関する博物館、歴史民俗資料館などが出てきた。最初漁業資料館に向かうと既に閉鎖しているようであったので、歴史民俗資料館を見てきた、第五福竜丸関連の資料(夢の島にある資料館と合わせてみるとさらに面白い)、特別展でやっていた花沢の里に関する展示、それを見ていると学芸員に話しかけられ30分ほど花沢について、焼津や静岡の山について話す。
その後、すぐ近くにある小泉八雲記念館を勧められ合わせて見てくる。
さて、地元に戻ろうか。と焼津からまた4時間ほど運転して(全部下道)帰宅し、今ヤマレコを書いているところである。
で、この山行を地図にトレースしたところ、何だろうなあ・・・。やじろべいに見えてきたなあ。それともクラゲ?イカ?
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